バスカー シングルモルト

 

基本情報

容量:700ml

アルコール度数:44.3%

種別:シングルモルト

産地:アイルランド

製造会社:イルヴァ・サロンノ

実売価格:3000円前後

商品説明

約2年前の登場から高い人気を維持している大人気アイリッシュウイスキーのバスカー。その中でもシングルモルトタイプ、通称「青バス」を飲んでいきます。

バスカーは銘柄名であって「ロイヤルオーク蒸溜所」にて製造されています。

所有元のイルヴァ・サロンノ社はゴッドファーザーで使われるリキュール「ディサローノ アマレット」を販売していることで有名です。

 

  

 

ロイヤルオーク蒸溜所

ロイヤルオークはアイルランド東部にある設立から10年とまだ歴史の短い蒸溜所です。ここはシングルモルトシングルグレーンシングルポットスチルを1か所で作ることのできる世界でも珍しい蒸溜所。

バスカーといえばやはり”緑バス”でしょう。2000円前後の価格ながらトロピカルフレーバーを楽しめる美味しいブレンデッドタイプのアイリッシュウイスキーです。またキャッチーなボトルデザインも目を引きますよね。

 

そんな緑バスの構成原酒をそれぞれボトリングしたものが上記画像の

(青)バスカーシングルモルト
モルトをポットスチルで3回蒸溜、バーボン、シェリー樽で熟成

(灰)バスカーシングルポットスチル
モルトと未発芽大麦をポットスチルで3回蒸溜、バーボン、シェリー樽で熟成

(えんじ)バスカーシングルグレーン
トウモロコシと大麦を連続式蒸溜器で蒸留。バーボン、マルサラワイン樽で熟成

となっています。シングルモルトは発芽した大麦=モルトのみを使用しているのに対してシングルポットスチルはモルトに加えて未発芽の大麦も使用しているのがポイントです。この未発芽の大麦を使用し3回ポットスチルで蒸留するのはアイルランド伝統の製法で多くの有名アイリッシュウイスキーが採用しています。


テイスティング

香り

トロピカルフルーツ、カスタード、蜂蜜、チョコレート、レーズン、薬草

香り立ちは普通~少し弱め。

アルコール刺激は控えめで良き。

全体的に甘くて時折薬草のケミカルさを感じます。

 

ストレート

香りでもあった薬草っぽさがカーンッときて、その後にビターチョコ、レーズンがきて最後はビターさで終わります。

アルコール刺激は控えめで、最後のビターささえ気にならなければ飲みやすいと思います。

加水するとビターさが少し落ち着いてナッツや生姜のニュアンスが出てきました。

  

ロック

冷やすとカスタードの甘い香りが立ってきました。

口に含むと薬草の風味が落ち着き、レーズン感もダウン。最後のビターさもマイルドになります。

全体的に更に飲みやすくなりましたが、私はストレートの方が好きですね。

 

ハイボール

全体的に甘みと酸味を感じる味わいで、まったりクリーミィな飲み口。

ぶどう、洋梨、蜂蜜、麦芽、レーズンに最後は薬草がアクセント。鼻にぶどうの香りがスーッと抜けます。

少し気になるのはやはり後味にビターさが残ること。

薄めに作るとアイリッシュらしく喉越しでサラサラ飲めます。

 

総合評価

緑バスの方が完成度高いという声をよく聞くのですが、確かにトータルの完成度、バランスの良さでいったら緑バスに軍配が上がると思います。

しかしこちらはシングルモルトかつ44.3%なのでロイヤルオーク蒸溜所のハウススタイルのトロピカル感、ケミカル感をよりハッキリ感じ取れます。

ハイボールはこちらがクリーミィで飲み応えしっかり、緑バスはもう少し軽くて飲みやすいです。

とはえいえ同一蒸溜所らしく方向性はかなり似ていて、共通点は多く存在します。それを飲み比べしながら探すのも非常に楽しいですね。

 

香り少し香り立ち弱い
ストレート最後にビター
ロックビターさ落ち着く
ハイボール甘ケミカルビター
総合評価ぜひ緑とセットで

 

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この記事を書いた人

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