
基本情報
容量:700ml
アルコール度数:40%
種別:ブレンデッド
産地:アイルランド
製造会社:グレート・ノーザン・ディスティラリー
実売価格:2178円
1杯(30ml)の価格:約95円
商品説明
ケルティックパンクの生みの親にして伝説的なアイリッシュバンド、ザ・ポーグス。1984年のデビューアルバム「赤い薔薇を僕に」収録の名曲「ストリームズ・オブ・ウイスキー」から名付けられたこのウイスキーは、アイルランドと英国の蒸留所で作られた原酒をブレンド。モルトウイスキーの含有率が50%と非常に高いことが特徴です。驚くほどスムーズな口当たりと、豊かなナッツの甘みが特徴で、どのような飲み方でもお楽しみいただけます。
今回は驚安の殿堂「ドン・キホーテ」限定ポーグスを飲んでいきます。
まず目を引くのが紫色のボトル。売り場でも存在感MAXでした。しかもこれコルクキャップなんですよ。価格の割に見てくれは満足度高いです。
また「モルト比率50%」と「スコットランド以外のアイルランド、ウェールズ、イングランドとイギリス3地域の原酒がブレンドされている」というのが大きな特徴(普通のブレンデッドはモルト比率30%以下)。
こちらを探したところノーマルドンキは売ってなくてメガドンキで在庫ラスト1つを購入しました。SNSを見てみると「売ってない」「売り切れている」という投稿がありました。意外と在庫は薄めか?
またドンキの中でも価格にバラツキがあるようで、私は2178円で購入しましたが店舗によっては2728円とのこと。私が寄った1件目のノーマルドンキは「ジェムソン クレステッド」が約3800円、2件目のメガドンキが約3300円だったので同じ県内でも陳列価格に差があるようです(※どちらも比較的大きな街のドンキです)。

テイスティング
香り
グレーン、硫黄、フローラル、若い故の酸味、緑茶、バナナ。
何となく戸河内(ブレンデッド)っぽい。開栓したて…とはいえ予想以上に若いかな。そして軽く嗅いだだけで鼻がおかしくなるぐらいのアルコールアタック。奥に甘さやフルーティーさ、フローラルさがあるが…残念…。
ストレート
まず黒糖をかけたナッツ、バナナ、穀物系の甘み、そしてニューポット感(硫黄)。中盤からアルコール刺激に加えてスパイシーさでピリピリ。余韻には人工的な金柑飴…というかアルコールの酸味が残ります。
やっぱ若いね。少しシェリー感もあるにはあるけど特別美味しいということは無いかな。
トゥワイスアップ
(香)少し刺激が緩和されたとはいえ…やはり若い…
(味)ストレートと比べると明らか飲みやすくはなりました。ただ若さから来る風味ばかりなのもまた事実。いくら飲めても「美味しい!」とはならんです。
ロック
(香)アルコールアタックはほぼ消えましたが少し硫黄臭が目立ってきたかも。あとカレーのスパイシーさとシェリー樽系の熟したフルーツ香。
(味)やはりグレーンやナッツ、スパイシーさといった安ウイスキー定番の味わいがメイン。少し黒糖やバナナ系の味わいも。冷やすことで格段に飲みやすくなりました。
ここまでの飲み方ではロックが一番良きでした。
ハイボール
(香)やはりニューポットさ、草むらとか自然の香りがします。
(味)口当たりは少しクリーミーでアルコール感の後に緑茶、グレーン、きび砂糖、バニラ、ビールのような苦味。余韻に微糖コーヒー。
何だこれオモシロ!正直飲んだ瞬間は「安っぽ!美味しいって噂嘘じゃん!」と感じたのですが、飲み進めていくとなんか癖になる。
1:4と薄めに割ると癖が落ち着いて喉越しでグビグビいける感じに。ほんのり甘く飲みやすい。ただ1000円台でこの感じ出せるスコッチはゴロゴロあります。
総合評価
確かにこの存在感あるボトル&50%モルト比率の外見は2178円の割に立派。棚に並べたら映えるでしょう。ただし肝心の中身はもう一声欲しいかな。
だからこそあえて言おう。「ウイスキーはフィギュアじゃねーんだよ!」
僕だったらイオンの2000円シングルモルト「グレンアードッホ」や「緑バスカー」、少し足して「アルボラリス」を買います。
ネットを見てると比較的好評なようなので単に好みの問題かも知れませんが、僕はそんなに合いませんでした。戸河内みたいに人を選ぶボトルかもですね。
香り | 犬なら一嗅ぎでK.O.なアタック | |
ストレート | 酸味とスパイシーさメイン | |
加水 | やっぱ若い | |
ロック | 悪くない | |
ハイボール | 安っぽいのに何か中毒性高いぞ笑 | |
総合評価 | 見た目は素晴らしいが中身はそんな騒ぐようなものではないかな |
ご覧いただきありがとうございました。
それでは皆様楽しいウイスキーライフを♪
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