ロッホローモンドリザーブ

2025年1月31日

基本情報

容量：700ml

アルコール度数：40％

種別：ブレンデッド

産地：ハイランド

製造会社：ヒルハウス・キャピタルマネジメント社

実売価格：2000円前後

商品説明

独自のデザインの“ストレートネックスチル”及び伝統的な“スワンネックスチル”から造られる様々なタイプのモルトウイスキーと一般的な小麦を主原料とした軽やかなグレーンウイスキー、さらに麦芽100％のリッチなグレーンウイスキーをブレンドしています。自社製樽工場でリチャーを施したアメリカンホワイトオーク樽を使用。

今回はここ1年ぐらいでだいぶ注目されるようになってきた蒸留所、ロッホローモンドのリザーブを飲んでいきます。

上の公式説明によると主な原酒は

①モルト原酒（大麦麦芽をポットスチルで蒸留）

②グレーン原酒（小麦など穀物を連続式蒸留機で蒸留）

③グレーン原酒（大麦麦芽を連続式蒸留機orカフェスチルで蒸留）

ロッホといえば大麦麦芽をカフェスチルで蒸留したものを「シングルグレーン」として発売していたりします。③のグレーンはどちらなのでしょうか？

その他については日本の正規代理店である都光㈱さんが分かりやすい画像用意してくれているので貼っ付けますね笑。

シングルブレンデッドとは？⇩

そして今はローソンなどでも売ってるシグネチャーとの違いはこちら⇩

テイスティング

香り

ケミカルさ、りんご、オレンジマーマレード、穀物、醤油、カレー。

ロッホらしいケミカルさはしっかり。かつフレッシュな香りに醤油やカレーのスパイシーさがありますね。若干若さも感じますが全体的には良い出来。

ストレート

最初はやはりケミカルさともとれるトロピカルフルーツの甘さがやってきます。続いて麦芽や穀物の香ばしさ、少し苦味のあるオレンジ、少しのスパイシーさ。フィニッシュはビターで余韻も短めです。

2000円前後のブレンデッドながら全然ストレートで飲めます。安いものだともっとグレーンがメインで単調になりがち。この子はモルトの個性もしっかり感じられます。

トゥワイスアップ

（香）加水によってあまり香りの変化は無いですね。

（味）ストレートに比べスパイシーさがアップ。加水により飲みやすさは上がり、甘みや香ばしさは残るので、適度なスパイシーさがOKであればこっちの方がより万人にオススメできます。

ロック

（香）カスタードの甘い香りが広がります。

（味）あー飲み口は心地よいケミカルさと甘さ、香ばしさに加えてわずかにスモーキーさも見られシャープにブワッと口いっぱいに広がり良い！

と言いたいところなのですが、、冷やすことで少しアルコール感が目立っちゃいましたね。味はいいだけに惜しい！

ハイボール

（香）ほんのり甘じょっぱい煎餅のような香り

（味）まずロッホらしいケミカルさの後にクッキークリームのような甘さと香ばしさ。からの少しシェリー樽のニュアンスが見えるドライフルーツ。後半からほんの少し塩っけがするもののスッキリしてきて余韻もスーッと軽やかにフェードアウトしていきます。

これは…スルーっと喉に流れていく危ないやつ…しかも1000円台スコッチよりワンランク上のリッチな雰囲気がありますね…ロッホ特有のケミカルさが大丈夫であればかなりイイぞ…。

総合評価

ハイボール適正◎。そしてストレートやロックも全然飲めます。やはりロッホ、ポテンシャルというかコスパはいいですね。2000円以下であれば間違いなく買って損しない銘柄だと思いました。

強いて言うなら入手性に難アリかなと。最近シグネチャーはコンビニやドラッグストアなどでよく見るのですがリザーブは田舎だと全く売っていません。。。

それと旧ボトルが売ってることもあるのでラベルをよく見て新旧欲しいボトルを買ってみてください（⇩画像は旧）。

香り		価格以上の香り
ストレート		モルト原酒が感じられる
加水		スパイシーさ加わり全体的に飲みやすく
ロック		味はいい、味は
ハイボール		飲みやすくてワンランク上、つまりウマウマ
総合評価		デイリーハイボーラーとしてオススメしたいが、如何せんあまり売ってない。ネットで買いましょう。