グレンターナー シェリーカスクフィニッシュ

 

基本情報

容量:700ml

アルコール度数:40%

種別:シングルモルト

産地:スペイサイド(?)

製造会社:グレンターナー・カンパニー

実売価格:2500円前後

  

商品説明

世間ではグレンマレイ蒸溜所の原酒とされてるグレンターナーのシェリー樽後熟シングルモルトを紹介します。

以前扱った「ダブルカスク ポートカスクフィニッシュ」はバーボン樽で4~5年熟成した後に約1年ポートワインの樽で後熟しています。対してこちらのSCFはバーボン樽で約3年熟成後、約1年オロロソシェリー樽で後熟したものとなっています。

 

基本的なことですがシェリーとポートワインの違いは

シェリー酒:スペインで製造、白ぶどうが主な原料。

ポートワイン:ポルトガルで製造、黒ぶどうが主な原料。

どちらも酒精強化ワインで親戚みたいなものですが、ウイスキーに与える香味はけっこう違います。

グレンターナーの現行ラインナップはダブルカスク、シェリーカスク、そして12年の3種類となります。

 

 

テイスティング

香り

ビターチョコ、レーズン、カスタード、僅かに林檎、ウエハース

香り立ちは弱めで硬い印象。アルコール感もちゃんと有り。

少量加水で林檎パワーアップ。そしてサイダーの香り。

 

ストレート

ハイカカオチョコ、レザー、スパイシーさ、余韻に蜂蜜を感じます。

何か水っぽいというか薄いと言うか…。単調で面白みのない味わいに感じます。そして刺激もそこそこ。

少量加水は飲みやすいとかじゃなく薄過ぎるかな。NO加水推奨。

        

ロック

香りは相変わらずチョコの甘さが一番感じますね。

味わいは…うん?風邪ひいてたっけ?ってぐらい薄い。飲みやすさは凄い。普段ロック飲まない方でもサラサラ飲めるレベル。ストレートと違い嫌なアルコール感もない。ただしウイスキーを飲んでる感が薄い。

これを良しと捉えるか面白くないと捉えるかは人それぞれ。私は無理に飲まなくていいかなって感想でした。

 

ハイボール

香りはほのかに甘さを感じます。

味わいは麦芽の香ばしさが強く、次いで青りんご、ナッツ、ぶどう。前半はシェリー樽というよりバーボン樽のスペイサイドモルトのような味わい。後半はモルティさと樽感が残ります。

シェリー樽のウイスキーはハイボールがイマイチなこと多いですが、これは良くも悪くもシェリー樽要素薄いのでけっこう飲みやすいですね。あまりネガな要素がありません。

 

総合評価

シェリー樽要素としてはチョコレートを感じる反面、ベリー感は無かったかなと思います。オロロソらしいと言えばそうですが、後熟1年の割にはそんなシェリー感はありませんでした。やはりリフィル樽か、、、

では2500円のシングルモルトとしての出来はどうかと聞かれたら、ハイボールで飲む分には悪くないと思いますよ。フルーティーで無難に美味しい味わいに仕上がってます。ストレート、ロックは…うーん忘れて下さい(笑)

個人的にポートカスクフィニッシュのほうが完成度もコスパも高いと思いました。あちらはAmazonで2000円ですからね。何で話題にならないんだっていうレベルのコスパです。

グレンターナーの現行ラインナップは残り「12年」だけなので、こちらも近いうちにレビューしたいと思います。

 

香り少し硬い
ストレート単調な味わい
ロック飲みやすいと取るか水っぽいと取るか
ハイボールバーボン樽のハイボール
総合評価PCFの方が出来いい

今回紹介したウイスキー↓
(画像をクリックするとAmazonの商品ページに飛びます)

 

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この記事を書いた人

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