基本情報
容量:350ml
アルコール度数:8%
原酒産地:カナダ
製造会社:国分グループ
実売価格:206円
商品説明
今回はセブンイレブンPBハイボール缶、ハーウッドを飲んでいきます。ラベルには
カナディアンウイスキーとソーダだけで作ったハイボール。オーク樽3年熟成。すっきりときた口当たりと軽やかな余韻。ブラックベルベット蒸留所にて熟成、ブレンドしたウイスキー100%使用。
とあります。添加物がないのが嬉しいですね。
ブラックベルベットと言えば「酒のやまや」でよく見るカナダの銘柄。
ただ説明文には「蒸溜」の文字がありません。原酒の全てor一部は他の蒸留所のもの(もしくはバルクウイスキー)なんでしょうね。
カナディアンウイスキー
カナダは世界5大ウイスキーに数えられる一大産地。しかし5カ所の中で最も影が薄い気がします。
穀物原料&連続式蒸留機にて作られたあまり癖がない「ベースウイスキー」。
そしてライ麦や大麦麦芽やトウモロコシを原料とし連続式蒸留機で蒸留。スパイシーかつオイリーな味わいをもたらす「フレーバリングウイスキー」。
これらをブレンドして作られます。ですから大麦麦芽をポットスチルで蒸留した原酒を使用するスコッチやジャパニーズとは味わいがちがうのです。
原酒比率は9:1〜7:3。フレーバリングウイスキーはバーボンに近い製法&味わいなので、カナディアンはバーボンに似てると思う方は少なくないかも知れませんね。
作り方からも分かる通りスコッチやジャパニーズと比べて製造コストが(一概に言えませんが)低いのでカナディアンは安価なものが多いです。CCの20年物も1万円程で買えてしまいます。
ちなみにカナディアンウイスキーで圧倒的代表銘柄の「カナディアンクラブ」は1000円強の価格ながら最低6年熟成が謳われています。対してこちらは最低3年熟成。
この辺がどう影響してくるのか、皆様も説明聞き飽きたと思うので駆け足で飲んでいきます。
テイスティング
香り
心地よい麦芽や穀物の香ばしさ+清涼感。嫌なアルコールアタックはありません。僅かに柑橘系のフルーティーさがあるかな、といった感じ。
缶直
しかし飲んでみるとまずアルコールの酸味とグレーン原酒の安っぽい香ばしさがやってきます。中盤辺りから瓜っぽい風味や僅かにチョコレートパフを感じます。フィニッシュはかなりスッキリで余韻にもほろ苦さが残ります。
うーん…カナディアンなのである程度は覚悟してましたが、予想以上に豊かさ、コクみたいなのが無いですね。単純に原種の豊かさが少ない。全体的に軽やかスッキリしてるので食事と合わせて流し込むにはいいかも知れません。
氷入りグラス
香りはほぼ無いですね笑
しかし氷が入ると序盤の嫌なグレーン&アルコールコンビが落ち着いてスルーっと入ってきます。中盤に穀物やナッツの香ばしさ、少し渋めな林檎のニュアンスが拾えます。フィニッシュはちょいビターで余韻にもそれが残ります。
はっきり言いますと面白味は一切ないです。しかし飲みやすさ、無条件で喉に流れていく感は凄いです。個人的にこの缶を飲むならこっちかな。
総合評価
良くも悪くも世間のカナディアンのイメージよろしく、起伏の少ないハイボール缶でした。
缶そのままは美味しく飲めなくはないですが、少し嫌な部分が目立つかなと。それらがほぼ消えてサラサラ飲みやすい個性特化型の氷グラスver.は悪くないと思いました。
200円と高くはないですし、コンビニで晩御飯を買ったついでに軽く晩酌するか。そんな場面であれば買ってみても良いかも知れません。添加物が無いので違和感無く飲めるのも嬉しいですね。
ただですね、、、セブンには本格スコッチハイボール缶(220円)の
や、本格バーボンハイボール缶(228円)の
こちらなど、個人的にけっこう美味しく飲めるハイボール缶が既にあるので、それを差し置いて買うか?と聞かれたら怪しいところ。特にジムビ缶は普通に完成度高いですからね。
普段ハイボールを飲まない方やスッキリテイストが好きな方、酔ってきた辺りで飲む分にはオススメいたします。
香り | まぁこんなものでしょ | |
缶直 | 若い…リッチさ無い… | |
氷入りグラス | 面白味はないが、水みたいに飲める | |
総合評価 | 特段拘り無ければ晩酌のお供は務められる。ただウイスキー好きにはオススメしない。 |
ご覧いただきありがとうございました。
それでは皆様楽しいウイスキーライフを♪
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