ラガヴーリン 16年

 

基本情報

容量:700ml

アルコール度数:43%

種別:シングルモルト

産地:アイラ島

製造会社:ディアジオ

実売価格:11000円前後

1杯(30ml)の価格:約480円

 

商品説明

全モルト中「最高」との呼び声高いアイラモルトがこのラガヴーリンです。オフィシャルのスタンダード・ボトルは12年熟成が主流ですが、ラガヴーリンは16年という長期間の熟成にこだわり続けています。重厚なピート香とシェリー樽のフレーバーが絶妙に溶け合ったその味わいは、数多くのファンの心を魅了して止みません。

今回はラガヴーリンのフラッグシップ、16年を飲んでいきます。

他のアイラのフラッグシップ、ラフロイグ10年やカリラ12年が高くなったとはいえ6000円前後なのに対してラガヴーリンは1万円オーバーと中々のお値段。

美味しいとは聞くし、16年熟成は魅力的だけど中々手が出ない…そんな方に向けてレビューしていきます。

 

テイスティング

香り

柔らかいピートスモーク、レーズン、干し柿、キウイ、バナナチップ、アーモンドチョコ、フローラル。

パッと嗅いだ瞬間に「あ〜上品」と感じるマイルドなピートスモーク。そして熟したフルーツ香がかなり強め。いいですねぇ♪

 

ストレート

お花、上品なピートスモーク、潮気、ベリー、焚き火(炭)、僅かにブラックペッパー。余韻に蜂蜜の甘みが残ります。

舌に乗せたときの柔らかさが下手な18年ものより上なんですよ。スーッ…と抵抗なく喉へと流れていきます。勿論アイラモルトなのでピートは効いているのですが、それが目立たないぐらいバランスが良くとにかく「丸い」です。うまいわぁ…。

 

加水

(香)加水によって乳酸っぽさ出てきました。

(味)元々繊細かつマイルドなので加水による飲みやすさの振れは少なめ。前半は少しボディがスカスカになった印象だが、後半から蜜感とベリーの強い甘み、そしてミーティーさがフワーッ!と盛り上があってきます。余韻にも甘みがしっかり残ります。

あんめぇ笑。個人的にストレートがかなり仕上がってるので加水はそんなにオススメしませんが、16年の違った表情を見ることが出来るので一度はお試しあれ。

 

ロック

(香)潮気、レザー、そしてアメリカのソーセージみたいなミーティーさが強い。ピートスモークがより鮮明に鋭く。

(味)まずピートスモーク⇨土っぽいビターさ、花の蜜のような甘み&フローラルさ、燻製ナッツみたいなクリーミーさ。フィニッシュにミーティーさ、余韻に甘スモーキーさが残ります。

流石16年熟成、氷が溶けてもしっかりボディが消えません。加水も悪くはないのですが、それをより濃く、鮮明にしたのがロックって感じ。よりピートスモークを感じたい方にはオススメの飲み方。

 

ハイボール

(香)爽やかなヨード香。

(味)地を這うような、重心の低いクリーミーな程よいピートスモークに麦芽の旨味、ダークチョコ、青りんご、レモン。余韻はスッキリしています。

繰り返しになりますが上品かつ程よいスモーキーさが心地良いですね。他の味わいも強過ぎず、癖もなく、アイラハイボールの中ではかなり飲みやすい。ただコストはかなり高いのでコスパ基準で考えるとどうしても点数は低めになってしまうかな。というか1万円のをソーダで割れる人はそう多くない気が…。

 

総合評価

アイラの巨人、その言葉とは裏腹にとても柔らかく繊細なウイスキーだと感じました。

まず特筆したいのがストレートでの滑らかさとバランスの良さですよね。一般的にラガ16年はロックで飲まれてる方多いと思いますが個人的にはストレートが圧倒的にオススメでございます。

勿論ロックも甘々かつ濃縮感が凄くて美味しいですし、コスパが無視できるならソーダ適正も◎です。

価格は以前の6000円台から1万円台とかなり高くなりました。それでも大抵の18年物より安く、また満足度も高いのでアイラモルト好きは勿論のこと、これならアイラに挑戦したい方にもとてもオススメの1本です。

ただしハイボールでグビグビ飲みたい方や、アイラ=パンチ効いたスモーキーさ、だと思ってる方からしたら価格の割に満足できない、というのは付け加えておきます。

 

香りピートスモークまでまろやか
ストレート滑らか…
加水虫歯になっちゃうよ
ロック濃縮アイラ汁
ハイボール美味い!んだけど1万円超えをソーダで割れる人そんなに多くない説
総合評価流石ディアジオのクラシックモルト、間違いなかった。是非ストレートでかロック。

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この記事を書いた人

お小遣いで買える1万円以下のオフィシャルを中心に紹介しています。

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