リニューアルした余市を飲み比べたら予想を裏切られた

 

基本情報

容量:700ml

アルコール度数:45%

種別:シングルモルト

産地:北海道

製造会社:ニッカウヰスキー

実売価格:7000円前後

1杯(30ml)の価格:約300円

 

商品説明

2025年10月から『シングルモルト余市』『シングルモルト宮城峡』『シングルモルト余市10年』のパッケージを順次刷新し、各蒸溜所の風土を表現したキーカラーを新たに設定し、蒸溜所のイラストをより明瞭に描くことで、蒸溜所の自然環境から生まれる個性や品質へのこだわりを表現します。

今回は少しだけラベルが変わった年数表記無しのスタンダード余市を飲んでいきます。どちらかというと宮城峡の方が見た目の変化は大きいかもです。

 

定価7700円のままは4950円の感覚が残ってる自分には正直少し高い印象。とはいえ45%を維持したのは素晴らしい。

今回は単体評価も行いますが、メインは旧ボトルとの違いに主眼を置いてテイスティングしていきます。

※旧ボトルと言ってもこちらは値上げ前4950円の頃のボトルで開栓から2年ほど経過しております(新は開栓2週間)。巷では「7700円に値上げしてから少し美味しくなった」という噂がありますがそのボトルではありません。

 

テイスティング

先日グレンケアンを1脚割ってしまい今回旧ボトルはダイソーケアンを使います。肉眼での色合いはほぼ同じに見えます。

 

香り

柔らかいピートスモーク、潮気、青りんご、オレンジ、ドライフルーツ、塩おかき、クッキー。

気持ち[新]の方がアルコールアタックを感じるもののこれは開栓時期による差で説明が付くレベル。

ただし

①[新]の方が若いアイラモルトのようなハツラツ感のあるスモーキーさ

②ゆったり太いイメージの[旧]に対して[新]は少し線が細い

③甘さは両方あるが[旧]の方がより黒糖のような詰まった甘みが感じられる

④僅かに[旧]の方がフレッシュなフルーティーさがある

比べればこれだけ違いはありますが、逆に並べてみないと分からないぐらいの微差かなと。

 

ストレート

ピートスモーク、スパイシーさ、オレンジ、塩気、キャラメル、クッキー。

香りでも感じた通り[旧]の方がリッチな甘み含め厚みがありますね。[新]は穀物系の香ばしさがより強くスパイシーですね。香り同様に並べて飲み比べれば違いは分かりますが、単品で出されて「これ新ラベルだね」って分かる人そんなに居ないのでは?

 

加水

(香)[新]はアルコール感含め若い雰囲気が強調されたか。[旧]は柑橘の酸味が心地よい。

(味)加水するとお得意のピートやスパイシーさ、甘みがしっかり感じられる。相変わらず香ばしさは強め。若干後半がスカスカっとするが飲みやすくて美味しい。

ストレートで感じたように厚みはここでも[旧]に分があった。ただ[新]のスルーッと飲める感じはいいね!

 

ロック

(香)冷やすと潮気とヨード香が際立ちました。[旧]は甘いですね。

(味)[旧]は味わいのバランスが良く丸いです。氷が溶けると果実感がよくわかります。

対して[新]は似た味わいでもピートやスパイシーさ、甘みなどが少しビビッドですね。また気持ち加水に負けやすくなってる気がしますし、果実感ではなく塩気が残ります。

どちらもロックかなり美味しいですが丸みが違います。形で例えるなら[旧]はe-maのど飴、[新]は金平糖ですね。

 

ハイボール

※両方ウイスキー1:3炭酸です。

(香)酸味と潮気、比較的シンプル。[旧]は複雑。

(味)まず[旧]はやっぱりバランスがいいですね。ピートも効いてますがフルーティーさに甘み、穀物系のコクもしっかり。余韻まで軽すぎず重すぎず、最後までチョコたっぷり。

対して[新]はピート感が頭一つ出てます。スモーキー⇨酸味系フルーティー⇨メロウ⇨潮気と続きます。そして後半になるにつれてライトになり余韻はけっこうサッパリ。濃いめに作れば克服できますがそれでも何か[旧]より物足りなさはあるかも。。。

食事と合わせたり夏場に喉越しでグビグビ飲むなら[新]ですが、やはりこの価格帯だとある程度の飲み応えは欲しいところ。間口の広さと飲み応えを両立した[旧]はやっぱウマい♪

 

総合評価

正直ウイスキー界ここ数年の流れである「リニューアル=劣化」を覚悟していました。ところが余市に関しては新旧でベクトルは一緒でしたし、予想に反して「ニッカ頑張ったな」という程度の変化でした。

「原酒の豊かさ」「詰まってる感」は僅かに旧に分があるものの「並べて飲み比べれば違いが分かる程度」であってブラインドで分かるのはかなりの上級者か余程の余市好きくらいでしょう。

ただ……大人気余市ハイボールはけっこう差があるなと。僕は断然[旧]が好きですし、これは変化に気付く人多そうです。というかハイボールが一番変化を感じるパターンは珍しいですね。

最近はネットや安い店舗だと安定して6000円台で入手可能。それで「ジャパニーズウイスキー」の付加価値付き。ハイボールもまぁ飲みやすい。そしてスモーキー過ぎないので「よく分からないけどジャパニーズウイスキー飲んでみたい」という初心者にとてもオススメです。

香りバランスいいね
ストレート価格に対しての満足感はもう一声か
加水加水よく合う
ロックロックよく合う
ハイボール新が美味しくないのではなく旧が美味すぎた
総合評価人によっては違いが分からないレベルのリニューアル
ただ余市ハイボールが結構変わったのは個人的に痛い

今回紹介したウイスキー↓
(Amazonリンクは画像をタップ)

Amazonは6600円と定価以下!ただし新旧どちらが届くかは不明のため拘りのある方は店頭で買いましょう⇩

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この記事を書いた人

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