消費者の味方!ニッカのブレンデッド5種をハイボールで飲み比べ

 

お疲れ様です。ウイスキー界隈は1日に発売されたフロンティアの話題一色ですね。

話題性だけでなく味わいも期待を裏切らないものだったようで、SNSでは「美味しい」「コスパ抜群」「予想以上だった」という声が多く、概ね好評のようです。

そこで今回は改めてニッカウヰスキー4000円以下のブレンデッド5種をハイボールで飲み比べしていきたいと思います。

 

ブラックニッカ ディープブレンド

新樽で熟成を重ねたモルトが醸し出す、バニラのような甘い香りとウッディな樽の香り。豊かなカフェグレーンの甘みと樽の深いコク、鼻に抜けるピートの香りとビターな余韻が、深い心地よさを誘う。アルコール分45%でありながら、あくまでバランスよく飲みやすいブレンデッドです。

実売価格:1500円前後/容量:700ml/alc:45%

香りはジューシーで甘い林檎やみかんのような香りがかなり強く広がってきます。

味わいはまず穀物や蜂蜜の素朴な甘みから僅かにスモーキーさが続き、中盤にバニラやりんご、そしてフィニッシュにまた強めな蜂蜜、余韻は甘やかに伸びていきます。

これが1500円……やっぱディープブレンドは本当に凄い…とんでもないコスパっ……!!そしてどこでも売ってる入手性の良さも評価したい。これぞデイリーウイスキーって感じですね。

 

スーパーニッカ

キーモルトにはバニラのような香りを放つ新樽熟成の宮城峡モルト、崩れることのないコクを持つ熟成感のある余市のライトピーデッドモルト。そして蜂蜜を思わせるようは甘さを持つカフェグレーン。バランスの良いまろやかな味わいが特長です。

実売価格:2800円前後/容量:700ml/alc:43%

あーこれはディープの後だから分かりやすくシェリー樽の砂糖漬けしたフルーツの香りがしますね。また清涼感もあって非常にいい感じ♪

味わいはカフェモルト特有の少しカフェオレのような味わいにぶどうや洋梨のフルーティーさとスッキリしたグレーン感が乗っかってきて相当飲みやすいですね。苦みもなく、そのままスーッと最後まで伸びていきます。所々スモーキーさも顔を出しますが、余程苦手でない方であれば心地よい程度かと。

万人受けは凄いと思いますし、どんな場面でも飲めるユーティリティーな味わいが渋いですね。が同時に優等生的で若干面白みに欠ける…と思う人もいそう。価格も3000円弱と値上がったので現在の地味な立ち位置も仕方ないかなぁ。でも間違いなく美味しいですよ。

 

フロムザバレル

『フロム・ザ・バレル』は、熟成を経たモルト原酒とグレーン原酒をブレンド後、さらにもう一度樽詰めし、数ヶ月ほど再貯蔵。再貯蔵された多くのウイスキーは、瓶詰め前に割り水によってアルコール分・40~45%程度に調整されますが、『フロム・ザ・バレル』は、割り水を最小限に留め、アルコール分「51%」に設定。骨太な飲みごたえとともに、再貯蔵(マリッジ)で生まれた濃厚にして繊細な香りと味わいのハーモニーをお届けしています。

定価:3520円/容量:500ml/Alc:51%

香りはフルーティーですね〜。またミルククリームのような甘さもあります。

味わいはやはりボディが重いのでドシッとしたコクのある甘みやフルーティーさ、樽感がグワーッと広がります。この飲みごたえでも飲みにくさが一切無いのが凄い。

正にFTBパラドックスですね笑。上記は1:3でしたが、1:4にすると一気にスッキリした飲み口でもう水みたいに飲めます。やはりハイボールは別格にうまい。でも価格や容量、入手難易度を鑑みると手放しでは褒められないかも…。

 

