ザ・グレンリベット ファウンダーズリザーブ

 

基本情報

容量:700ml

アルコール度数:40%

種別:シングルモルト

産地:スペイサイド

製造会社:ペルノリカール社

実売価格:3500円前後

  

商品説明

グレンリベット蒸溜所の創業者ジョージ・スミスがウイスキー造りを始めた当時は熟成年数に囚われることなく、様々な年数の原酒をブレンドして年数表記の無いウイスキーを作っていました。この創業当時の製法や思想を忠実に再現して出来たのがこのFRです。

…と公式は言っていますが、単純に長期熟成原酒が不足してきたので原酒選択の幅の広いNAS定番品を出しただけですね。

グレンリベット蒸溜所には様々なタイプのポットスチルが初留・再留ともに14基ありますが、その中でも創業当時から使われているランタン型(ネックが長く胴が広い)のポットスチルで蒸留された原酒を使用。熟成にはアメリカンオークの新樽、そして新樽ではない樽(種類は不明)が使われているそうです。ちなみに12年もアメリカンオークの新樽使っています。

ザ・グレンリベット蒸溜所についてはこちらの記事にて軽く触れていますのでよろしければ合わせて読んでみて下さい。

 

テイスティング

香り

チーズ、レモン、キャラメル、カスタード、穀物、レーズン

リベットらしいフルーティーさというより甘く香ばしい。そこまでアルコール感はなく、あまり若さは感じません。しかし発酵乳製品のような要素は人を選ぶかも知れません。

少量加水でレモンや青りんごの酸味がチャージ。チーズは少し落ち着きます。

 

ストレート

蜂蜜やバニラクリームの甘みが強く、ぶどうやレーズンのベリー感、そしてローストしたナッツの香ばしさ。フィニッシュに樽感、余韻には少し酸味。

思ったよりアルコール感もなく飲みやすい。これは予想外でした。

少量加水でウッディな樽感がアップ。そして僅かにスモーキー。余韻は甘口に。アルコール感は更に無くなり私は加水の方が更に好みでした。

        

ロック

冷やすとオレンジの柑橘臭が出てきました。

味わいはより樽感が強くなり、香ばしいアーモンドやクッキーの感じは変わらず強いです。そしてフィニッシュにコーヒーヌガー。

全体的に甘さはそこそこ残りましたがフィニッシュがビターになりました。

しかし個人的には「ウイスキーのロックを飲んでるぞ」って感じられて好きですね。

 

ハイボール

香りは青りんごのフルーティーさが心地よい。

味わいは青りんごの爽やかさからきて麦芽やアーモンドのコク、後半に少しアルコール感と樽感からくるビターさを感じます。余韻はサッパリしています。

かなりライトでさっぱりしているのでコッテリした食事にぴったり。

ただ飲み応えや個性を求める方にはオススメしません。

 

総合評価

全ての飲み方で飲みやすさがある、初心者にオススメできる銘柄でした。以外にもアルコール感は少なかったですね。

ただ少し前の値上げで3000円台中盤になってしまったので少しコスパは悪くなったなぁと。ライバルのアルボラリスはもっと安いし、格上のモーレンジやフィディックにもう少しお金出せば手が届く。絶妙な価格なんですよね。

それともう一つ気になったのがリベットらしいフルーティーさが控えめだったことですね。これは残念でした。

私個人の感想はストレート(少量加水)は価格以上、ロックは価格なり、ハイボールはもう少し頑張って欲しい、でした。

 

香りチーズ
ストレート少量加水が◎
ロックウイスキー飲んでるぞって味
ハイボール3500円ならもう少し頑張ってくれ
総合評価影薄い理由が分かる気がする

今回紹介したウイスキー↓
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