
基本情報
容量:700ml
アルコール度数:50%
種別:シングルモルト
産地:アイラ島
製造会社:レミーコアントロー
実売価格:7000円前後
1杯(30ml)の価格:約300円
商品説明
「ポートシャーロット」は、アイラ島のブルックラディ蒸留所が造るヘビリーピ―テッド・ウイスキーのブランド。ポートシャーロット 10年はスコットランド産の大麦を100%使用し、モルティさとヘビーピート(40ppm)の力強さを持ちながら、さらに10年熟成の深みが感じられる仕上がりとなりました。熟成樽比率はファーストフィルのアメリカンウイスキー樽65%、セカンドフィルのアメリカンウイスキー樽10%とフレンチワイン樽25%で熟成。ノンチルフィルター&ノンカラーで造られます。
今回はブルックラディ蒸留所のヘビーピーテッドタイプ、ポートシャーロット10年を飲んでいきます。
フェノール値40ppmというとボウモア12年やタリスカー10年の倍、ラフロイグ10年と同等ということでかなりアグレッシブはスモーキーさが期待できます(※必ずしも数値と感じ方は比例しません)。
実は度数が50%もあり「度数が高い」でお馴染みのフロムザバレルとほぼ一緒です。
しかも「10年」の印籠持ち。こんなハイスペックなアイラモルト、売れないわけがない!…のですがあまりSNSでも飲んでる方を見かけない気がします…。
テイスティング
香り
青りんご、土の付いたゴボウ、納豆、ピートスモーク、ベリー、硫黄。
スモーキーさより甘いフルーティーさと土っぽさが先に来ます。そして奥にベリーが確実にいます。50%ながらアルコールアタックは弱く、嗅ぎ疲れしない品のある香り。
ストレート
序盤はりんご、オレンジ、チェリー。中盤から土&薬品っぽいスモーキーさが上がってきます。終盤はジンジャーなスパイシーさと牡蠣、余韻は柑橘と焦げたスモーキーさが長く続きます。
50%でもまろやか&ピート一辺倒にならず複雑さもある。というかスモーキーさはラフロイグと比べ弱く、下手しボウモアぐらいかも(それが良い)。少し玄人好みな感じはあるけど完成度は高い。
トゥワイスアップ
(香)スモーキーさとフルーティーさがフュージョン。一体感が凄い。
(味)フルーティーさが少し落ち、スモーキーさとカスタード系の甘みが全面に。またミント、ベリー、レモンクリーム。フィニッシュにポテチのコンソメパンチ、余韻に潮っ気が残ります。
美味ああああ!!柑橘とスモーキーさと甘さの三位一体に加えて潮っ気!!1:1でもボディしっかり。お持ちの方は加水絶対に試して欲しい。
ロック
(香)シャープに天高く昇る。ただし氷が溶けてくると重心低めに変化。
(味)序盤からミルクキャラメル、ジンジャー、ピートスモーク、ベリーが口いっぱいに広がります。中盤はナッツ、洋梨、クッキー。余韻には強めの甘みとスモーキーさが残ります。
おいおいロックも美味いのかよ…(驚愕)。氷が溶けてくるとケミカル&ミント&りんごと変化と楽しめる。嫌なビターさも無く、欠点を見つけるほうが難しい。
ハイボール
(香)モタッとした磯臭いピートスモーク
(味)序盤はクリーミーなピートスモークとミルクキャラメル。中盤から樽感、軽い渋み、そしてベリーが来るがフワッとしてる。余韻には甘みとケミカルさは残ります。
序盤のクリーミーで重い感じは人を選ぶし、中盤掴みどころのない空白地帯があるのが気になる。悪くはないし食事には合いますが、7000円の銘柄としてはもう一歩なハイボール。
ただ1:4にすれば序盤の重さがなくなるので一体感は出ます。こちらがオススメ。
総合評価
やっぱりそうか…ソーダとの相性がそんなに、なのが地味なポジョンに甘んじてる理由ですかね…(個人の予想)。
ただ!!!
ストレートの時点でバランスよく上品ですが、更に加水&氷INで覚醒。ブルックラディらしい毎日でも飲めるバランスは素晴らしいの一言。
バランスがいいだけに個性的なラフロイグやアードベッグと比べると注目されないのも理解できますが、気になっていた方はぜひ手に取って欲しいですね。
香り | 品がある | |
ストレート | バランス良し | |
加水 | 完全調和 | |
ロック | 味よし変化よしボディ感よし | |
ハイボール | 1:4推奨 | |
総合評価 | 見た目や40ppmの割に尖ってない だがそれが気に入った |
ご覧いただきありがとうございました。
それでは皆様楽しいウイスキーライフを♪
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