
基本情報
容量:700ml
アルコール度数:58%
種別:シングルモルト
産地:スペイサイド
製造会社:カンパリ社
希望小売価格:6050円前後
1杯(30ml)の価格:約260円
商品説明
2023年に台湾で限定発売をしたグレングラント アルボラリス カスクストレングスですが、この度デザインとアルコール度数を変え、日本と韓国のみで数量限定発売を致します。アルボラリス カスクストレングスは、蒸溜所の中にある美しい庭園の木々の間から差し込む光を思わせる、豊かなゴールデンカラーをしており、アルコール度数は加水を一切せず、原酒そのままの58%。オロロソシェリー樽とバーボン樽で熟成された原酒をバランス良くヴァッティングし、カスクストレングスならではの芳醇さと奥行きのある余韻を実現しました。グレングラントの特徴でもある、華やかでフルーティーな味わいがより際立つ1本となっております。
今回は超絶大人気の定番シングルモルトの限定品を飲んでいきます。
こちらの発売は昨年2025年9月1日。発売当初から品薄状態(完売)が続き、年末年始にまた少し店頭でちらほら販売があったようですが恐らくそちらも完売しているでしょう。依然としてフリマサイトでは8000円強と少しプレ値が付いています。。。
「2500円のアルボラリスの加水していないバージョンでしょ?それで定価6050円は割高!」と思う方もいるかと思います。しかし大抵ノーマルとカスクストレングス(以下CS)は方向性は同じでも使われている原酒が微妙に違う、ということの方が多いです。
今後また再販される可能性があるので、今回はコスパ含め通常のアルボラリス(以下無印)と飲み比べしながら確認していきます。
※ラベルの縁が水色になった新ラベルではなく従来のアルボラリスとの比較です。そもそも水色縁ラベルとこれで味が違うのか不明です。ご了承ください。

⇩現行レベル

テイスティング
香り
無印はバニラやアップルパイ、ウッディなスパイシーさ、若干の若さが鋭くブワッと香ってきます。
反してCSはゆっくりジワーッと複雑な香りが広がってゆく。オレンジ、蜂蜜、苺ジャム、バニラ、乳酸。
悪い言い方すると度数の割に香り立ちは大人しめ。ポジティブに捉えるなら上品。熟成感は僅かにCSが上だがこちらも若さは感じる。
ストレート
無印はフルーティーさや甘さもあるが樽感やスパイシーさが強い気がします。
対してCSは…うぉぉ!?すんげぇ!!度数18.5%の差とは思えないぐらい濃厚で力強い!体感だと倍濃いです。蜂蜜、オレンジ、プルーン、ウッディなスパイシーさ、若干ニューポッティーな硫黄感。余韻にも野太い樽感が残ります。
これは凄い。方向性は同じでも飲んだ時の印象は全然違う!無印はパカパカ飲めるがCSは舐めるぐらいがちょうどいい。6000円でこのインパクトを味わえるのはイイネ!
加水
(香)無印はキウイや爽快サイダー。CSはヨーグルトサワー、そして耳鼻科に行ったら鼻に管入れて蒸気当てるやつありますよね?あの匂いがします(誰がわかるねん)。
(味)無印はより軽快に(当然)。若干キュウリのような青臭さも。余韻に洋菓子系の甘みが残るのでストレートより更に飲みやすい。
CSは加水に負けねぇ。というか少量加水によって本来のポテンシャルが出てきた感じ。甘くて、フルーティーで、少し香ばしくて、最後やっぱ甘い。若干粉っぽさが気になるけど全体的な満足度は高い。
加水甘くていいですね!単純に度数が高く加水量を調整できる幅が広いので飲んでて楽しいと思います。
ロック
(香)無印はアップルパイだ。CSはここにきてシェリー樽のニュアンスが立ってきました。
(味)無印は蜂蜜、りんご、ウッディさがよりビビッドに。後半はシェリー樽の渋みが出てる。でも余韻は甘くていいね。
CSはやはり濃厚。香りほどはシェリー樽のニュアンス出ていないがシンプルに美味しい。甘くて香ばしい系で苦味もほぼ皆無。ただ熟成年数の短さっていうのが無印より感じるかも。。。
これは甲乙付け難い。コスパで考えたら断然無印なんだけど、できれば冷やしてもガツンとくるパンチと甘やかさが欲しいよ〜って方は絶対CS。
ハイボール
※CSは度数が高いため1:4、無印は1:3です。
(香)無印はほのかに甘みとフルーティーさ。CSはニューポット臭に加えて洋梨や熟したフルーツを感じます。
(味)無印は口当たりはクリーミーでジューシー。ほんのり甘くてフルーティー、後半は適度なドライ&ビター。スッキリしているので食事ともよく合います。
対してCSは1:4でも1:3の無印より濃厚。オレンジの酸味、蜂蜜の甘み、樽感加えてシェリー樽の熟したフルーツ風味&トロピカル。これらが渾然一体となってジワジワジワ〜っとゆっくり広がります。食事と合わせることもできますが、どちらかと言うと食後に味わいたいパワフルハイボールですね。
無印…2000円強とは思えない味わい…そりゃ安シングルモルト=アルボラリス一強になるわけだわ(震え)。
そしてCSもハイボール美味しいし薄めに作っても飲み応えあるのは評価点!ただストレートや加水と比べると美味しさの差がそこまでないかな…コスパも含めると「無印でよくね?」と思わなくもない。またアルコール感が薄めに作っても残るのでその点は無印より劣っている。
総合評価
これただ無印アルボラリスのコスパの良さを再確認しただけじゃね?
いや誤解しないで欲しいのがCSちゃんと美味しいんですよ!CSとしては安い部類ですし、無印の方向性そのままなので多分皆さん好きでは?そして度数だけでなく中身も少しエエモンだった気がします。単体で見たら買って損することは多分…ない。
ただ一番飲まれるであろうハイボールが美味しいけど期待してたほどでは無かったかな。僕のオススメは加水&ストレートですかね。この2つは特にCSの良さが感じられて「買ってよかった〜」って思いました。
というわけで無印と比べて価格差約3倍&入手難ということを加味すると「限定物だし味も悪くないしでウイスキーマニアはコレクションとして見つけ次第買っていい。だけどそれ以外のユーザーは無印で十分だし血眼で探さなくていい」が結論です。
| 香り | 大人しいと思うか 上品と思うか | |
| ストレート | 脳筋ストレート | |
| 加水 | 甘くて加水に負けない | |
| ロック | 美味しいが無印版との差は縮まった | |
| ハイボール | この価格だったらラフロイグとかアランみたいな特別感が欲しい | |
| 総合評価 | 美味しいんだが期待値&価格差のハードルは超えてこなかったかな |
ご覧いただきありがとうございました。
それでは皆様楽しいウイスキーライフを♪
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