サントリーワールドウイスキー 碧

 

基本情報

容量:700ml

アルコール度数:43%

種別:ブレンデッド

産地:世界

製造会社:サントリー

実売価格:5000円前後

  

商品説明

今回はワールドブレンデッドウイスキーの碧Aoを飲んでいきます。

発売された2019年時点で既にサントリーは山崎・白州蒸溜所の原酒不足が深刻化。しかし何とか話題性のある高価格帯の新商品を出そうとサントリーが苦肉の策で生み出したのがこの碧でした。

サントリーは1994年にモリソン・ボウモア社を、2014年にビーム社を買収したことにより海外にも多くの蒸溜所を所有しています。その自社所有蒸溜所の中から

ジャパニーズ…山崎、白州

スコッチ…アードモア、グレンギリー

アイリッシュ…クーリー(カネマラ)

アメリカン…ジムビーム

カナディアン…アルバータ(ライウイスキー)

これら世界5大ウイスキーの蒸溜所の原酒をブレンドして出来たのが碧です。聞いた話だとアルバータ、そしてジムビームの原酒が一番多く、半分近くがこれらだとか。そうなると山崎白州の原酒は大して使われてなさそうですね。

※アルバータとジムビームの原酒は穀物&連続式蒸溜器で作られているため、碧はモルト&グレーンのブレンデッドウイスキーになります。

ちなみに碧という名前はこれら世界の蒸溜所を繋ぐ海を表しているそうですよ。

私はハーフボトル(約2700円)を購入しましたが、今回はフルボトルの5000円という価格を考慮してテイスティングしていきます。

  

テイスティング

香り

ブルーベリー、洋梨、かぼす、ライウイスキー、バニラ

酸味を伴ったフルーティーさが強く、思ったよりグレーン(バーボン)感は控えめ。そしてまんまライウイスキーのスパイシーさが感じられます。

アルコール感はそれなりに感じるものの、フルーティーさが強いので気にならないかな。

意外と香りはいいですね!

少量加水で甘い香りが増します。

 

ストレート

口に含むと真っ先にアルコール刺激。そしてライム、ぶどう、中盤はスパイシーさがかなり強く、フィニッシュにかけてはバナナ、カスタード、フィリックスガム、そしてスパイシーさ。余韻にはぶどうが残ります。

全体的にスパイシーさがかなり強く、ライウイスキーなど普段からスパイシー大好きという方でなければキツイかも知れません。

アルコール刺激はまぁ想定内。

少量加水でスパイシーさが落ち着いてバーボン感が強くなります。

        

ロック

冷やすと甘い香りがなくなりフルーティーな酸味と僅かに靴底のようなゴムっぽい香り。

味わいはバニラの甘さが主体でフルーティーさとスパイシーさも適度に感じます。香り同様にシェリー樽由来なのかゴムっぽさが僅かにあります。

これは確かに公式が推すのも理解できるぐらいロックにするとバランスが整って飲みやすいですね。

加水が進んでも嫌なビターさやネガティブな感じがないのもいいですね。

 

ハイボール

香りは青りんごやチョコレートが強いです。

味わいはバーボン感が強く、カレーのようなスパイシーさ、ナッツ、チューインガム、青りんごを感じます。

正にバーボンとウイスキーを混ぜたような味。飲みやすさはありますね。

だけどこの味に5000円出すかと言われると…。

 

総合評価

もう他所でも散々言われていますが結局のところ価格が高過ぎるんよ。正直フルボトル3000円が妥当です。

発売当初こそ話題性で売れたみたいですが、現在では売れ残っていて抱き合わせ販売の「要らない方」として処分される始末。こんだけコスパ悪ければそりゃそうなるよ。

しかし決して味が悪いウイスキーではないですよ。公式の推奨通りロック、ハイボールは飲みやすくてバーボンやライウイスキーの感じも楽しめます。まぁハイボールは5000円の味かと言われたらそんなことないですけどね。ロックですね私のオススメは。

もし試しに飲んでみたい方は意外と居酒屋や飲食店で見かけるのでそこで飲むのがいいですよ。ボトル欲しい方は現在Amazonでフルボトル4300円と相場より安いですが、少しでも傷口小さくしたいならハーフボトル推奨です。

 

香り意外とフルーティー
ストレートスパイシーさ強め
ロック碧の良さを感じられる
ハイボール5000円の味ではない
総合評価価格破壊(悪い意味で)

今回紹介したウイスキー↓
(画像をクリックするとAmazonの商品ページに飛びます)

 

ハーフボトル⇩

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この記事を書いた人

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