ジョニーウォーカー ゴールドラベルリザーブ

 

基本情報

容量:700ml

アルコール度数:40%

種別:ブレンデッド

産地:スコットランド

製造会社:ディアジオ

実売価格:4500円前後

  

商品説明

今回はみんな大好きジョニーウォーカーの中からゴールドラベル、通称ジョニ金を飲んでいきます。

ゴールドはジョニーウォーカーのレギュラーラインナップの中で一番影が薄い気がします。何で影が薄いんだって話ですが、「4000円オーバーでありながらブレンデッドのNAS」ということであまり印象が良くないのではないかと予想します。

ボトルはグリーンラベルと同じ液面と底に空間がある形状で、ゴールドのラベルと相まって高級感あります。

公式サイトには「熟成年数にこだわらず、スムースで華やかな味わいを追い求めた」とありました。とはいえブランド化したジャパニーズでもない、限定物でもない、特別な樽が使われている表記もない、グレーンが含まれたブレンデッドが4000円以上というのはスコッチ全体で見ても少々珍しいですね。

キーモルトはハイランドの「クライヌリッシュ」。リリースされているオフィシャルボトルは「クライヌリッシュ14年」のみ。バランスが良く、フルーティーで甘いウイスキーですね。どちらかというとライトな酒質だと思います。他には「カリラ」などディアジオ所有の蒸溜所の原酒が多数ブレンドされています。

 

 

  

テイスティング

香り

グレーン、レーズン、バニラ、蜂蜜、ピート

4000円オーバーの銘柄にしてはアルコール刺激もグレーン感も強く、また単調に感じます。香り立ちは良いですね。

少量加水でバニラやホワイトチョコの甘い香りが立ってきます。ピートはその奥に引っ込みます。

 

ストレート

序盤に甘い蜂蜜、バナナケーキ、レーズン、ナッツ、中盤からフィニッシュまで強めのピートと茶葉が感じられます。

ストレートでも飲めますが、若さが隠しきれておらず、そこそこのアルコール感があります。

甘くてシェリー樽感も感じられるので、好きな方はいるでしょう。

少量加水で甘さとビターさのバランスが良くなり、アルコール感も緩和されるのでこれが正解。

        

ロック

香りは卵サンドのような、ある種の硫黄感が出てきました。

味わいはビターさやピートが落ち着いて全体の印象は甘々に。砂糖漬けしたフルーツ感が心地よい。またハッカの清涼感も出てきました。アルコール感も緩和。

氷が解けてきてもボディは保たれてトロッとした甘みは更に増す印象。

これはロックが大正義かも知れない…!

 

ハイボール

序盤はバニラの甘さとグレープフルーツ、洋梨の酸味、少しのスモーキーさ。中盤~終盤はモルティさと香木のニュアンス、余韻は鼈甲飴やクッキー。

複雑さはあるけど一つ一つの風味が弱いので全体的にはあっさりした印象。

良く言えば誰もが引っ掛かりなく飲めるハイボール、悪く言うと印象に残らないハイボール。しっかり味わいたいなら1:3よりも濃く作る必要がありますね。

 

総合評価

ストレートとハイボールはそこそこ。でもロックは美味しいですよ。甘いウイスキー好きな方は気に入ると思います。

私は特段このジョニ金が美味しくないとか言うつもりはありません。

しかしご存知の通りもっと熟成感があるジョニ黒が3000円以下、ピート好きにはたまらないWブラックも3000円以下、500円足せば15年熟成のモルト原酒だけの美味しいグリーンが買えて、大人気シーバス12年ミズナラも4000円程度。

ライバルのコスパが優秀過ぎます。ブレンデッドはコスパ大事!なのにジョニ金は価格設定が強気過ぎるよ〜。ハッキリ言ってコスパが悪い!そりゃ売れないよ(汗)

結論、悪い銘柄ではないものの私は全くオススメしません。もしジョニーウォーカーシリーズを揃えて棚に並べたい方は過度な期待をせずに購入して下さい。

 

香りやや単調
ストレート少量加水が吉
ロックトロッとした甘いロック
ハイボール複雑だがあっさり
総合評価グリーンとゴールド入れ替えた方が良いのでは?

今回紹介したウイスキー↓
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この記事を書いた人

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