シングルモルト津貫 2025 エディション

 

基本情報

容量:700ml

アルコール度数:49%

種別:シングルモルト

産地:鹿児島

製造会社:本坊酒造

実売価格:9000円前後

 

商品説明

「シングルモルト津貫」は、盆地特有の寒暖差のある気候と蔵多山山系の良質な湧水に恵まれた、薩摩半島南西の緑あふれる山あいに位置するマルス津貫蒸溜所で造られています。
「2025エディション」は、バーボンバレルやシェリーカスクを主体に様々な樽で熟成したモルト原酒をヴァッティングした2025年リリースのシングルモルトウイスキーです。

スコッチ贔屓の僕ですが、昨年の津貫2024がとても美味しかったので今年も津貫のシングルモルトを買っちゃいました。

 

高騰続くウイスキーにおいて価格は据え置きの9020円。ただし度数が50→49%へと下がりました。

メーカーの説明文はほぼ2024と同一なので味わいの方向性も同じなのでしょうか?早速飲んでいきます。

  

テイスティング

香り

ぶどう、りんご、バニラ、モンブラン、ラムレーズン、若干の樽香、ほんの僅かにスモーキー。

フルーティー香が強いものの、香りの「太さ」という部分では2024より細くなったなと。また若さからくる酸味やアルコール臭も強いですね。スモーキーさは2024の時点でもそこまで強くありませんでしたが今回は更に控えめですね。

 

ストレート

まず口いっぱいに広がるのはオレンジ、りんご、マスカットなどのジューシーなフルーティーさ。そしてカスタードクリームやラムレーズン、ナッツ、モルティーさと続きます。フィニッシュにドライフルーツの甘みと僅かなスモーキーさが出てきます。余韻にもジューシーなフルーティーさが残りますね。

若さはあるにはありますが、それ以上にフルーティーさが強くて気になりません。49%でも飲みやすい。香り同様に少し線が細くなったなとは思いますが、味わい自体の完成度は高いなと感じました。

 

トゥワイスアップ

(香)レーズンや都昆布のような酸味が増々に。香り立ちはトゥワイスアップの割に控えめか。

(味)あ~冷やすとバニラやナッツ、スモーキーさといったフルーティーさ以外の風味がより全面に出てきましたね。フルーティーさも健在で全体的にスッキリしています。

味わいの方向性もストレートを踏襲しているので、飲みやすさを求める方はこっち。線が細くても49%あるので水っぽくならないのがいいですね。

 

ロック

(香)めちゃくちゃアイス。

(味)加水と同様にバニラやナッツ、ほんのりスモーキーさが前面でフルーティーさは更に控えめに。そしてビターさが出てきてフィニッシュから余韻がドライめになりましたね。

こう書くと美味しく無さそうに感じるかも知れませんが、なんかこう癖になる味わいで好きでしたね!また2024でけっこう強かった樽感が2025でも冷やすと感じられます。

 

ハイボール

(香)シークワーサー、青りんご。少し硫黄っぽさも含めシェリー樽原酒のニュアンスも拾えます。

(味)ソーダで割るとシェリー樽由来のフルーティーさやチョコのような甘さがクリーミーに口いっぱいに広がります。更に蜂蜜のような濃厚な甘みが中盤に出てきます。もちろん心地よいスモーキーさや樽感も健在。ラストに向けてこれまでの味わいがジワーッと消えていき、余韻も甘さが心地よく残ります。

49%を1:3で作ったからか、かなり飲みごたえのあるハイボール。甘くてフルーティー。食後のデザート代わりに飲みたい。できれば氷が溶けない真空タンブラーでこの濃厚な味わいをじっくり堪能したいですね。

 

総合評価

正直2024の方がより津貫らしさというか個性が出てましたね。あの個性が好きだった方には少し物足りないかも知れません。

しかし2025もあの方向性を踏襲しつつ、より飲みやすく、よりフルーティーに、より万人受けする味わいになりました。初めての方はこちらから入ったほうが間違いないかもですね。

特にロックやハイボールが好きでした。しかしストレートも十分美味ですし、トゥワイスアップも飲み疲れしないものでした。

決して安い銘柄ではありませんが、今回も買ってよかったと思いました。何より物価高において価格据え置きは凄いですよね。津貫は同じ九州ですし今後も応援していこうと思います。

 

香り若さ感じる
ストレートフルーティーで飲みやすい
加水飲みやすさ優先
ロックビターさもドライさも出てきたけど、何か凄い好き
ハイボール甘くてフルーティーで誰もが好きなやつ
総合評価個人的には2024の方が癖強で好きだが2025も十分美味い。いつでもU1万円で買えるのもありがたい。

今回紹介したウイスキー↓
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この記事を書いた人

お小遣いで買える1万円以下のオフィシャルを中心に紹介しています。

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