フィンラガン カスクストレングス

 

基本情報

容量:700ml

アルコール度数:58%

種別:シングルモルト

産地:アイラ島

製造会社:ザ・ヴィンテージ・モルト・ウィスキー・カンパニー

実売価格:5500円前後

1杯(30ml)の価格:約2400円

 

商品説明

加水調整なしの樽出しそのままをボトリングしたカスクストレングス。フルーティーな甘みが漂い、アイラ独特の強烈なピート香とヨード香が押し寄せてくる力強さ。

フィンラガンシリーズの中でも気になってる方が多いのでは?そんなCSを今回は取り上げていきます。

アイラモルトのカスクストレングスが5500円前後というのは今の時代だと安いと思いますが、少し前までは4500円とかで買えてので個人的にはこれでも高くなったなぁ…と。

アイリークのCSも同じ価格帯、同じ58%。なのでそれとの比較も最後に語りつつ、飲んでいきます。

 

テイスティング

香り

ピートスモーク、カスタード、、コーンポタージュスナック、コンソメスープ、グレープフルーツ、潮気。

ピート香は勿論のことトウモロコシ系の甘みやフルーティーさもしっかり。度数の割にはアタックもそこまで強くないかな。いいね。

 

ストレート

口に含むと強めのアルコールアタック!!そして線香✕土なビタースモーキーさがブワッと広がります。加えてウォッカのような甘みに木、穀物、藁っぽさ。余韻にはオレンジの皮のような酸味とビターさが残ります。

なんというか…若くて奥行きがないのでスモーキーさ一辺倒+アルファな印象。正直アイリークの方がストレートは良かったです。

 

加水

(香)やはりピートスモークがメイン。そして加水してもアルコール刺激は少し残ってますね…。

(味)うん…ストレートをまんま薄くした感じです笑。やはり加水してもアタックは残ってます。何なら味が薄まった分刺激とニューポット感、ビターさがより気になるかも。加水はダメですね…。

 

ロック

(香)麺つゆ、バニラウエハース、潮気、グレープフルーツ。色々出てきた。スモーキーさは少し減退。

(味)まず古箪笥とグレープフルーツ。からのブラックペッパー、ウォッカ系甘み、ピートスモーク(土っぽさ軽減)。後半はほんのりビターさメインで余韻にはウエハース系の甘みが残ります。

スモーキーさ一辺倒ではなくなったのでここまでの中では一番いい。ただ纏まりがないとも感じるので50点ぐらいかな。

 

ハイボール

※58%なので1:4で作っています。

(香)心地よいピートスモークがいいね。

(味)心地よいピートスモークに穀物系の甘み、僅かにベリー。後半から心地よい煙ビターさが続いて余韻には僅かな薫香が残ります。

1:4でもある程度飲み応えを残しつつ、スモーキー、甘み、ビター、飲みやすさのバランスがいい。アイリークCSは甘過ぎるかなと感じていたのでハイボールに限って言えばフィンラガンに軍配です。ビターさがあるので食事にもよく合います。

  

総合評価

これは評価が難しい…

アイラらしい荒々しいスモーキーさがあり、58%のパンチもしっかりある。特にハイボールは1:4でも十分美味しかったです。

問題は5000円台なのに全体的に若さや原酒の安っぽさが目立っていること。僕だったらいくらハイプルーフでもこの価格であればある程度は熟成感や複雑さは欲しい。ただスモーキーが欲しいだけなら3000円台のアイラ系で十分ですから。

まとめると「若いアイラらしい荒々しさ」と「ハイボール適正」があれば十分だよ!って方にはこちらオススメ。そしてアイリークCSと比較するとハイボール専の方はフィンラガン、ストレートでもガンガン飲むよって方はアイリークが合っていると感じました。

 

香りCSとはいえ刺激は強め
ストレートパンチはあるけどその後がない
加水安っぽさ100%
ロック面白いけど飲み疲れるかも
ハイボール1:4でも十分美味しいハイボール作れます
総合評価アイリークCSより若さや単調さが目立つ、ハイボール適正は高いのでそれ目的なら全然あり

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