
基本情報
容量:350ml
アルコール度数:9%
原材料:モルト、炭酸
原酒産地:日本
製造会社:サントリー
実売価格:825円
商品説明
山崎蒸溜所で蒸溜された原酒のみを使用しました。スパニッシュオーク樽原酒由来の芳醇な香りと、アクセントとして加えた高酒齢ミズナラ樽原酒由来の奥深い余韻をお楽しみいただけます。
お疲れ様です。今年も残すところ約1週間となりました。早いですね。
今年のウイスキー界隈は例年以上に缶ハイボールが盛り上がっていた気がします。今回はその真打にしてグランドフィナーレを飾る山崎缶を飲んでいきます。
このプレミアムハイボールシリーズが出たのは約2年半前。当時税込660円だった価格も気付けば825円と3割ほど値上がりしてしまいました。この価格は発売前からかなり話題になっていましたね(汗)。
一応この缶ハイボールには43%ウイスキーが78ml入ってることになります。通常の「シングルモルト山崎」7700円の78mlは858円なのでそれより安い計算になります。と考えると炭酸込みで825円は安い…のか…?飲んで判断しましょう!
※この缶に「シングルモルト山崎」が使われているわけではありません。同じ山崎蒸留所のシングルモルトとして比較した場合の話です。念の為。
テイスティング
香り
カスタードクリーム、パイナップル、花の蜜、ヒノキ、仏間。
おぉ!?正直「言うてそんなミズナラ感はないやろ〜」と思ってたのですが甘さやフルーティーさの奥にはっきりと仏間のような香りがします。9%ながらアルコール臭は一切しません。これは期待!
缶直
まずファーストアタックは樽感。序盤はパイナップルの酸味がかなり強い。後半はバニラ、ナッツ、麦麦しさ、白菜漬けの酸味。余韻にはバニラと僅かなスパイシーさが比較的長く続きます。
序盤と後半の狭間にミズナラ原酒由来と思われる線香のようなスモーキービターがありましたがこれはアクセント程度でした。
それなりの飲み応えと飲みやすさ、そして誰もが受け入れられる味わいと万人受け狙いのブレンドですね。前作が重めのテイストだったのに対してこちらは重すぎず軽すぎず、ちょうどいいです。ミズナラ感は探せばありますがあくまで脇役なのはご注意を。
少し温くなってきても飲みにくさはなく、むしろ山崎らしい華やかでメロウな味わいが感じられます。
氷入りグラス
香りは…んん!?モンブランみたいな甘い香りする!
味わいは…うわ…すんごい飲みやすい……。酸味系のフルーティーさとモルティ&香ばしさ、少しカレーのようなスパイシーさ、そして今度は終盤に線香のニュアンス。フィニッシュ〜余韻にはバニラとビターチョコが残ります。
「美味い」「ウイスキーらしい」「飲みやすい」の三拍子揃ったバランス◎な万人受けハイボール。氷が入って多少ライトにはなりますが薄いってことはなさそうです。
総合評価
まず825円という価格、そして副題の「芳醇な香りと奥深い余韻」を見ると「どっしり濃厚!!」を期待しがちですが実際は「薄すぎず濃すぎず、重すぎず軽すぎず」でした。
山崎らしい甘く少し華やかな味わいに加えて僅かながらミズナラ樽由来の線香スモーキーが感じられました。バランスがとても良くて普段シングルモルトハイボールを飲み慣れてない方でも「うわ~特別な味する〜」と言いながら美味しく飲めちゃう感じです。
逆に言うと個性やパンチは無いですね。前作のほうがそれはあったので、シングルモルト=個性!パンチ!という方は肩透かし食らいそうです。
缶直とグラス、どちらも良かったので一度は両方試すべし。個人的にはどちらも食中酒として飲むのは勿体なく、食後にじっくり飲んで欲しいです。
さて皆様気になるのが825円の完成度なのか、という点ですが、、、、個人的には価格に対する期待値は超えてないかなと思いました。シングルモルト山崎のハイボールよりは美味しいと思いますが、あくまで825円は山崎というネームバリュー、特別感ありきの価格設定なのかなと。(※そもそもボトル山崎はコスパ良くない)
今年中に在庫が無くなることは無いと思うので、買うのはお試しの1本だけにした方がいいと思いました。660円であれば↓の評価すべて☆+1.5していいと思いますが825円であれば辛く付けざる得ないです、ごめんなさい。。。
| 香り | 奥に仏間 | |
| 缶直 | 飲み応えと飲みやすさのバランス◎ | |
| 氷入りグラス | すんごい飲みやすいのに最低限の飲み応えもキープ | |
| 総合評価 | いくら美味しくてもハイボール缶で825円は高いて… |
ご覧いただきありがとうございました。
それでは皆様楽しいウイスキーライフを♪
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