
基本情報
容量:700ml
アルコール度数:50%
種別:シングルモルト
産地:アイラ島
製造会社:レミーコアントロー
実売価格:5800円前後
商品説明
クラシックなブルイックラディのスタイルであるノンピート、フローラルで複雑なウイスキー。スコットランド産の大麦を100%使用しています。電子機器は使われず、職人たちがゆっくりと丁寧に蒸留しています。すべてのスピリッツは終始、海岸沿いのロッホ・インダールの倉庫で熟成され、アイラ島の湧水を使用して蒸留所でボトリング。ノンピートで、まさにブルイックラディの決定版です。スコットランド産のモルトとアイラ島の湧き水を使用し、アメリカン・オークの樽で10年熟成。ウイスキー本来の味わいを楽しんでほしいという想いにより、必要以にピートを効かせず丹念に造られています。
今回はアイラモルトなのにノンピート!?ザ・クラシックラディを飲んでいきます。
ノンピート故にブナハーブン同様アイラモルトの中では割と地味な立ち位置かも知れません。
ブルックラディは無着色、ノンチルフィルタードに拘っています。そこで色のばらつきや澱が分からないようにこちらのボトルデザインを採用。ちなみに水色はアイラ島の海を表してるみたいですよ。

なんか文字が合成っぽい笑
※ブルックラディ蒸留所に関して素人ながらに説明をまとめていたら長くなったので記事の最後に載せてます。宜しければご覧ください。
テイスティング
香り
蜂蜜、麦芽、青りんご、カシス、カスタードプリン、気のせいかスモーキー。
クリーンな香り。度数もあってか香り立ちは良い。特に蜂蜜と麦芽が強く少し酸味も。アルコール刺激はそこまでですが熟成年数が短いのは少し感じる。悪くない。
ストレート
麦芽、クッキー、柑橘、カラメル。若干スパイシー。味わいの広がり良く、オイリーかつスイート。フィニッシュに穀物、余韻に青りんごとダークチョコ。
地味と言えば地味。華やかというより落ち着く味わい。玄人向けか。50%ながらネガな刺激は無し。僕はかなり好き。玄人なので(大嘘)。
トゥワイスアップ
(香)柑橘メイン。甘さ退く。香り立ちイマイチ。
(味)終始香ばしいモルティさが支配。終盤にクランキーチョコ、カシス。余韻にビターさとほんのり柑橘。
悪くないが普通に飲むと大味気味。よりモルティさが欲しい変態紳士向け。多めに口に含むとよりカシスやチョコが感じられる。加水量や飲み方をそれぞれ工夫してほしい。
ロック
(香)バニラ、ウエハース。
(味)麦芽、クランキーチョコ、ジューシーな果実。フィニッシュに蜂蜜、余韻に穀物の香ばしさ。
個人的には氷を入れた直後がフルーティーかつスイートでオススメ。氷が溶けてくると良くも悪くもモルティさに支配されるので。とはいえ嫌なビターさなくロックも安定して美味い。
ハイボール
(香)チーズ、サルサソース、緑色の果物。
(味)やっぱり麦芽、穀物、青りんご、鉄っぽさ。香ばしくクリーミー、次第に軽快フルーティー。余韻はスッキリ。
50%なので1:3だとけっこう濃いめ。1:4でも十分味わい楽しめる。やはりクリーンでスッキリした味わい。派手さは無いがいつでも引っ張り出してきて飲める良さがある。
もう一度言いますが派手さは無いのである程度この価格帯をソーダで割って罪悪感なく「あ~落ち着くわ〜」って思えるメンタリティは必要な銘柄です。
総合評価
ハイボールでも言った通り派手さ、特別感、分かりやすさを求める方はこれじゃないです。
アイラモルトというよりグレンモーレンジみたいなハイランドモルトをイメージしたら分かりやすいかと。
どの飲み方をしても「麦酒ウイスキー」らしい麦芽の風味が楽しめました。年数表記はないもののネガティブな若さは無く、クリーンかつ実家のような味わいで日々の疲れを浄化してくれます。
価格は6000円弱と今時のシングルモルトにしては平均〜少しお高め。とはいえ50%ボトリングなので40%換算であれば5000円以下。
それでこの完成度、ボトルデザイン。まだシングルモルト飲み始めって方は後回しにして、ある程度有名どころは飲んできたよって方、ステップアップとしてこのクラシックラディをぜひ手に取って欲しいですね。
香り | クリーン | |
ストレート | 落ち着くわぁ | |
加水 | 多めに口に含むとカシスとチョコが爆発して美味しい | |
ロック | 小さい氷推奨 | |
ハイボール | anytime anywhere | |
総合評価 | 派手さは無い。だがそれがいい。 |
ご覧いただきありがとうございました。
それでは皆様楽しいウイスキーライフを♪
今回紹介したウイスキー↓
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ブルックラディ蒸留所

まず未だにブルックラディなのかブルイックラディなのかが分かりません(汗)
ブルックラディは何となく新しい蒸留所のイメージがありますが実は1881年創業。
ただその長い歴史は休業と操業を繰り返しだったようで、今の状態に再建されたのが2001年。
その立役者がボウモアの元ブランドアンバサダー&マスターブレンダーのレジェンド「ジム・マッキューワン」さんと当時のオーナー「マーレイマクダビット社」。
彼らはテロワールという概念をウイスキーに持ち込み、現在では使用麦芽のうち50%以上がアイラ島産、残りも全てスコットランド産を実現。ブルックラディの大事なアイデンティティとなっています。
マーレイマクダビッド社は元々ロンドンのワイン会社ですから、ワイン業界で定着していたテロワールの概念をウイスキーにも持ち込むという発想になったのでしょう。
元々Terroirとはフランス語で「土地」の意味。コーヒー豆の「キリマンジャロ」「コロンビア」「ブルーマウンテン」みたく一口に大麦と言っても栽培する土地によって特徴が異なるため、彼らは地元アイラ産、スコットランド産に拘ったんですね。ちなみにアイラ島は大麦栽培に向いてない風土なので当時は一切作られていなかったみたいですよ。生産者の熱意が凄すぎます。。。
現在はレミーマルタン等でお馴染みの「レミーコアントロー社」がオーナーになっていますが、そのアイデンティティは脈々と受け継がれています。
最後にブルックラディの製品は5桁のボトルNo.を公式サイトと専用ページで打ち込むと樽構成や何年蒸留の原酒がいくつブレンドされているかが分かります。変態の領域ですよね笑。


皆様も手持ちのボトルでやってみてください。