グランツ トリプルウッド8年

基本情報

容量:700ml

アルコール度数:40%

種別:ブレンデッド

産地:スコットランド

製造会社:ウィリアム・グラント&サンズ

キーモルト:グレンフィディック、バルヴェニー、キニンヴイ、アイルサベイ

店頭実売価格:2000円前後

 

商品説明

公式サイトによると「ウィリアム・グラント&サンズ社を代表する世界販売量第3位のブレンデッドスコッチ3種類の樽で8年以上熟成された原酒をブレンド。」ということでトリプルウッドとは3種類の樽のことのようです。

①スパイシーなたくましさを感じさせるヴァージンオーク樽
②かすかなヴァニラの口当たりの良さを与えてくれるアメリカンオーク樽
③濃厚でスムースなまろやかなブラウンシュガーの味わいをもたらすリフィルバーボン樽

これは恐らく「①新樽②ファーストフィルバーボン樽③リフィルバーボン樽」ということでしょう。樽からの影響が少なく、個性が際立つような樽構成ではないですね。

製造元のウィリアムグラント&サンズはグランツの他に「モンキーショルダー」シングルモルトだと「グレンフィディック」「バルヴェニー」を製造・販売している業界でも最大級の会社です。

原酒不足でスタンダードな12年物すら安定して生産するのが困難な時代ですから、最近は8年前後の若めの製品が次々にリリースされ始めています。バランタイン7年、ハイランドクイーン8年、ヂュワーズ8年カスクシリーズ等が有名ですね。その中であまり存在感のないグランツ8年、だって店頭であまり見かけませんもんね…。

8年物で2000円の価値は本当にあるのか?、多くの人が気になるところですよね。

 

香り

青りんごやぶどうのようなフレッシュなフルーティーさが強く、続いてバニラ、チョコレートの甘い香りが続きます。アルコールの刺激は少な目で、スモーキーさもありません。

 

ストレート

口に含むとまずビターさが感じられ、すぐにナッツや穀物の香ばしさ、そしてバニラの甘さがやってきます。フィニッシュにかけてまたビターさが目立つようになりますが、アルコールの刺激は抑えられているように感じます。

 

ロック

青りんご感が増し、最後までナッティさモルティな風味が続きます。冷やすことでビターさが悪目立ちしないようになり、ストレートよりも飲みやすい。加水されても味が崩れにくく高評価

 

ハイボール

ソーダで割るとクリーミィでドシッとした味わい。りんごの酸味や蜂蜜、ウーロン茶などを感じます。8年熟成ですが12年物と同程度の飲みごたえはあるように感じました。

しかし裏を返せば重いですね。ちょっと飲みづらさもあるかな。もう少しスッキリしてたらいいんですけどね…。

 

水割り

何となく水割り美味しそうだなと思い試してみました。

青りんごやぶどうのフルーティーさ、それを邪魔しない程度の微かなスモーキーさ。余韻も甘く、スーッと何の抵抗もなく飲める水割り。これは水割り大当たり、かなり美味しい

 

総合評価

加水することでフルーティーさが増して軽やかに飲める。NAのトリプルウッドと比べアルコールの刺激も抑えられ格段に飲みやすく、そちらでグランツに悪いイメージを持っている方にもオススメできます。

12年物と比べ熟成感や複雑さといった「NAからのランクアップ感」は劣りますが、逆に複雑ではない故に初心者には取っつきやすく、初めの頃に飲むウイスキーとしてピッタリだと思います。

2000円という微妙に張る価格も出来を考慮すると決して高いな、とは感じませんでした。むしろ同価格帯のバランタイン7年より個人的にはコチラが好みです。

個人的に一番オススメする飲み方は水割りです。食中食後いつでも飲める味の良さと滑らかを兼ね備えていてかなり美味しかったです。

香り青りんご、ぶどう、バニラ、チョコレート
ストレートビターさが強く惜しい
ロックフルーティで予想以上のボディ
ハイボールフルーティーで輪郭しっかり系
総合評価水割りがかなり美味しいので試してみて
 

今回紹介したウイスキー↓
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この記事を書いた人

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