フィンラガン オリジナルピーティー

 

基本情報

容量:700ml

アルコール度数:40%

種別:シングルモルト

産地:アイラ島

製造会社:ザ・ヴィンテージ・モルト・ウィスキー・カンパニー

実売価格:3400円前後

1杯(30ml)の価格:約150円

 

商品説明

“フィンラガン”とはアイラ島にあった14世紀の城の名が由来しています。フィンラガンのボトルには蒸留所の詳細がなく、中身不詳のアイラ・シングル・モルトとしてリリースされていますが、アイラには8つの蒸留所が存在するため、そのうちのどれかということになります。「オリジナル・ピーティー」はカリラ蒸留所のモルトだと言われています。

今回は蒸留所不明系なのにほぼほぼカリラ?フィンラガ最安のオリジナルを飲んでいきます。

フィンラガンシリーズは他に「オールドリザーブ」や「アイリーンモア」「カスクストレングス」そしてカスクフィニッシュ系が何種類かリリースされています。

特にオールドリザーブはほぼ同価格で「どっち買えばええねん…」となりがちですが、どうやらスタンダードなのはオールドで、オリジナルはより潮気が強いタイプみたいです。

 

テイスティング

香り

ケミカルスモーク、潮気、ホワイトクリーム、古箪笥、グレープフルーツ、僅かにレーズン。

典型的なアイラモルトの香り。メインは勿論スモーキーさですが甘みや酸味もそれなりに感じ取れます。刺激は角が取れている。

 

ストレート

香りに反して焦げ後のようなビタースモーキーさに新樽のニュアンス、ペッパー系のスパイシーさ、ナッツ。フィニッシュ〜余韻に麦芽の甘みが残ります。あと若干ですがミズナラ樽の白檀みたいなニュアンスも。

味の奥行きは無いのですが意外と刺激は抑えられてるんですよね。スモーキーさはしっかりあるもののライトかつシンプルなので少し印象に残りづらいかも。

 

加水

(香)潮気立ってきましたね。

(味)序盤はより焦げたニュアンスが強めに、終盤はよりナッツが目立ちました。かなり飲みやすくはなったものの、同時に輪をかけて印象に残らない味だったかも。

うん…飲みやすいのは拍手だけどとにかく印象に残らないですね。

 

ロック

(香)オレンジみたいなフルーティーさ立ってきました。

(味)シャープな甘み、潮気、スモーキーさ、中盤から甘ビターさが伸びていき余韻も煙たさが残ります。

冷やすことでむしろ飲み応えが増したかも。個人的にはストレートより印象良いです。

 

ハイボール

(香)更に潮気強まった。爽やか。

(味)序盤は大人しく甘みがメイン。潮気、優しめのスモーキーさ、穀物系のコクが追いかけてきます。余韻はサッパリ。

序盤と最終盤が大人しい山型の展開。全体的にスッキリしてる。スモーキーさはアイラモルトの中では控えめかつ飲みやすいのでアイラモルトハイボール入門にはいいかも。

 

総合評価

3400円という価格はアイラシングルモルトの中では最安クラス。ただしその分だけ深みや奥行きがなく、何度も言ってますがちょっと印象に残りづらい味なんですよ。

これがまだハイランドとかスペイサイドとかなら「飲みやすくていいね」で済むんですが、アイラモルトにそういうのを求めてる方っているのかな?潮気が好きな方にはいいかも。

飲みやすいので買って損することはそんなに無い銘柄だとは思いますが、同時に特定の方が凄くハッピーになれる銘柄ではない…というのが私の感想です。

ちなみにアイラストーム、アイリーク、フィンラガンオリジナルの3つで比べたら僕はアイラストームが一番好きでした。

 

香り深みは無いが安っぽくもない
ストレートシンプルなアイラ
もう一度飲みたいとはならないかな
ロックストレートよりちょっと好き
ハイボール飲みやすいけど僕はもう少しパンチ欲しい
総合評価プレーンなアイラモルト

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この記事を書いた人

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