
基本情報(両者共通)
容量:700ml
アルコール度数:37%
種別:ブレンデッド
産地:日本(海外原酒含む)
製造会社:ニッカウヰスキー、サントリー
実売価格:800円前後
1杯(30ml)の価格:約34円
商品説明
今回は日本メーカー安ウイスキーの代名詞であるこちらの2本をロックとストレートでレビューします。
今更ですがウイスキーの値上げラッシュってヤバくないですか?汗。何かすべてが値上がりし過ぎてて麻痺してますが、5年前まで3000円以下だったフィディックが今は5000円ですよ。。。
そんな中こちらの2本は値上げ後も実売価格800円と以前とほぼ変わらないんですよ。
今こそ財布に優しく、ウイスキーライフに寄り添うこういった銘柄を2025年の相場感でもって評価していきたいと思います!
ブラックニッカクリア
ノンピートモルト(ピートを使用せず乾燥させた、ピート由来のスモーキーフレイバーのない大麦麦芽)を使用する事で、やわらかな香りとまろやかな味わいを実現したクセのないクリアな飲み心地のウイスキーです。
こちらは37%ながらモルト&グレーンの混ざりっけのないウイスキーとなっています。今のご時世この価格で凄いですね。
ロック
(香)埃っぽい香りが強い、、、
(味)甲類焼酎のような、強めのアルコール感。しかし次第に慣れてくるとその奥にあるウエハースチョコだったりオレンジの風味が感じ取れる。余韻にも柑橘が残ります。
まぁ価格にしては頑張ってるとは思いますが…ロックは正直美味しくないかな。
ハイボール
(香)ロック同様に埃っぽさある。奥にフルーティーさがあるかな。
(味)ほぼほぼグレーン原酒からくる香ばしさがメインですが、少しだけフルーティーさと蜂蜜の甘みがありますね。フィニッシュに若さからくる渋みがありますが許せる範囲。余韻も嫌な味わいは残りません。
普通に悪くない。味濃いめの料理と合わせたらグビグビいけちゃうよ。逆に繊細な味わいの料理には向かないかな、穀物の甘香ばしさが邪魔してくる。
トリスクラシック
(トリス)やさしく甘い香りと、丸みのあるなめらかな味わいが特長です。バランスのとれた味わいは、ハイボールはもちろん、ロックや水割りでもお楽しみいただけます。※本製品はモルトウイスキー及びグレーンウイスキーに加え、グレーンスピリッツを使用。
今更ですがトリクラって謎のグレーンスピリッツが入ってたんですね…知りませんでした汗。800円と安価なのにポーラーだったり目盛り付きグラスだったりのおまけが付いてることも多いですよね。凄い。
ロック
(香)こっちも埃っぽいんかーい!
(味)あれ?ナッツの香ばしさと穀物系の甘みが感じられます。僅かながらフルーティーさもあり、クリアほどはアルコールを感じません。
これは…美味しいとは言わないが慣れれば普通に飲める笑。この感じが出せてるのはグレーンではなくグレーンスピリッツが混ぜられてるからでしょうね。
ハイボール
(香)ほぼ無香…。
(味)クリアがグレーン原酒の味わいが強かったのに対してこっちはウォッカみたいなプレーンな甘みが強いですね。加えてやはり穀物感。僅かにバニラなど。
こちらも食中酒としてなら普通にアリ。そしてこっちはウォッカハイボールみたいなものなので合わせられる料理の幅が広い。よりウイスキーらしいハイボールを求める方はクリアがおすすめ。
総合評価
「数百円足して先生や白馬買えばええやん」。そう思ってた時期が私にもありました。それは飲み終えた今でも変わりません笑。
しかしそれはウイスキーが趣味である私のような人間の感性。
昨今の物価高で最優先で削られるであろう酒代。「少しでも安くて晩酌であれば耐えうる」ということは凄く大事だと思うんです。
今回飲んでみてロックは厳しいもののハイボールを料理と合わせれば全然イケちゃう味わいでした(トリスは慣れればロックも飲める)。
国産メーカーが安定してこの超低価格。しかも全国どこのお店でも販売しているという入手のしやすさも加味するととんでもないプロダクト力だなと。
ウイスキーマニアはフル無視で一般層向けに全BETして作られているからこそ実現できた銘柄。これらの商品力の高さは今こそ再評価されるべきだと思いました。
ロック | 慣れれば我慢できる | |
ハイボール | グレーンの主張が強いがウイスキーらしいとも言える | |
総合評価(クリア) | 最安でウイスキーを感じられる |
ロック | 意外とイケる | |
ハイボール | 食事の邪魔はしないがウイスキーらしさは希薄 | |
総合評価(トリス) | グレーンスピリッツである意味が飲むとよくわかった |
ご覧いただきありがとうございました。
それでは皆様楽しいウイスキーライフを♪
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