
基本情報
容量:700ml
アルコール度数:40%
種別:シングルモルト
産地:スペイサイド
製造会社:ウィリアムグラント&サンズ
実売価格:7000円前後(変動多め)
商品説明
ザ・バルヴェニー蒸溜所は姉妹蒸溜所であるグレンフィディック蒸溜所と同じ敷地内に建っています。バルヴェニーとはダフタウンにある古城の名前で、ゲール語で『山の麓の集落』の意味です。グレンフィディック蒸溜所の創始者ウィリアム・グラントにより、グレンフィディック創業の5年後、第2蒸溜所として、1892年に創業しました。蒸溜所名のバルヴェニーは近隣に建つバルヴェニー城から取っています。
ザ・バルヴェニー12年ダブルウッドは、2種類の異なる樽で熟成することによって、その独特な個性を生み出しています。それぞれの段階で、シングルモルトウイスキーに異なる個性が加わります。
今回は1月に6700円から10310円という異次元の値上げをしたこの子を飲んでいきます。これ税抜なので税込だと3971円値上がりしたことになります。
とはいえ輸入元のサントリーあるあるなのですが正規品は馬鹿高くても並行品は数千円安いということがザラなので、恐らく実売価格はここまでは値上がりしないと思います(あくまで予想)。
ダブルウッドはバーボン樽で熟成後、シェリー樽に詰めかえ後熟していることに由来します。
テイスティング
香り
赤りんご、桃、シロップ漬けのパイナップル、ニスが塗られた木、きゅうり、穀物。
全体的にトロピカルなフルーツ香がかなり強め。香り立ちも良好ですが、奥にアルコール刺激が残っています。
ストレート
序盤は少し熟したりんご、蜂蜜、モンブランケーキと甘さが続きますが中盤から山椒のスパイシーさ、タンニン感と舌に刺激が走る。フィニッシュには蜜やダークチョコの甘みが残り余韻に続いていきます。
全体的にトロッと甘みとフルーティーさが多めのTHEスペイサイドモルト。価格やボトルの形から何となく「ドシッとフルボディ」なのかなと思っていたら、思いの外軽く飲みやすいストレートでした。
トゥワイスアップ
(香)レーズンやブランデーチョコといったシェリー樽特有の香りが立ってきました。
(味)お!モルトのコクやドライフルーツ、バナナといった味わいが通底して続き、余韻には変わらず蜜感が残ります。
元々ボディは少し軽めだったので少量加水でも水っぽく、また起伏のない味わいになりました。ただストレートで中盤にあった刺激が抑えられて飲みやすくなり好印象です。
ロック
(香)バニラとオレンジ、いい香り♪
(味) お!ストレートと加水の良いとこ取りのような味わい。桃やぶどう、蜂蜜、麦芽。途中のスパイシー&ウッディさがネガにではなく良いアクセントとして働いてる。ビターさも出てこない。
これはいいですね!やはりボディのひ弱さはあるので氷の大きさには注意です。
ハイボール
(香)めっちゃトロピカル。ハイボールでここまでトロピカルを感じられるの珍しい。
(味)オレンジの酸味、モルトのクリーミーなコク、樽感、極僅かにスモーキーさ、中盤に瓜の苦味と続いてフィニッシュから余韻にカスタードクリームと蜂蜜の甘さが残ります。
終始甘くてクリーミー。完全に食後酒。ただやはり40%なので濃厚というよりライトめですね。悪くない。
総合評価
いきなりクレーム失礼します!いい加減この価格帯で40%ボトリングはやめてくれ!必ずしも「濃い=優れている」わけではないが、それはこっちで調整するから最低でも43%でお願いします!!
てなわけで少しボディが軽いのが味わいのキャラクターに合ってないなと。こんなにトロピカルでモルティならもう少し飲みごたえ、濃厚さが欲しかったです。
個人的にロックが一番好きでしたね!続いてハイボール&加水、ストレートは悪くないけど期待値以下でした。どれもある程度の美味しさはありますが、やはり価格を考えると手放しには勧められません。
今の価格であれば初心者は後回しにしていい銘柄かなと。
マニアの方でお金に余裕のある方であれば更に値上る前に購入してもいいかも知れませんね。既にAmazonなんかでも売り切れや値上がりしてますからね。
香り | アルコール刺激残ってる | |
ストレート | 軽いのとピリッとくる感じが気になった | |
加水 | 少し水っぽくはなるがバランス整う | |
ロック | 一番オススメ | |
ハイボール | 美味しいが7000円のハイボールの満足感はない | |
総合評価 | 長所もしっかりあるが、価格と度数を鑑みると勧めづらい |
ご覧いただきありがとうございました。
それでは皆様楽しいウイスキーライフを♪
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