
基本情報
容量:700ml
アルコール度数:46.2%
種別:ブレンデッドモルト
産地:キャンベルタウン
製造会社:ダグラスレイン
実売価格:7500円前後
商品説明
ゴールドロンズは数ある蒸留所の中でも絶大な人気を誇るスプリングバンクと根強いファンがいるグレンスコシアのみを使用した豪勢なキャンベルタウンブレンデッドモルトです。キャンベルタウンの西海岸にある暗く嵐のような入り江の名前を冠しており、ゲール語で「嵐の湾」を 意味します。
今回は大手ボトラーズのダグラスレインから、キャンベルタウンモルトのこちらを飲んでいきます。
同社は「ビッグピート」や「スカリーワグ」なんかでお馴染みですね。
ちなみに私はOBのスプリングバンクとキルケランは飲んだことないです(スコシアは有り)。5年前は普通に買えましたがどちらも高かったんですよ。美味しいのは知ってましたがタリスカーが3000円の時代に8000円でしたからね。
つって二の足踏んでたら定価ですら買えなくなり超絶後悔するという…。一度スプリングバンク17年は飲んだことありますけどね。
なので今回はあくまでこのボトル単体での評価、レビューとなります。
余談ですが、このボトルの説明はばらつきがありまして、蒸留所がスプリングバンクとスコシアと言い切ってるところもあれば、キャンベルタウンのどこか、と不明系であるとしているところもあります。どちらが正しいのでしょうか?
テイスティング
香り
洋梨、 カシューナッツ、チョコ、カラムーチョ、ごく僅かにスモーキーとミネラル感。
意外にもフルーティーさと軽やかなナッツ香を強く感じます。この子の長所であろう潮っけとスモーキーさはそこまで感じませんね。鼻を突く刺激もなく、悪くないです。
ストレート
まず潮っけを含んだスモーキーさから樽感、ナッツ、洋梨、アフォガートが拾えます。終盤には香ばしいビターさが続き、余韻にはキャラメルの甘さが残ります。
ボディはミドル〜ライト寄りですかね。アルコールアタックも少なく、かなり飲みやすい。香りではそんなにだった潮っ気もしっかりありますし、キャンベルタウンモルトらしい味わいに仕上がってるんじゃないでしょか?
トゥワイスアップ
(香)キウイとかマンゴーとか珍しい果物の香りがします。
(味)あ〜穀物の香ばしさみたいなのがかなり強調されて大味になっちゃいましたね。。。所々フルーティーさや塩キャラメル、チョコレートパフなど良さは出てきてるものの、個人的にはストレートの方が好きかな。
ロック
(香)イチジクとか苺チョコみたいな甘い香りがします。
(味)ストレート同様に潮っ気とスモーキーさがまず一番感じます。続いて蜂蜜の甘み、ローストナッツ。若干後半はスッキリ尻すぼみになっちゃうかな〜。
これは評価が難しい。タイミングによってはフルーティーさも出てきて凄い美味しい。でも悪いときは香ばしさが悪目立ちしてる。この幅はロックの醍醐味とも言える。
ハイボール
(香)貝(磯っぽさ)と林檎が混じったような香り
(味)やはりスモーキーさに潮っけ、そして樽感にキャラメルとボンタン飴の甘み、少しだけ溶剤感も感じてフィニッシュにも蜂蜜やナッツのクリーミーな味わいが続きます。
口当たりはクリーミーながらクドさは無くスッキリ飲めます。ハイボール美味いっす!
が価格が張るのでこれを普段からグビグビ飲める人はかなりブルジョアですね笑
総合評価
まず評価点として港町キャンベルタウンらしい潮っけはしっかり感じ取ることができました。
スコシアはそこまで潮っけ強くないので、これを飲むと「あ~ちゃんとスプリングバンク系列がブレンドされてるんだ」と感じれるのはGOOD。
加えてブレンデッドモルトらしく飲みやすく、バランスの良い味わいに仕上がってます。NASながら若々しいということもなく、誰にでもオススメできる1本だと思います。
ただですね…庶民の私は「7500円も出せばそりゃ美味いわい!」と思ってしまう部分もあるわけで。価格以上の味わいかと聞かれたら怪しい。相応か、もしくは…。
希少性の高いスプリングバンクが使われているという点をどれだけ「心のスパイス」として加えられるか、飲み手の気持ちが試される1本だと思いました。
もしスプリングバンクが定価で当たり前に買えたら今これを飲んでる方々はそれでも買うのでしょうか?
香り | バランスいいね | |
ストレート | 港町の風を感じる | |
加水 | 悪くはない止まり | |
ロック | タイミングが良ければ☆4.5、悪いと☆2 | |
ハイボール | 飲みやすいし美味いし良さも堪能できるが価格がネック | |
総合評価 | 少々高いが誰もが好きなバランス取れた味わい |
ご覧いただきありがとうございました。
それでは皆様楽しいウイスキーライフを♪
今回紹介したウイスキー↓
(Amazonリンクは画像をタップ)