ロッホローモンド12年 ソーテルヌカスクフィニッシュ スネークエディション

 

基本情報

容量:700ml

アルコール度数:46%

種別:シングルモルト

産地:ハイランド

製造会社:ヒルハウス・キャピタルマネジメント社

実売価格:8500円前後

1杯(30ml)の価格:約370円

 

商品説明

ロッホローモンド蒸溜所から新年を祝うボトルが登場しました。ラベルには2025年の干支の「巳」が色鮮やかに描かれています。アメリカンオーク樽で熟成した原酒を、6カ月間極甘口の貴腐ワイン、ソーテルヌ樽でフィニッシュ。

今回は2025年限定リリースのロッホローモンドを飲んでいきます。

今年も残り5ヶ月となり今更このボトルに注目している方はいないかと思います…が2025年は二度と来ませんし、また最近になってフリマサイトでよく見かけるので取り上げることにしました。

特別な蛇ラベル、そしてソーテルヌカスクフィニッシュを施しているとはいえお値段8000円台とノーマル12年と比べると約2倍。ちょっと高いですよね汗。

一応少し擁護すると使われてるボトルはロッホ30年など高価格帯銘柄に使われているもの。コルクヘッドも高級感ありますし、注ぎ口もデキャンタ形状。正面に鹿の金バッチが付きます。

 

テイスティング

香り

ケミカル、白い花、ストロベリー、蜂蜜、バニラ、レーズン。

香り立ちは大人しめ。ただ角はかなり丸く滑らか。ソーテルヌカスクらしさはベリーとかレーズンとかあるにはあるけどどっちかと言うとバーボン樽の香りが強めです。

 

ストレート

青りんご、生姜、カシューナッツ、モルティ、草原。フィニッシュにケミカルな清涼感、それ即ちサロンパス。余韻には樽由来のビターさが残ります。ねっとり芳醇というよりドライな雰囲気。

全体的に甘さよりもスパイシーさが目立っているかも。あとは自然の感じとか。アルコールの角はそれなりに取れてるのでストレートで飲めますが、価格に見合ってるかと言われたらNOかも。

 

トゥワイスアップ

(香)お!ねっとりとしたストロベリーの酸味がとても強くなりました。

(味)味わいもベリーな酸味、溶剤、バニラ、ナッツ、生姜。僅かに塩気もあるかな。フィニッシュ〜余韻はメープルの甘みが残ります。

ストレートで強かったスパイシーさやビターさは少し大人しくなりました。こちらの方が飲みやすく、味わいも広がりソーテルヌカスクの良い部分が素直に感じられる。

 

ロック

(香)オレンジの酸味が目立ちます。

(味)ん!?冷やすとベリー系の甘みがかなり強調された。相変わらずナッツのコクも強い。そしてコーヒーというか、黒くて香り高い豆感も。フィニッシュにマスカットが残ります。冷やし過ぎると甘さよりスパイシーさが目立ってしまいます。

ロックもいいね。複雑さは加水に分があるけど、甘くて素直にワイン樽の感じを楽しめるのはロックかな。好みで飲み分けて欲しいです。氷が溶けて徐々にスパイシーさが強くなってくるのも変化があっていい。

 

ハイボール

(香)僅かにフルーティーな酸味が拾えます。

(味)クリーミーな口当たりでバニラ、蜂蜜、ぶどう、スパイシーさ。僅かにスモーキーさもあるかも。後半にケミカルさと樽感、余韻も甘みが残ります。

普通にソーダも美味しい。でも8000円を割って飲むほどではないかな。それと1:3より薄めに作ると淡泊な印象になってより価格に対しての満足度が下がるので注意。

 

総合評価

やはり8000円台というプライスタグは新年を祝う限定デザインボトルありきの設定であって、中身は6000円台が適正じゃないかな。決して味が悪いということはないですが、通常12年の倍の味かと言われたら確実にNOですね。

ストレートだと持ち味を活かしきれないので加水&ロックで飲むのをオススメします。この2つは普通に美味しいです。ハイボールもコスパは置いといて味良し。

僕がロッホを好きで推してる理由は何よりコスパだったんですが、このボトルに関してはそれが満たされてなかったので皆様にはオススメしないですね。

ただしロッホはフリマサイトで定価よりだいぶ安く出品されてることが多いので、気になる方はそちらを気長にチェックするのも一つの手かなと思います。正直自分もメル◯リで安ーく買いましたから。

 

香りバーボン樽メイン
ストレートドライでスパイシー
加水加水で開くパターンね
ロック変化もあり、良さも出てるナイスなロック
ハイボール普通に美味しいけどやらなくていいかな
総合評価美味しいが単純に高い、6000円とかで買えるなら☆3.5ぐらいかな

定価であればノーマル12年の方がオススメ↓
(Amazonリンクは画像をタップ)

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この記事を書いた人

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