竹鶴 ピュアモルト

 

基本情報

容量:700ml

アルコール度数:43%

種別:ブレンデッドモルト

産地:日本

製造会社:ニッカウヰスキー

希望小売価格:7700円

 

商品説明

素材はモルトだけ。グレーンを使わずに実現できる最上級の飲みやすさを追い求めて、ブレンダーは、ニッカウヰスキーが誇るさまざまなモルトをより精緻にブレンド。キーモルトは、シェリー樽熟成の余市モルトと宮城峡モルト、リメード樽熟成の宮城峡モルト。なめらかで艶やかな口当たり、華やかでフルーティーな香り。重厚なモルトの甘みとコク、やわらかくつづく余韻。まずはストレートで。そして、わずかに水を加えて。次々にあらわれるモルトの個性を確かめながら、ブレンドの技に想いを馳せてください。

今回は最近手に入れやすくなった竹鶴ピュアモルトを飲んでいきます。

2020年のリニューアル後からずっと品薄で全く手に入らない時期が続いていました。

しかし最近になって定価販売で見かける機会も増え、逆輸入品であれば常に8000円強で買えるようになってきましたのでレビューしたいと思いました。

前の黒いラベルと比べて余市蒸留所の原酒比率が高くなったらしいので、その辺りも意識しながら飲んでいきます。

 

テイスティング

香り

りんご、カスタードクリーム、マーマレードパン、ニス、僅かにスモーキー。

果実香が全体を支配しています。香り立ちは価格を考慮すると弱く、熟成感が足りないな…という印象を受けます。

 

ストレート

序盤はオレンジの酸味が強いのですが次第にモルトのコクが味全体を支配します。ほんの僅かにドライフルーツのニュアンスを拾います。終盤に暗めなスモーキー、余韻にはカスタードの甘みが残ります。

ライトボディでアルコールのアタックも少なめ。甘めの味わいで飲みやすいと思います。

  

トゥワイスアップ

(香)オレンジの酸味がシャープに強めに香ってきます。

(味)オレンジ、りんご、カスタードが増し、モルトの風味は落ちました。終盤にはストレートよりスモーキーさを強く感じて余韻にはほんのりビターさが伸びていきます。

ライトボディなので加水すると味の強さという部分では少し物足りなさはあるものの、よりフルーティーでスモーキーさを感じられる飲み方となってます。甘スモーキーな味が好きな方はこっちですね。ただ多くの方にはストレートの方がオススメ。

 

ロック

(香)Wow!!ストロベリーチョコですね!フルーティーで甘くて素晴らしいです。

(味)序盤は香り同様にチョコレートやベリーの甘酸っぱさ。ただ少しだけシェリー樽特有の硫黄っぽいニュアンスも出てきました。中盤にはモルトやナッツの香ばしさがかなり強く、またも終盤にはスモーキーさ、余韻はスッキリしています。

個人的にロック好きですね!加水に負けやすいのは相変わらずですが、小さめな氷で味の変化も楽しみながら飲みたいですね(溶けると香ばしさが強くなります)。

 

ハイボール

(香)バナナやりんごの甘いフルーティー香。

(味)バナナやパイン飴のトロピカル感、僅かにカフェオレのような甘苦さ、ナッツのコク、スモーキーさ、余韻にブランデーチョコの甘みが残ります。

全体的にクリーミーかつ甘ビターで美味しいですね。スッキリはしてないので食後ハイボールかな。特にネガな要素もなく万人にオススメできます。

 

総合評価

いかがだったでしょうか?全体的に美味しく好印象でした。流石の大人気銘柄ですね。

 

ただですねぇ…これを運良く定価で手に入れても7700円はするということを考えると…どうですかねぇ。

いくらウイスキーが相当値上がりしたとはいえ、個人的には7700円という価格に対して手放しで満足できる味ではないかな〜と。

あくまで「あのレアなジャパニーズ、竹鶴を飲んでるんだ」というプレミアム感ありきな価格設定だと思います。

なのでこの記事を見ている方でまだ竹鶴を持っていない方は絶対にプレ値で買うのは止めましょう。ただ定価で見つけたら万人にオススメできる味わいなので(コスパは置いといて)、お金に余裕のある方は買ってみてください。

あ、それと余市はそんなに強くなった感ないですね。普通に宮城峡とバランス良い味わいです。

 

香り熟成感が足りない
ストレート飲みやすい味わい、ライト。
加水ボディは崩れるが強み強調な味わいに
ロック個人的に一番好き
ハイボール強み個性はそんなに無いものの、その分誰でも美味しく飲める
総合評価味は良いと思うが価格に対しての満足感は飲み手の感情に左右される、テンション上がる方であれば☆4〜☆4.5はいくかも

今回紹介したウイスキー↓
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この記事を書いた人

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