売り切れ続出!山崎に似ていてると話題のウイスキー!?

山崎に似ているのに安旨なウイスキーがある!?

ウイスキー好きの皆様お疲れ様です。早いもんで今年も残すところあと1か月となりました。ボーナスも入り、普段買わないリッチなウイスキーを買おうという方も多いのではないでしょうか?。

しかし山崎、白州、響などのジャパニーズウイスキーは慢性的な品薄続きで来年には大幅値上げも控えており「山崎飲みたいけど定価で買えない…来年値上がりしたら更に買えない…」と半ば諦めムードの方もまた多くいらっしゃるでしょう。

そんな中、つい先日Youtubeにてこんな動画が上がり話題を呼んでいます。

それは・・・

 

「山崎買えないならこれを飲め!山崎よりも安くて美味いウイスキー!」

画像をクリックすると動画に飛べます

 

こちら「ちゃんぽんちから」さんという、恐らくウイスキーYouTuberの中で一番登録者数の多い方があげた動画です。いわゆるASMR系ショート動画で一躍人気になったお方で登録者数は2023年12月現在40万人を超えています。特にウイスキー初心者層に相当影響力のあるインフルエンサーと思われます。

この動画は彼の影響力と山崎というビッグネームが相まって1日で16万再生とかなり回っています。これによってか彼が紹介した銘柄は現在Amazonなどのネット通販では軒並み売り切れとなっており、そのことをSNSに投稿することによって更に話題が話題を呼ぶ状況となっています。

 

山崎≒アバフェルディ12年?

 

そんな彼が紹介した銘柄というのがアバフェルディ12年デュワーズのキーモルトとして知られ、一部のウイスキー好きには人気の銘柄と言えますが普段はそこまで話題になることはありません。またAmazonセールの常連で、4000円以下で安定して安く買えるイメージのある銘柄でもあります。

それがたった一本の動画で売り切れるというのはちゃんぽんちからさんの影響力の凄さが伺えますね。

アバフェルディ12年については以前単体でテイスティングしているのでそちらもチェックしてみて下さい。

 

今回は動画内で彼が「ソーダ割にするとかなり似てる」「知らずにアバフェルディ12年を山崎と言われて出されても多分気付かない」と仰っていましたので、両者をハイボールにして本当に似ているのか検証していきたいと思います。

 

ハイボールでテイスティング比較

 

香り

山崎は蜂蜜、洋梨、レーズン、バニラなど、バーボン樽の定番の香りがしてきます。

対してアバフェルディはより蜂蜜の香りが強く、ぶどう、バニラとけっこう似ていると思います。

しかし香り立ちは山崎の方が強く、リッチに感じます。

 

味わい

山崎はまず青りんご、麦芽の香ばしさ、樽のタンニン、バニラ、僅かにスモーキーさを感じます。後半からナッツのコクやぶどうの酸味が出てきてゆっくりとフェードアウトしていきます。

味わいの広がり方と収まり方が上品で、余韻にねっとりとした甘さと香ばしさが残ります。じっくり飲みたいハイボールと言えますね。

対してアバフェルディはナッツやビスケットの香ばしさが一番強く、ダークチョコ、蜂蜜、僅かに青りんごが続きます。しかし後半からはミントなどの葉っぱ、レーズンが僅かに感じられるものの、全体的にビターな印象。余韻もドライでビターですね。

山崎と真逆で前半ドーンと味わいが広がって後半にはサッと消えてしまいます。なので山崎と比べると展開が大味な印象で食事向きのテイストと言えます。

 

結論:個人的には別物

香りを嗅いだときには「おっ!?けっこう似ているかも!!」と思ったのですが、味わいは似ている風味はあるものの全くの別物に感じました。

とはいえ味の感じ方は人それぞれです。彼の主張が間違っているわけでもないですし、似ているという方がいても全く不思議ではありません。

アバフェルディ12年自体は他の銘柄と比べるとイマイチ人気はないものの、コスパのいいシングルモルトとして一定の評価はされていると思います。気になる方は価格が落ち着いてから試しに購入してみてもいいかも知れません。特にハイボールは普通に美味しいと思いますよ。

 

蛇足ですが山崎の魅力って「山崎というブランド」が大半を占めてると思うんですよ。実際山崎をこぞって皆が飲みたがる理由ってそこでしょ?正直味わいは同価格帯の中で特別秀でているってわけではないですから(個人の感想)。
仮に味が似ていたとしてもアバフェルディは山崎の代わりにはならないと思います(我ながら元も子もないこと言う~)

 

個人的に山崎よりオススメのジャパニーズウイスキー、余市のAmazonリンクはこちら↓
(アバフェルディは売り切れているので)

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この記事を書いた人

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