基本情報
容量：700ml
アルコール度数：43％
種別：シングルモルト
産地：ハイランド
製造会社：ディアジオ
実売価格：6800円前後
1杯(30ml)の価格：約300円
商品説明
ダルウィニー蒸留所の原酒はディアジオ社のブレンデッドウイスキーであるブラック＆ホワイト、ブキャナンズ、ヘイグなどの原酒として使用されています。その上品な蜂蜜香とは滑らかな口当たりはブレンデッドウイスキーとして非常に重宝されることが容易に想像できます。ダルウィニー蒸留所のあるのは、スコットランドで最も標高の高い（約326m）場所で、政府の気象観測所も兼ねていることでも知られています。
ゲール語で「落ち合う場所」という意味を持つ蒸留所、ダルウィニーから15年を飲んでいきます。
ディアジオの前身となったユナイテッドディスティラーズ社（UD社）が1988年にリリースした全6種類の「クラシックモルトシリーズ」の一角を担う蒸留所としても知られています（他はタリスカー、ラガヴーリン、オーバン、クラガンモア、グレンキンチー）。
ウイスキー≒ブレンデッドという風潮だった当時の業界にシングルモルトブームの火を付けたのがこのCMS。何かよく分かりませんが凄いってことです。
年数表記がついたOBは15年のみ。他にNASの「ウィンターズゴールド」や年に一度でリリースされる「ディスティラーズエディション」などがあります。しかし15年以外は相当な通しか飲んでいない気がします。
テイスティング
香り
蜂蜜、メロン、ブラッドオレンジ、昆布茶、バックス（ブランデーチョコ）、麦芽、僅かに焦げたスモーキーさ。
香り立ちは普通〜強め。ちょっと15年の割にアルコール刺激は残ってるかな〜。悪くはないけどもう一声って感じ。
ストレート
序盤は蜂蜜、麦芽、オレンジ、スパイシーさ、スモーキーさ。中盤から赤リンゴ、パンケーキ蜂蜜がけ。フィニッシュにオレンジ、余韻にナッツが残るがそこまで延びない。マイルドでゆっくり広がり熟成感はある。
ジューシーな柑橘に甘い蜂蜜にアクセント的なスモーキー&スパイシー。ボディは少し軽めかな。中毒性は無い分バランスは良く完成度は高い。
トゥワイスアップ
（香）柑橘系の香りがアップ⇧
（味）あれ？加水によってチョコやポン菓子、緑茶、スモーキーさなどの味わいがメインに。ただトゥワイスアップにも満たない加水でも水っぽく感じてしまいます…。
飲みやすいんですが加水はオススメしませんね。。。
ロック
（香）りんごやスモーキーさ、メープル。
（味）蜂蜜、ウッディさ、りんご、紅茶、麦芽。余韻には弱めのスモーキーさが残ります。
全体的にビターさが薄っすら漂うロック。悪くはないがストレートの方がダルウィニーの良ささ出てる気がする。加水同様に氷が溶けてくると水っぽくなるので氷は小さめに。
ハイボール
（香）緑色の果実や野菜が想起される香り。スイカとか。
（味）口に含んだ瞬間はフルーティーながらスッキリ、ワンテンポ遅れてクリーミーな甘みがやってくる。しかし中盤から樽感やビターさが目立ち、余韻もこれといった特徴なく消えていきます。
単体で飲むと上記の通りイマイチでした。ただ甘くないおつまみと合わせると一気に甘〜いハイボールに感じられるので試してみてください。食中向きですね。
総合評価
15年表記に期待する通りのマイルドさ、そしてハイランドモルトらしい蜂蜜の甘さにバランスの取れた味わいという優等生的な銘柄。
飲み方はストレート推しですね。とにかく甘くて美味しいです。ロックやハイボールも悪くはないですがわざわざ僕はしないかな。
今時6800円でストレートがここまでマイルドかつ甘みがしっかり出ている定番品って少ないと思うんですよ。スモーキーさも控えめなので初心者がストレートに挑戦していく足がかりにも向いてる銘柄だと思いました。
| 香り | 15年の歳月でも消えなかった刺激君 | |
| ストレート | さすがの15年、メロウでマイルド | |
| 加水 | ボディスカスカ | |
| ロック | ビターさとスモーキーさが強調される | |
| ハイボール | 食事と合わせると意外と良い | |
| 総合評価 | ボディが軽めなためぜひストレートで |
ご覧いただきありがとうございました。
それでは皆様楽しいウイスキーライフを♪
今回紹介したウイスキー↓
（Amazonリンクは画像をタップ）
