角瓶 復刻版

基本情報

容量:700ml

アルコール度数:43%

種別:ブレンデッド

産地:日本

製造会社:サントリー

店頭実売価格:2400円前後

 

商品説明

長年にわたりご愛飲いただいているお客様に感謝を込めて1937年発売当時のラベルデザインと中身を再現しました。現在の角瓶と比べよりスモーキーな味わいの復刻版。是非飲み比べてお楽しみください。

2015年に発売された復刻版は昨年ぐらいまでは普通に買えていた銘柄でした。しかし2024年5月時点では中々入手が難しくなってきているのか、Xを見ていると嬉しそうに購入報告を上げている人やトレード要因にする人がいる程ちょっとしたレアウイスキーと化しています。

昔ながらの43%、そしてKOTOBUKIYAの文字が

ネットを見てみると2500円+送料で買える酒屋がチラホラ。しかし大手ECサイトでは軒並みプレ値、フリマサイトでも1本あたり3000円強と角瓶とは思えない価格。以前私が買っていたころは1600円とかだったのでだいぶ上がってますね(角瓶自体が値上げしたので2000円を超えるのは致し方無いですが)。

しかし田舎の酒屋やスーパーなどあれば買えなくもない銘柄だと思うので、今回は店頭売価を2400円と仮定してそれだけのお味なのかを検証していきます。

 

テイスティング

香り

カスタード、レーズン、黒糖、樽香、梅酒、ピート。

注ぎたてはアルコール臭が強めですね。しかし時間経過で落ち着き、凄く甘い香りが開いてきます。コンセプト通り、オールドボトルみたいな香りがしますね。

 

ストレート

心地よいスモーキーさからのレーズン、焦がした木、りんご。後半にはスモーキーさと穀物、焦がしたカラメルみたいな苦み。余韻にレーズンがしっかりと残ります。

飲んでみると開発コンセプト通りけっこうスモーキーさが強いですね。そして鼻から抜けるアルコール臭は中々に強め。それさえ許容できれば意外とストレートでも飲めますね。悪くない。

 

トゥワイスアップ

(香)カスタード、ピート、僅かにオレンジ

(味)ピートとバニラ、ナッツのクリーミィさ。

芯の部分はしっかり残るので加水でも楽しめますね。でもレーズンは落ち着きました。

 

ロック

(香)黒糖、レーズン、カスタード、バニラの香りがする香木など甘々。

(味)まずスモーキーさがシャープになって前面に出てきます。そしてナッツ、樽感は相変わらず。新たにハッキリとぶどうが感じられる。後半のビターさは落ち着き心地よい樽感が残ります。

復刻版の良さを堪能できるウマウマなロック。

 

ハイボール

(香)香木、レーズン。

(味)蜂蜜、りんご、ピート、ピーナッツバター。後半にレーズン、余韻には心地よい甘みが残ります。

通常版と違ってクリーミィで飲み応えのあるハイボール。スモーキーさはそこそこ強め。けっこう甘いので食後に飲みたい。

 

総合評価

通常版と比べ、明らかにシェリー樽の要素とスモーキーさが強く、43%ということもあってかリッチで飲み応えのあるブレンド。どことなくオールドボトルっぽさも再現されていて、これを始めて飲んだときは思った以上の力作に少し感動したのを覚えています。

現在の角瓶が1800円ほどすることを考えると、限定ボトルでこの完成度であれば2400円は妥当ですね。というかこの味わいを今改めて新作のジャパニーズとして売り出したら3000円は間違いなくしそう。

特にロックとハイボールは美味しいですね!スモーキーさが好きな方であれば誰でも好意的に受け入れられる味わいに感じました。

今のところ終売情報は出ていませんが、少し前に同じサントリーのティーチャーズセレクトが終売告知無しに姿を消したので復刻版も買えるうちに買っておいた方が良さそうですね。

 

香り注ぎたてが硬いのがネック
ストレート若さありだが意外とイケる
加水同量加水でも芯は残る
ロック復刻版の良さが出てる
ハイボール味わって飲みたい角ハイ
総合評価サントリーの本気を少しだけ垣間見た気がする

今回紹介したウイスキー↓
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この記事を書いた人

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