スーパーニッカ

 

基本情報

容量:700ml

アルコール度数:43%

種別:ブレンデッド

産地:日本

製造会社:ニッカウヰスキー

実売価格:2500円前後

 

商品説明

竹鶴政孝の最愛の妻、リタ婦人が亡くなったのは1961年のこと。その悲しみを乗り越えるためなのか竹鶴政孝は新たなブレンデッドウイスキーの開発に没頭しました。その結果翌1962年に誕生したのが「亡き妻リタに捧げるウイスキー」、スーパーニッカです。

  

政孝は開発当時「ウイスキーが熟成するまでには何年もかかる。大きくなった娘を嫁にやるのと同じだから、立派な衣装を着させてあげたい」と言い、ボトルデザインにも拘りました。スーパーニッカの特徴的なデザインは竹鶴政孝の深いウイスキーへの愛情が表現されているとも言えますね。

キーモルトには新樽熟成の宮城峡モルト、熟成感のある余市のライトピーデッドモルト。そしてニッカのカフェグレーンも使用されています。ただし公式サイトには「一部輸入原酒も使用」とあるように、ジャパニーズウイスキーではありません。

そしてニッカと言えば先日サントリーに追従して恐怖の大幅値上げを発表。2024年4月からこのスーパーニッカも税別400円値上げとなります。現在の相場からして恐らく実売は3000円前後に。何でもかんでも値上げ値上げ…辛いですね…。

 

テイスティング

香り

洋梨、柿、蜂蜜、カスタード、クッキー、ハーブ、ブランデー、僅かにスモーキー。

2000円台のブレンデッドとしては最上位の香り立ちの良さと滑らかさ。アルコール感もかなり控えめ。

少量加水でりんご感が追加。

  

ストレート

蜂蜜やバニラの甘さからきて、ぶどう、レモンのフルーティーさ、そして僅かに焚火のようなスモーキーさを感じます。

開栓して暫く経つからかアルコール感は少ない。バランスもよく嫌な棘ぽさはありませんでした。

少量加水で樽感とスモーキーさが増した気がします。

 

ロック

香りは甘さそのままにりんごの酸味がより鮮明に。

味わいはストレートよりも甘さが落ち着いてビターさが出てきました。更にバナナ、ナッツが追加。

ストレートが甘過ぎる方はロックがいいかも知れません。ビターさも決して嫌な感じではないので普段からロック飲んでるよって方にはオススメできます。

またスーパーニッカは水割りが美味しく、1:3で割ると水みたいにサラサラ飲めます。味わいとしてはカフェグレーンの甘さを強く感じ、オレンジやりんごの酸味も。誰でも飲める水割りなので購入した方は是非試してみて下さい。

 

ハイボール

香りは一番にフルーティーさを感じます。

味わいはまずスモーキーさが感じられ、洋梨、カスタード、ぶどう、蜂蜜、僅かにスパイシーさが続きます。余韻にもスモーキーさ。

飲み応えがあり、それでいてバランスのいい味わい。後味はさっぱりしているので食事にも合わせやすい。少し玄人向けな味わいに感じますが、普通に美味しいハイボールです。

 

総合評価

なぜ話題にならないスーパーニッカ!!Why!?どこのお店でも売ってるし、安心のニッカ製、ボトルデザインも目を引き、過不足ない味わいなのになぜだ!?

やっぱ良くも悪くも優等生な銘柄だからですかね?日本のライバルとしてはサントリーのオールド、リザーブ辺りですがあっちは「シェリー樽を気軽に味わえる」「ジェネリック白州」という明確な個性があり、同門のフロムザバレルは「デザインがキャッチーでハイボールが美味しく飲みやすい、レアだから欲しくなる」という点で人気が高い。

でも私は「いつでも買えて熟成感もそれなりにあり、誰でも美味しく飲める日本のウイスキー」というスーパーニッカの強みはもっと評価されるべきだと思いました。だってFTBは買えませんもん。定価でも700ml換算で4300円と倍近いですし。そう考えると頑張ってますよ。でも3000円になったらちょっとコスパ悪いかなと思わなくもないかな…。

そうそう!水割りは是非飲んでみて欲しいですね!かなり飲みやすく、カフェグレーンの良さを感じられます。普段ハイボールしか飲まない方でも美味しく飲めると思いますよ。

 

香り甘く華やか
ストレート甘く熟成感それなりにあり
ロック水割りオススメ
ハイボールバランス型
総合評価2500円以内であればもっと評価されるべき隠れた優良銘柄

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この記事を書いた人

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