オルトモア 12年

 

基本情報

容量:700ml

アルコール度数:46%

種別:シングルモルト

産地:スペイサイド

製造会社:バカルディ

実売価格:6500円前後

1杯(30ml)の価格:約280円

 

商品説明

オルトモア蒸留所は1897年、アレクサンダー・エドワードによって創業。後期ビクトリア朝のウイスキーブームの中、おそらく収税使から逃れるためにスぺイサイド地区、キース近郊の「フォギーモス=霧が深い湿地」に設立。オルトモア(Aultmore)とはゲール語で「大きな小川」を意味しています。

今回はデュワーズのキーモルトとして知られるオルトモアを飲んでいきます。

オルトモア蒸留所で蒸留された原酒(ニューメイク)はすべてスコットランド最大の都市、グラスゴーに運ばれて熟成されます。実はロイヤルブラックラやクライゲラキも同様に運ばれて熟成されます。

年間生産能力は320万リットルとアードベッグやボウモアより多いのですが、その殆どがデュワーズの原酒に回されます。そのため安定して買えるオフィシャル定番品はこの12年と18年の2種類のみとなってます。

 

テイスティング

香り

洋梨、青りんご、蜂蜜、麦芽、僅かにカラメル。

THEスペイサイドという定番の洋梨&青りんご。シンプルで面白みはないが安心する香り。奥にアルコール刺激が残ってるのが気になる。

 

ストレート

麦芽、洋梨、藁っぽさ、砕いたアーモンド。フィニッシュに蜂蜜、余韻は意外とさっぱりしてます。

香り同様にアルコールのピリピリ感が気になるかな。またストレートだとフルーティーさよりモルティさが主に感じられた。

 

トゥワイスアップ

(香)洋梨の奥でぶどうを拾えます。

(味)加水することで当然ながらアルコールのピリピリが抑えられ、更にカスタードの甘みが広がる。加えて洋梨、赤いりんご、卵ケーキ、ナッツなども。余韻も甘みが長く残る。

これは加水凄く良い♪トゥワイスアップでも味わいしっかり。

 

ロック

(香)ブルーベリー。いや人工的なブルーベリーガムかな。

(味)終始モルティさが支配する。氷入れたてはまだアルコール刺激は消えず、氷が少し溶けてくると飲み頃。ただしそこから更に氷が溶けると水っぽくなる。

単調なロックではあるがストレートよりは飲みやすいと思う。加水されてくると甘みが増してくる。刺激と上手く付き合いながら味わいの変化を楽しみたい。

 

ハイボール

(香)洋梨とレモン。

(味)クリーミーでモタッとした飲み口。蜂蜜、ぶどう、麦芽、煎餅、薄荷キャンディー、僅かに磯っぽさ。余韻もスッキリせず下に残る。氷が溶けて加水が進むと甘みが落ち着きフルーティーさがより際立つ。

この舌に纏わりつくようなクリーミーさは人を選ぶと思う。だけど食後に味わって飲むハイボールとしては僕は好きかな。

 

総合評価

香りはめっちゃスペイサイドだったのに味はフルーティーさはそこそこ、主にモルティさが先導してた気がします。

飲み方でおすすめは加水、トゥワイスアップですね。これが間違いないと思います。また少しシチュを選びますがハイボールも悪くない。

ストレートは6000円台のシングルモルトにしてはアルコール刺激が残ってるのが気になっかな。

総じてボトルデザインがいいので気になってる方は多いと思ういますが個人的には「手を出すのは定番のシングルモルトを一通り飲んでからでいいんじゃない?」と思いました。

 

香りド直球のTHEスペイサイドアロマ
ストレートもう少しマイルドさとフルーティーさが欲しい
加水本領発揮
ロック単調だが悪くはない
ハイボール舌に絡みつくッ…!!
総合評価悪くないけど有名どころ一周してから買えばいいと思うよ

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この記事を書いた人

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