ホワイトホース 12年

 

基本情報

容量:700ml

アルコール度数:40%

種別:ブレンデッド

産地:スコットランド

製造会社:ディアジオ

実売価格:2400円前後(9月値上げ予定)

 

商品説明

先日今年の9月にキリンが販売するウイスキーが軒並み値上がりすることが判明。値上げ前に紹介したくて今回は12年をピックアップしました。

 

12年が日本にだけリリース(贔屓)されている大きな理由の一つに「ホワイトホースが日本国内で一番消費されているスコッチだから」というものがあります。エントリーボトルであるファインオールドは瓶だけでなく大容量のペットボトル、そして飲食店向けの樽もあります。FOは非常に安価なので個人向けだけでなく飲食店需要が凄いんでしょうね。

7Lで6000円とバチクソ安い(添加物入ってるっぽい)

 

12年に関しては公式から明言されていないようですが、FO同様にラガヴーリン、グレンエルギン、オルトモア、クライゲラキなどを中心にブレンドされていると思われます。特にラガヴーリンはホワイトホースにとって大事なキーモルトであり、スコッチらしいピートスモークは多くのファンから愛されています。

キリンのHPを覗いたところ、とても分かりやすい内容だったので今回説明はコチラの公式サイト(クリックで飛びます)にお任せするとして早速飲んでいきます。

 

テイスティング

香り

ピート、桃、ドライフルーツ、グレープフルーツ、バニラ。

アルコール臭は僅か。フルーティーでスモーキーですね。香り立ちからも12年という熟成感が得られます。

 

ストレート

舌にビリリという刺激の後にドライフルーツ、カラメル、ピート、ナッツ、僅かに柑橘を感じて余韻には少し短めのビターさが残ります。

少し刺激はあるものの、暗めな味わいがじんわりと広がって美味しいですね。

 

トゥワイスアップ

(香)グレープフルーツ

(味)おぉ!?ストレート同様の香味の後にナッツやグレーンの爽やかな香ばしさが抜けていきます。後味にはスパイシーさと燃えカスのスモーキーな苦みが残ります。

少し水っぽくなるきらいはありますが、味わい自体はとても良い。

 

ロック

(香)柑橘と甘さのハーフ&ハーフ。僅かにトロピカル

(味)少しのスモーキーさからのドライフルーツ、カラメル、ビスケット、オレンジなど。後味には酸味が残ります。

トゥワイスアップ同様に加水に負けやすい気はしますが味は美味しい。というかずっとストレート加水ロックと12年の味わいが崩れないのが凄いな…。

 

ハイボール

(香)プロセスチーズのような乳製品感

(味)モルト&グレーンの甘み、ドライフルーツやぶどうのフルーティーさ。そしてピートスモーク、少しのケミカルさ。余韻にもスモーキーさと甘みが残ります。

全体的にクリーミィでまったり。何か突出した個性はなくバランスタイプですね。

 

総合評価

多くの10~12年物が3000円近くする昨今においてこの完成度で2000円台前半は反則コスパ。店頭であまり見ないので知名度こそ少し低いが他のメジャー銘柄をも凌駕するポテンシャル。流石ディアジオ、流石ホワイトホース、素晴らしい!

何より最近の年数物が若さを誤魔化すためにスッキリフレッシュ系(ハイボール向け)にリニューアルしている中、この子は伝統的なスコッチの味わいが感じられ、またスモーキーでラガヴーリンを感じられるのが良い。

強いて言うならハイボールが喉越し良くサラサラ飲めるタイプじゃないので人を選ぶかも。また全体的にバランス型なので「分かりやすさ」は無く、飲み始めの方がパッと飲んで美味しい!って思える味ではないかなぁ…。

結論として9月にどれだけ値上がるかは判明していませんが、この価格で買える今であれば絶対に買って損しない銘柄だと断言します。Amazonでも現在2300円程なので是非。

 

香りただただ好き
ストレート若干刺激あり
加水加水で更に開く
ロック小さめの氷で
ハイボールクリーミィで飲み応え◎
総合評価今では貴重なトラディショナルスタイルの12年物、これで2400円は反則

今回紹介したウイスキー↓
(Amazonリンクは画像をタップ)

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この記事を書いた人

お小遣いで買える1万円以下のオフィシャルを中心に紹介しています。

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