ロバートバーンズ シングルモルト

 

基本情報

容量:700ml

アルコール度数:43%

種別:シングルモルト

産地:アラン島

製造会社:アイルオブアラン・ディスティラーズ社

実売価格:4600円前後

 

商品説明

ロバートバーンズ シングルモルトは、ロックランザ蒸溜所のシングルモルトで、様々な年数を組み合わせることで、まろやかな味わいをつくり上げました。バーボン樽をメインに使用したスムース、モルティ、スイートな味わいで、シェリー樽熟成を少量加えることで、美味しいスパイスのひねり、芳醇さ、奥深さを与えています。
ロバートバーンズ(1759-1796)は日本でもなじみの深い『蛍の光』を作詞したことで知られるスコットランドの国民的詩人で、ウイスキーを心から愛し、ウイスキーにまつわる多くの詩を残しました。世界で8万人のメンバーを有する「ロバートバーンズ・ワールド・フェデレーション」のパトロンであるロックランザ蒸溜所は、ロバート バーンズのサインと肖像を使う事を唯一許されています。

~公式サイトより~

 

ロックランザはシングルモルト「アラン」の原酒を製造しているアラン島にある大人気蒸溜所。ファーストリテイリングにとっての顔であるUNIQLO(アラン)とより安価でカジュアルなGU(ロババン)みたいな関係ですかね。

少し前にボトルデザインがリニューアルされて現行のオシャレボトルになりました。このボトルデザインの時点で欲しくなるっていうミーハーな方は多いのではないでしょうか(笑)

今回は同じNASシングルモルトで同価格帯のアランバレルリザーブ(以下BR)とストレート・ハイボールで比較しながらテイスティングしていきたいと思います。これ、意外と違いが気になるって方多いんじゃないですか?

 

余談ですがアランがここ数年レアウイスキー化、ブランド化しちゃって何かこう好きになれないというか…(カスクシリーズや17年以上の年数物とか定価で買えませんからね)。その中でもロババンやBRは安価(諸説あり)かつ何時でも買えるので、こういった商品にスポットライトを当てるのが私の役目だと思い購入した次第です。

 

テイスティング

香り

林檎、バニラ、ピーナッツチョコ、シナモン、レモン、レーズン、トロピカルフルーツ。

アルコール臭はあるものの、バーボン樽らしい良い香り。若干10年を想起するようなトロピカルフレーバーもありますね。というかNASにしてはけっこう様々な要素感じ取れますね。

BRはよりモルト由来の香りが強い。酸味メインでシャープな香り立ちのロロバンと比べてこっちは甘さメインでまったりとした香り立ち。これは完全に好みですね。どちらも若さはあるけどフルーティーさ甘さがしっかり感じられて良きです。

 

ストレート

モルティさとバニラ、りんご、ナッツ、ニューポットっぽい硫黄感と、良くも悪くも若めのバーボン樽熟成にある凡庸な味わい。またアルコール由来と思われる苦みもけっこう感じますね。余韻には麦芽の甘み、洋梨が残ります。

刺激は少ないですが、味わいとしての若さがけっこう目立ちます。ライト。

対してBRはより麦芽の香ばしさとケミカルさが強い。でも滑らかさ、まったりとした飲み口という意味で僅かにBRの方が熟成感あるかな。この香ばしさケミカルさ大丈夫ならBRがオススメかな。でも大差無いと思います。かなり共通した部分ありますね。

 

トゥワイスアップ

(香)LOOKのような果物系ミルクチョコレート

(味)ストレートより蜂蜜の甘さや麦芽の香ばしさ、そしてオレンジが強化。

加水してもロババンの持つ味わいの芯が崩れていないのは評価したい…がやはり4600円にしては…うん。

 

ロック

(香)爽やかなフルーティーさとバニラ

(味)まったりとしたチョコレートや蜜のような甘さが強まり、洋梨、麦芽、僅かなケミカルさ、樽感と続きます。余韻には口の中がキュッキュッするような独特な甘苦さが残ります。

冷やすことで甘みが増すので甘党はロックどうぞ。でも個人的にはストレートの方が好き。

 

ハイボール

(香)僅かにフルーティーですが香りは弱め

(味)独特のモタッとしたミルキィな麦芽の香ばしさと蜂蜜の甘みが強く、他はナッツや弱めのぶどう、樽感が感じられます。フィニッシュには薬草や樽感が残ります。このモタッと感は飲み手選びそ〜(笑)

1:4だと爽快に、モタッと感が無くなった!代わりに薄味になりますが…それを4600円のウイスキーでやる必要あるかなぁ。。。

BRも同じくクリーミィな口当たりながら甘みがロババンより強く、洋梨やキャラメル、蜂蜜、薬草、レモンなどを感じます。どことなくメロンやスイカといった瓜感もありますね。飲み応えはBRが上ですね。

これは団栗の背比べだなぁ…風呂上りや晩酌に飲むならロババン、まったり飲みたいときはBRですかね。

 

総合評価

NASとはいえ嫌なアルコール感や刺激が無いのは流石ロックランザだなと。またアランらしさも感じれなくもないです。

しかし既に申し上げた通り、味わい自体は若さ感じるライトかつ凡庸なもので4000円台にしては物足りない。それはBRも同様です。同価格帯でもっと個性的で美味しい銘柄、沢山ありますからね。フィディックとかクラガンモアとかレダイグとか。わざわざロックランザに拘ってこの2本を買わなくていいかな、というのが正直な感想です。それか2000円追加して10年買いましょう。

特に4000円台であればハイボールで飲まれること多いと思いますが、それが価格に対してコスパ悪いというのは致命的かと。だから私は自信をもってオススメしません!!

最後にBRとの比較ですが、かなり共通する部分が多い(似ている)という印象を受けました。その上で私がどちらかを選ぶとしたら…う~ん…いやホント美味しく飲めはするんだけどごめんなさい!どちらもコスパイマイチなんで「両方スルーする」でお願いします!!私嘘つけませーん!!

 

香り若さはあるが、良さが光る
ストレート熟成感もう少し欲しい
加水悪くない、悪くはないんだが
ロック甘党は氷で冷やせ!
ハイボール個性的な飲み口
総合評価蛍の光…閉店ガラガラ…

今回紹介したウイスキー↓
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この記事を書いた人

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