基本情報
容量:700ml
アルコール度数:43%
種別:シングルモルト
産地:アイラ島
製造会社:ビーム・サントリー社
定価:13200円(4月から18480円)
商品説明
今回は「18年熟成のオフィシャルシングルモルト、何がオススメ?」という質問に対して名前が挙がることの多いボウモア18年を飲んでいきます。
18年はスパニッシュオークのシェリー樽原酒の割合が多いとされています。しかし具体的な割合や熟成年数は公開されていません。
来月4月にサントリーウイスキーの値上げが予定されていることは周知の事実だと思いますが、ボウモアはビームサントリー所有の蒸溜所。この18年も税込13200円⇒18480円に大幅値上げとなります…。またその影響で現在品薄となっております。
今は定価で中々手に入らない銘柄ですが、もし安価で見つけた時に「買うだけの価値あるんですか?」っていうのを今回レビューしていきます。
※似たようなもので「ボウモア18年ディープ&コンプレックス」がありますが、18年とは別物で少し高いです。
テイスティング
香り
洋梨、デーツ、レモン、サロンパス、潮、スパイシー、ピート。
滑らかな甘いフルーツ&スモーキー。ピート香はそれなりにありますがフルーティーさが強いので嗅ぎ疲れしません。
ストレート
想像以上にピートが強いです。しかし同時にシェリー樽原酒から来るレーズンやブランデーチョコのギュッと詰まった甘さがあり、グレープフルーツの柑橘感も感じられるバランスのいい味わい。余韻にはビターなウッドスモークが残ります。
さすが18年熟成だけあってかなりマイルドですが、刺激が一切無いってことはなく、少し残ってますね。熟成期間が長いのでもっとスモーキーさは落ち着いているのかなと思いきや、けっこうスモーキーでした。
加水
(香)ピートは相変わらず。グレフルの酸味を感じます。
(味)蜂蜜やレーズンの甘みの後にスモーキーさが追いかけてきます。また樽感も強く感じますね。
味の方向性はあまり変わらず、甘さが増した感じ。飲みやすい反面水っぽくなった感もあるので私だったらストレートの方が好きです。
ロック
(香)バニラモナカ、ブランデーが出てきてスモーキーさは落ち着きました。
(味)カラメルの甘さが最初にあるものの、その後はずっとスモーキーさが支配します。スッキリするので余韻のビターさも落ち着きました。
美味しい、美味しいんだけどちょっとスモーキーさが突出し過ぎかな。これなら別にボウモア18年じゃなくて別のアイラモルトでいいかな。
ハイボール
(香)爽やかな薬局
(味)蜂蜜、洋梨、アーモンド、程よいスモーキーさ、最後にはブランデーチョコ。
ソーダで割るとシェリー樽のニュアンスが増しました。バランスも良く普通に美味しいのですが「この味、ボウモア18年じゃなきゃ」っていうものではないかな。
総合評価
ボウモア18年は熟成感はそれなりにあるものの、けっこうスモーキーでした。個人的には許容範囲ですが、長期熟成物はもう少しピートは落ち着いてて欲しいなと思いました。
飲み方はストレート一択かな。バランスが良くマイルドなので家に一本あると嬉しい。それ以外の飲み方はスモーキーさが突出したり、価格に対して味のパフォーマンスが悪いのが否めないので私はオススメしません。どれも美味しいんですけどね。
現行の価格13200円、もしくは微プレ値程度であれば現実的に買えるアイラ中熟18年物モルトとして良い銘柄だと思いますね。ボウモア以外で一番安いオフィシャル18年はカリラで24000円以上しますから。ラフロイグなんて4万円オーバーですよ(汗)
結論:値上げ前に買えるなら買っておいた方がいいアイラ18年物。ただしピートはけっこう強め。
香り | スイートフルーツ&スモーキー | |
ストレート | ややスモーキー強いがバランスの取れたマイルドな味わい | |
加水 | 甘く樽感も感じられるが、少し加水に負けるか | |
ロック | スモーキーさマシマシ | |
ハイボール | 美味しいがコスパは悪いか | |
総合評価 | ストレート一択。値上げされたら買うか怪しい。 |
ご覧いただきありがとうございました。
それでは皆様楽しいウイスキーライフを♪
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