シングルモルト 嘉之助

 

基本情報

容量:700ml

アルコール度数:48%

種別:シングルモルト

産地:鹿児島

製造会社:小正嘉之助蒸留所株式会社

実売価格:9900円前後

1杯(30ml)の価格:約430円

 

商品説明

焼酎造りの技術を生かしたKANOSUKEのフラッグシップシングルモルト・ジャパニーズウイスキー。3基のポットスチルで造り分けた原酒を、樽貯蔵焼酎「メローコヅル」で使用したアメリカン・ホワイトオークのリチャー樽をキーモルトに、複数樽をヴァッティング。焼酎リチャー樽により生み出された甘やかでスパイシーな「和」のニュアンスと、潮風によるほのかな塩味が特徴です。鹿児島の風土が生んだ円熟の甘さ広がるメローなウイスキーをお楽しみください。

今回は我が九州より嘉之助蒸留所の一番スタンダード、シングルモルト嘉之助を飲んでいきます。

私が初めて嘉之助を口にしたのは約1年ほど前の蒸留所見学でした。焼酎や日本酒のような「日本の甘さ」がとても面白く、その後酔った勢いでポチッたのがこちらのボトル。

ですので今回のボトルは購入から1年ほど経過しています。嘉之助のような比較的新しい蒸留所は都度中身をアップデートしていくことが多いのでその点ご了承くださいませ。

 

テイスティング

香り

青りんご、バナナ、オレンジ、バニラ、樽香、蜂蜜、ザラメ。

メロウでフルーティー。奥にアルコール臭が潜んでるが気になるほどではない。

 

ストレート

金柑飴、メープル、バニラ、モルティ、ウッディなスパイシーさ。極々僅かにスモーキーさが潜んでます。余韻にもモルティな甘み。NASの48%ながら飲みにくさはありません。

公式コメントにもある金柑飴の甘酸っぱい感じがガッツリ拾えます。若さ故か樽構成故か、なにはともあれ深みは無くシンプルな展開と味わい。味自体は悪くないが9900円の価格に対しては流石に単調過ぎるかなと。

 

加水

(香)すんごいミルクキャラメル。

(味)少量加水でカフェオレやキャラメルといった茶色系の甘さと柑橘、焚火系スモーキーさがが引き立ちました。少しトロピカルフルーツ。余韻にはキャラメリーゼナッツ。

トゥワイスアップまでいくと少し渋みが出てきちゃう。少量加水がベター。うん、加水はいいね。

 

ロック

(香)バナナパフェ。甘々な香りに。

(味)冷やすと樽感とバナナが目立ってきた。変わらずキャラメルの甘みや柑橘も健在。全体が引き締まって纏まりある味わいに。余韻に若干ウッディな渋みが出てくるが全然気にならない。

メロウなウッディさ大好きー!ロックうんまい!

 

ハイボール

(香)オレンジ。酸っぱい香り。

(味)モルティ、メープル、ウッディ、バナナ、微糖コーヒー。余韻にもトロっとした甘みが残ります。全体的に甘く、少しクリーミー。

これはデザートハイボールですね。ソーダでグビグビ飲むのは勇気がいる価格ですが、、、味自体はかなり良いです。

 

総合評価

流石人気の嘉之助、ポテンシャルの高さを感じました。特にロックはジャパニーズという付加価値抜きにしても美味しいと思いました。

ただジャパニーズのレビューでいつも言ってる気がしますが、やはりコスパは良くないなと。山崎みたいに7000円台で買えればオススメしますし私もリピートするかもしれませんが…。

クラフト蒸留所が安価な銘柄を出すのが難しいのは理解しています。しかしジャパニーズブームは沈静化、クラフト系蒸留所も飽和状態。今後も1万円以上払わないと買えないとなると「マニアが好きな蒸留所」で終わってしまう気がします。。。

ハーフボトルを半額で出すとか、HIOKI POTSTILやDDなどのミニボトルセットを安価に出すなど裾野を広げる商品展開が必要じゃないかな〜と。素人のくせに生意気にすみません!!

昔は即完していた限定ボトルも最近は普通に買えるようになってきた嘉之助。同じ九州として応援したい気持ちもあるので今後の動向、そして中身のアップデートに注目していきたいと思います。

 

香りメロウフルーティー
ストレート味単体は悪くない凡庸が
加水個性が立った
ロック突然本気出してきた
ハイボールコスパ無視するなら☆4ぐらい美味しい
総合評価美味しい。
だけど9900円であれば「超美味しい」は欲しいところ。
嘉之助である付加価値をどれだけ加味できるか次第で評価が変わる。

今回紹介したウイスキー↓
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この記事を書いた人

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