アードモア レガシー

 

基本情報

容量:700ml

アルコール度数:40%

種別:シングルモルト

産地:ハイランド

製造会社:ビームサントリー

実売価格:3300円前後(4月に300円値上げ)

  

商品説明

アードモアは1898年にブレンデッドウイスキー「ティーチャーズ」の原酒を確保するために建てられた蒸留所。現在もキーモルトとして使われています。

アードモアは「大きな岬」という意味で、これはティーチャーズの生みの親「ウィリアム・ティーチャー」の邸宅の名前から付けられています。蒸留所自体はハイランドの山中にあります。

 

この蒸留所ではフェノール値12~14ppmのピーテッド原酒「アードモア」、そしてノンピート原酒の「アードレア」を約60:40の割合で製造。アードモアはシングルモルトやブレンデッド用として、アードレアは他社との原酒交換用として造り分けているそうです。アードレアはオフィシャルから一度もリリースされていませんがボトラーズからはちょくちょく出ています。

オフィシャルからは「トラディッショナル ピーテッド」や「12年ポートウッドフィニッシュ」などがリリースされているようですが、日本において一般的に手に入るのはレガシーのみ。レガシーはピーテッド原酒80%ノンピート原酒20%ブレンドのNASとなっています。

 

テイスティング

香り

ヨード、焚火、ラムレーズン、ミルククリーム、アーモンドクッキー、オレンジ。

スモーキーさはヨードと焚火のハーフ&ハーフ。そして甘さと香ばしさ、酸味が感じ取れます。アルコール臭はかなり控えめでした。

少量加水でオレンジの酸味がアップして甘みがダウン。

 

ストレート

クッキーの甘さとともに控えめなスモーキーさ、樽感、フィニッシュから余韻に強めのビターさが残ります。

スッキリした酒質で、スモーキーさに慣れた方であれば甘さを一番感じると思います。後半のビターさはけっこう強く気になりました。

少量加水で後半がビターさからスパイシーさに変化。また薬品っぽさと清涼感を感じます。加水した方が飲みやすいですね。

        

ロック

スモーキーさが抑えられて甘々な香りに。加水が進むと酸味が強調。

味わいはフィニッシュまで心地よいスモーキーさがスーッと続きます。余韻もそこまでビターじゃないのでかなり飲みやすくなったんじゃないかな。

加水が進むとオレンジの酸味が出てきて心地よい。味の変化も楽しめ悪くない。

 

ハイボール

香りは炭のようなスモーキーさを感じます。

味わいはスモーキーさとともに甘さ、アーモンドのコクが感じられるのだが、中盤からスッと消えてサッパリした後味で終わります。

1.3で作ってもさっぱり軽めの飲み口なので少しでも氷が溶けると水っぽくなります。なので濃いめに作るか真空タンブラーを使用したい。食事と合わせるとか、淡泊なハイボールが好きな方には合うでしょうが、私はシングルモルトなんだからもう少し個性やインパクトが欲しいなと思いました。

 

総合評価

3000円ちょっとでハイボールが美味しければ最高だったのんですが、個人的にはイマイチ。40%加水とはいえそれ以上に薄く感じました。ストレートも後半のビターさがキツイ…。個人的にはロックが一番好みでした。

アイラモルトはキツイけど程よいスモーキーさは欲しい、あまり主張は強くない軽やかなハイボールが飲みたいって方にオススメかな。

もし3000円前後で飲み応えがあるスモーキーなシングルモルトを探している方であれば「フィンラガン」や「アイリーク」の方が良いかも知れませんね。

 

香り刺激控えめ
ストレート後半のビターさキツイ
ロックグラデーション楽しめる
ハイボール薄い
総合評価ティーチャーズ3本買った方がいいかも

今回紹介したウイスキー↓
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この記事を書いた人

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