セッション

グレーンウイスキーをあえて使わず、余市、宮城峡、ベン・ネヴィスをはじめスコットランドのモルトだけをブレンドした、ブレンデッドモルトウイスキー。柑橘系の爽やかさにはじまり、紅茶のような華やかさ、そしてピートの力強いビター感と甘い余韻へ。多様なモルトが、それぞれの個性を重ね合わせることで、表情豊かなセッションを堪能できます。

実売価格:3800円前後/容量:700ml/Alc:43%

※こちらは5つの中で唯一ブレンデッドモルトです。

香りは5つの中で一番のフルーティー&フローラル。さすがモルトONLY。FTB同様ミルク感がありますね。

味わいは蜂蜜のトロっとした甘さやや洋梨のフルーティーさ、そしてケミカルさ(フローラルさ)が少しだけ。余韻にも蜂蜜がじんわり残ります。

流石モルト原酒のみだけあって其々の風味が粒立ってて、コクがあります。その分このコッテリ感が人を選ぶかも。また上3つと比べると「ニッカらしさ」はあまり無いですね。これもスーパーニッカ同様「これじゃなきゃダメ感」は無いかもなぁ。

 

 

フロンティア

力強い風味の余市モルトをキーモルトに採用した、薫り高くスモーキーな味わいが特徴のブレンデッドウイスキーです。モルトウイスキーのブレンド比率を高め、ノンチルフィルタードで仕上げることで、風味豊かな味わいを実現しました。豊かな樽熟成の香りと、心地良いスモーキーさが広がるモルトの香り。飲み口はスムースでありながらコクが感じられ、熟した果実の甘さをピートのビターが引き締める。柔らかなオークを伴う甘い余韻が特徴です。

実売2000円前後/容量:500ml/Alc:48%

香りは和梨の甘フレッシュさが強くていいですねぇ。

5本の中では一番クリーミィなテクスチャーですね。味わいは青りんごや洋梨、そして柑橘感、バニラやあんこの甘さ、ほんの少しだけスモーキーさがきてスーッと甘さが伸びてフェードアウトしていきます。

モルト比率高いことが伝わってくる香味がしっかりした味わい。基本フルーティーで飲みやすい系。FTBは1:4でもおいしいですが、こちらは48%でも1:3でちょうどいい(か、それでも薄いかも)。

 

まとめ

DBは私も何本も空にしてきたので良さは知っているのですが、こうして飲み比べしてみると改めてヤバイなって思いました。この味この度数で1500円は凄すぎ。前回の値上げも100円程度だったのは神。コスパだけでいったら5本の中で圧倒的No.1。

FTBは初心者から玄人まで人気なのがよく分かるハイボールでの圧倒的飲みやすさが印象的でした。とはいえそうそう手に入らないですからねぇ…前回の値上がりも痛いですし、コスパやオススメ度でいうとちょっと落ちちゃう印象。

セッションとスニカは良くも悪くも「イイ子ちゃん」止まりな気がしちゃったかなぁ。この価格帯は個性的で美味しい銘柄沢山ありますからねぇ…。いやスニカは僕けっこう(特に飲み慣れてる方に)オススメしてるんですよ!?ニッカの味がしますし、ボトルデザインも素敵です。セッションは…うん…僕は4000円弱出してこの味ならもう買わないかな(笑)

最後に主役のフロンティアですが、FTBみたいに相当飲みやすいです。まずこの味が嫌いって人はいないかと。しかしFTBの濃縮感は無いのであくまで1:3で割ってちょうどいい感じ。コスパはそこそこ。3000円以下でフルーティー系飲みたいのであればかなりオススメできます。

まとめ!ニッカはやっぱ生活に寄り添うウイスキー作らせたら神でした!!

⇩コスパ基準で考えた評価

DB国が補助金出してる可能性が微レ存
スニカ熟成感もニッカっぽさもあるが…地味
FTB入手難易度が最大の敵
セッション悪くないが、これより良いのがあり過ぎる
マクロス48%の割に濃縮感はない、スニカよりは好きな人多そうなので☆4

Amazonはセッション以外売り切れてる…
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