エドラダワー 10年

 

基本情報

容量:700ml

アルコール度数:40%

種別:シングルモルト

産地:ハイランド

製造会社:シグナトリー・ビンテージ

実売価格:6500円前後

1杯(30ml)の価格:約280円

 

商品説明

所有者のシグナトリー・ヴィンテージ社はスコットランドで最も小さな蒸留所であるとラベルに記載した。実際には2018年に第2蒸溜所設立したのでもはや該当しないだろう。南ハイランドに位置し観光客も積極的に誘致している。ブレンデッドウイスキーの「ハウス オブ ロード」や「クラン キャンベル」のブレンド用原酒を生産しているがシングルモルトとしてもリリースされている。エドラダワー10年はこの蒸溜所のフラッグシップ的な存在で、シェリー樽由来の濃茶色の色合いとフレーバーが特徴的。

エドラダワー蒸留所といえばスタッフが3人だけだとか、スコッチの中でも生産量が極めて少ないとか、そんなイメージがありました。しかし現在は上記の通り第2蒸留所が稼働してるんですね。それでも年間生産量は25万リットルとスプリングバンクの1/3と少量ですが。

エドラダワー蒸留所では他にスモーキータイプの「バレッヒェン(バレヒン)」を作ってます。

 

バレッヒェン10年はまた今度レビューするとして、今回はシェリー系モルトとして有名な通常10年を飲んでいきます。

 

テイスティング

香り

黒糖、ドライフルーツ、りんご飴、ブランデー、醤油。

40%ながら香り立ちは太くしっかり。よくパフューミーと言いますが個人的にはそんなに感じないかな。

 

ストレート

ブランデー、麦芽、グレープフルーツ、ビターチョコ、スパイシーさ。終盤からレーズンの渋みとぶどうのジューシーさ、余韻には酸味が残ります。

味の広がりや口当たりは40%だなというライトさを感じるものの、やはりシェリー樽が効いてるからか物足りなさは無いですね。

シェリー樽由来かスパイシーさと渋みが出てる。僕は許容できるけどマッカラン12年とかドロナック12年の方が万人受けすると思う。僕は麦芽の味わいも出ててけっこう好き。

 

加水

(香)ストレートでも僅かにあった溶剤っぽい香りが強まり、加えて炒ったそら豆やビールみたいな香ばしさが出てきました。

(味)甘みと香ばしさがギュッと詰まった味わいに。柑橘系の酸味が良いアクセント。スパイシーさとビターさはある程度落ち着いた。味わいでも僅かに溶剤感。

あーこれ加水いいですね。1:1でも加水に負けない。でもオススメは2:1ぐらいかな。

 

ロック

(香)醤油とかポン酢のような塩味のある香りに。それを超えるとレーズンクリームやメロンアイス。

(味)まずは香ばしさやケミカルさが先行、追ってコーヒー系のビターさ、中盤以降はレーズンや黒糖、メープルなどの濃縮された甘みが余韻までスーッと伸びていきます。

ロック…うめぇ笑。特に氷入れた直後がヤバい。やはり40%なりの加水負けする部分はありますが、氷を取り出すとか早く飲むなど世話してやればかなり美味しいロックだと感じた。

 

ハイボール

(香)花や果実系の甘い香りがうっすら。

(味)お!?飲み口はクリーミー。THEシェリーソーダという黒糖や熟した果実、ピュレグミ。ただ後半から突然スッキリして尻すぼみな感じで消えていきます。ビターさはありません。

こんなドシェリー系なのに意外とハイボールでもイケる。嫌な渋みが無いのが意外。とはいえ及第点かなと。無理してソーダで割らなくていいかな。

 

総合評価

Let’sロック!!これロックまじでオススメです。

ストレートは少し人を選ぶかなと。とはいえエドラダワー=パフューミーで人を選ぶ、みたいなパブリックイメージは現行だとほぼ感じないので恐れる必要はないかと。

価格も5年以上前はシェリー系エントリーボトルの中では高価な部類でした。が今ではドロナック12年なんかより安いんですよ。

それであればシェリー系が好きな方は是非試して欲しいですね!

 

香り普通にいい
ストレート一癖はあるが僕は好き
加水個性はストレートだが飲みやすさはこちら
ロック濃縮された甘さがたまらん
ハイボール意外とイケるがコスパ考えたらやらなくていい
総合評価ストレートは万人受けはしないかもしれないが、ロックは誰もが美味いという味じゃないかなと僕は思った

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