ザ・グレンリベット 18年

 

基本情報

容量:700ml

アルコール度数:40%

種別:シングルモルト

産地:スペイサイド

製造会社:ペルノリカール社

実売価格:8400円前後(2000円値上げ予定)

商品説明

今回は2023年10月に2000円のという大幅値上げがアナウンスされるザ・グレンリベット18年を飲んでいきます。

と言っても実売価格だともう少し値上げ幅は小さく、それに並行輸入品もありますから実売価格はちょうど1万円程度に収まるのではないかと予想しています。

この18年はファーストフィル&セカンドフィルのアメリカンオーク樽とシェリー樽原酒をブレンド。40%加水でボトリングしたものとなっています。中々18年物でスコッチの規格最低度数40%加水というのは珍しいですね…。まぁそれ故に8000円台という低価格を実現しているのでしょうから致し方ないですが。

ボトルや箱も15年以下のものと比べると少し豪華になって「ちょっといいウイスキー買ったな」という満足感があるのは嬉しいですね。

グレンリベット蒸溜所については12年の記事にて簡潔に触れていますので是非合わせて見てみて下さい。

テイスティング

香り

レーズン、りんご、チョコレート、あんこ、若干ピート。

真っ先にレーズンの香りがきてりんごの酸味とその他甘い香りが追いかけてきます。

アルコールの角も取れていてまろやかな香り。

しかし若干硬いというか香り立ちが弱い感じはしますね。

 

ストレート

シェリー樽由来のレーズンやチョコレートのニュアンスに洋梨や蜂蜜、ベリーや麦芽の甘み、そして僅かなピートを感じます。

何か突出している、というより全体が調和していて丸い感じ。アルコール刺激もなく飲みやすい。

40%加水ですが12年よりはやはりボディの厚みを感じます(といっても他の18年よりは軽いですが)。

少量加水でシェリー樽の要素がアップ。私はよりこちらが好みですね。

  

ロック

冷やすとフレッシュなマスカットの香りがしてきます。

味わいは最初にりんごやぶどうのフルーティーさ、中盤にビターチョコレート、最後は若干のスパイシーさと蜂蜜の甘みが残ります。

こちらもフルーティーで嫌なビターさが出てこないのでとても飲みやすく美味しい。

 

ハイボール

洋梨やぶどうのフルーティーさがメイン。その上にレーズンやバニラ、サイダーの甘みが乗っかる。

12年同様に余韻はさっぱり。全体的にクリーミィな口当たり。

ハイボールにすると40%加水の物足りなさが露呈しちゃいますね…。18年熟成にしては複雑さや飲みごたえがイマイチ。

コスパさえ気にならないなら何の引っ掛かりのない、誰が飲んでも美味しいハイボールなんですけどね。

 

総合評価

近年18年熟成のシングルモルトは軒並み大幅値上げしていて、求めやすいものでも13000円前後になっています。そんな中で8000円台という圧倒的なコスパの良さで選ばれていたグレンリベット

それが今回の値上げで魅力のコスパが低下。更に元々40%加水というウィークポイントに加えて味わいが良くも悪くもクセがないので「それならリベットじゃなくてもいいよね」となってしまうんじゃないかなぁ…。

いや間違いなく美味しいんですよ!粗を言ってみろと言われたら香り立ちとハイボールの物足りなさぐらいです。どの飲み方をしても誰でも美味しく飲めるバランスの良さは流石天下のリベットだなと。

でも私が1万円だったら買うのかよ?と聞かれたら「買わない」と答えます。代わりにグレンモーレンジィ18年とか買った方がいいです。

 

香り若干香り立ち弱し
ストレート熟成感はしっかり
ロックフルーティーさアップ
ハイボール美味しいけどコスパ悪い
総合評価8000円なら勧めるが1万円なら勧めない

 

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[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

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この記事を書いた人

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