ザ・グレンリベット 12年 200周年

 

基本情報

容量:700ml

アルコール度数:43%

種別:シングルモルト

産地:スペイサイド

製造会社:ペルノ・リカール

実売価格:7000円前後

1杯(30ml)の価格:約300円

 

商品説明

世界42か国のアーティストからデザインを募集し、合計400種類以上の中から選ばれた特別なパッケージです。ザ・グレンリベットの過去・現 在・未来を、大胆かつ独創的な手法のイラストレーションで表現しています。

限定ボトルのためだけに造られた、100%ファーストフィル・アメリカンオーク熟成のウイスキーの味わいは、甘くフルーティーな香りの完璧なハーモニーのあとに、ハチミツと爽やかなオレンジが口中に広がり、最後はバニラの余韻で締めくくられます。

今回は今年に入ってから安定して定価以下で買えるようになったリベットの限定ボトルを飲んでいきます。

 

テイスティング

香り

青りんご、赤りんご、ネーブル、カスタードプリン、樽香、蜂蜜、カシューナッツ。

香り立ちはそこまで強くないものの、THEスペイサイドという甘くフルーティーな香り。ノーマル12年はもっと麦芽など香ばしさがメイン。「これが本来のリベット12年なのでは?」と思ってしまいます。

 

ストレート

蜂蜜、オレンジ、ダークチョコのビターさ、樽のスパイシーさ、焼きプリン、麦芽、ナッツ。余韻にはクリーミーな甘みが残ります。

やはり12年の地続きにある味わいですが、200周年の方がフルーティーで滑らか。ただ緑のボトルからイメージする青リンゴや洋梨ではなくオレンジ系ですね。スパイシーさや蜂蜜感は通常より少ないかな。僕は圧倒的にこっち派。

ただこれが7000円弱は正直納得性が低いかも…もう少し「これぞ200周年!限定ボトル!!」という部分が欲しいかな。

 

加水

(香)より甘くフルーティーというキャラクターが明確に。

(味)あ〜甘い。マーマレードの酸味と蜂蜜&カスタードの甘み、ナッツのコクがより鮮明になった。少しグラッシー(草)。少し水っぽさが出てアルコール感が目立つ感じもあるがどちらも許容範囲。

加水悪くないですね。今回もいつも通り2:1でしたがもっと少なくていいかも。ストレートがキツい方はぜひ。

 

ロック

(香)オレンジ&パイナップル。より甘いフルーティーさに。

(味)ココアのような暗い甘ビターさが強まり、それからチョコ、ナッツ、麦芽、そしてアルコール感が気になるかな。フィニッシュ〜余韻にオレンジマーマレード。

全体的に飲みやすくはなったんだけどアルコール感が目立ってしまった。あと加水によって水っぽくなりやすい。味は良いだけに勿体無い。

 

ハイボール

(香)青りんご!爽快!いいね。

(味)洋梨、蜂蜜、ナッツ、樽感。緑色のフルーティーさから強めの甘み。中盤は草っぽい渋み。余韻には麦芽の香ばしさ。爽快な口当たりですが飲み応えがありますね。

通常のより飲み応えとフルーティーさが強くなっています。中盤の渋みは少し気になるものの濃厚で美味しい。明確にノーマルより好き。

 

総合評価

確かにノーマル12年よりフルーティーかつリッチな味わいになっていました。誰もが好きな味わいで完成度は間違いないです。やはりシングルモルトは43%あると何かと捗りますね。

ただ…200周年というプレミアム感&期待感に対して想像の範囲内の完成度でしたかね。。。もっと「流石200周年!!力の入れ方か凄い!」みたいなインパクトが欲しかったなぁ。良くも悪くも正当過ぎるというか…。

ぶっちゃけこの200周年をノーマル12年として出すべきでは?と思ってしまいました。200周年はノーマルよりうめぇ!というかノーマルがそもそもイマイチなんじゃねーかっていう(汗)

現在の相場は7000円前後。その価格であればもっと美味しい銘柄はあると思います。「限定品だお祭りだ!コスパとか細かいことは知らん!」という方は味は良いのでどうぞ。

 

香り凡庸だがこれぞスペイサイド
ストレート通常12年より滑らかだしフルーティーだが価格には見合ってないかな
加水少量加水で
ロック粗は目立つが味は良い
ハイボール重くフルーティー
総合評価200周年ならもっとリッチにするなど差別化して欲しかった

今回紹介したウイスキー↓
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