基本情報
容量:350ml
アルコール度数:8%
原酒産地:スコットランド
製造会社:宝酒造
店頭実売価格:207円
商品説明
公式サイトによると「ブレンデッドスコッチウイスキー原酒100%使用。余計なものは何も足さずに炭酸で割っただけ。シンプルだからこそ最後の一口まで美味しいハイボール缶。」とのこと。ラベルにも「スコッチ使用」「炭酸で割っただけ」ということをアピールしています。
実際に原材料は「ウイスキー(モルト・グレーン)、炭酸」のみ。大抵のハイボール缶には酸味料やレモンスピリッツ等が入っているので、この「余計なものは何も足さない」はウイスキー好きには嬉しいですね。
発売は2020年初旬頃なので既に3年も販売され続けているということになります。中々の人気商品のようですね。
レジェンダリースコット
この缶に使われているウイスキーが「レジェンダリースコット」というトマーティン蒸留所の原酒がキーモルトのブレンデッドウイスキーです。700mlのボトルで発売されています。
レジェンダリースコットの由来は「カローデンの戦いで果敢に戦った英雄ジリーズマクビーンの敬称」だそうです。カローデンの戦いとはスコットランドで昔起こった反乱の最終決戦のようですね。ジリーズさんについては調べてもヒットせず…果敢に戦ったということで恐らく大敗した反乱側の戦士だと思います。
こちらは主にセブンイレブンで販売され、税込1012円とかなりお手頃。だだし売っている店舗の方が少ない印象(缶はどこでも売っています)。個人的にアルコール感が少なく、1000円にしては全然悪くないボトルです。私は主にストレートで飲んでいます。
ちなみにブレンデッドのアンティクァリーやタリスマンも同じトマーティンのブレンデッドです。私はタリスマンもけっこう好きなんですよね。
トマーティン蒸留所
トマーティン蒸留所は1897年創業のハイランドのトマーティン村にある蒸留所。名前の由来はゲール語で「ネズの木の茂る丘」。生産能力は年間500万リットルと中々の規模(例:ラフロイグが330万リットル)。
ネズの木
元々は1200万リットルも生産する蒸留所でしたが、80年代のウイスキー不況の影響をモロにうけて経営が行き詰まり、日本の宝酒造と大倉商事に買収されました。スコットランドの蒸留所を日本の企業が買収したのはこれが初めて。現在も国分、宝酒造、丸紅が共同所有しているので、日本限定製品のリリースも盛んということなんですね。
テイスティング
香りはほのかにグレーンやバニラの自然な甘さを感じます。人工的な香りはしません。
口に含むと真っ先にグレーンが激しく主張してきて、中盤は僅かにバニラ、フィニッシュにかけて心地よいスモーキーさが残ります。
8%なので飲みごたえはありますが、味わい的に食事に合わせて喉越しでグビグビ飲みたいですね。余韻のスモーキーさも食事に合います。
試しに自宅にあるボトルで1:4のハイボールを作りましたがほぼ同じ味になりました。正に自宅で作るハイボールの味ですね。
総合評価
正直に言うともう少しモルトの個性が欲しかったなというのが本音です。典型的なグレーンが強い安スコッチのテイスト。207円という価格もスーパーで買う角ハイボール缶より高いんですよね…。
とはいえコンビニで買える入手性、余計なものが入っていないシンプルさ、8%の飲みごたえ。意外とありそうで無かった本格的スコッチハイボール缶というだけで価値があります。
特にウイスキー好きにはオススメできるハイボール缶かなと思います。デザインもカッコいいですしね。
香り | わざとらしい香りは無し | |
テイスト | グレーンが強く飲みごたえ〇 | |
入手性 | どこのセブンでも売ってる | |
総合評価 | シンプルな味わいは嬉しい |
ご覧いただきありがとうございました。
それでは皆様楽しいウイスキーライフを♪
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