サブ ナイトブラック

 

基本情報

容量:200ml

アルコール度数:46%

種別:ブレンデッド

産地:日本(海外原酒含む)

製造会社:若鶴酒造株式会社

実売価格:1760円前後

1杯(30ml)の価格:約260円

 

商品説明

自然が育て、時間が磨いた。富山のブレンデッド。より奥深く、複雑さをもったスモーキーさが光る「ピートを極める」を体現したブレンデッド。

今回は三郎丸蒸留所のモルト原酒を軸に海外原酒をブレンドして作られた「サブ」シリーズからナイトブラックを飲んでいきます。

以前取り上げた「サンセットレッド」はフルボトルで約3500円。こちらのナイトブラックは約5400円、約1.5倍とブレンデッドとしては中々なプライスタグが付いています。

 

フルボトルを買うのは金銭的に厳しかったので私はミニボトルをネットで購入。200mlで1760円は700ml換算で6160円。この程度の割り増しであればミニボトルは良い選択肢だと思います。

 

 

テイスティング

香り

ピートスモーク、潮っけ、青りんご、栗まんじゅう、病院、ヨーグルト、カシューナッツ。

アイラモルトに負けないぐらいのピートスモークと潮っけ。ニューポット感は漂うものの、若さハツラツなサンセットレッドと比べると上手く纏まってる。悪くない。

 

ストレート

開幕は強めの渋みを伴った土系スモーク。そしてそれを覆い尽くす強めの黒胡椒系スパイシーさが広がります。終盤にナッツ、乳酸、穀物、お花と香ばしい酸味。余韻もけっこうビターです。

すんごい人を選ぶストレート。渋み、若さ故の刺激、ニューポット感が強い。正直ストレート同士であればサンセットレッドの方が僕は好きですね。ナイトブラックは…無理…。

 

トゥワイスアップ

(香)みかんの酸味とスモーキーさ、鰹出汁。

(味)同量程度加水してしまうと酸味、渋み、少しの甘みがゲリラ的に表れては消えていく。要はバラバラ。少量加水であればある程度まとまりフィニッシュにはナッツに出汁感。余韻には穀物の香ばしさが残ります。

極少量加水がオススメ。渋みが緩和されて味としてもそれなりに美味しい。

 

ロック

(香)ビターチョコにカスタードクリーム、ピートスモーク、潮っけ。メロウでブリニー。いいね。

(味)潮っけ、ウッドスモーク、青りんご、ナッツ。フィニッシュ〜余韻は酸味と穀物の香ばしさ。あれほど強かった渋みはどこかへ消えました。

ナニコレー!!いきなり完成したんだけど!!いやね、特別美味しいとか価格以上とかそんなことは無いんですけど(キッパリ)、ナイトブラックのポテンシャルは十分引き出していると思います。

 

ハイボール

(香)すんごいニューポッティー笑。僅かにフルーティー。

(味)全体的に弱クリーミー。青りんご、カシューナッツ、ウッディでビターな樽感、穀物の甘み、潮っけ、ウッドスモーク。余韻にはほんのりビターさが残ります。

1:3だと少しクリーミーで若いアイラモルト、1:4だとライトで焦げたビターさが目立つスッキリハイボール。どっちも美味しい!とはならないかな。。。

中途半端に落ち着いてサンセットレッドのようなパンチが消えてる…これをハイボーラーとして検討しているなら2500円「アイラミスト」、3000円「シープディップ」で十分…というかこの2つが上(辛辣ですみません)。

 

総合評価

ベースにビターさが漂う好みが分かれる銘柄。

サンセットレッドはかなり若々しい銘柄でしたが、その分個性も出ていましたし価格的にもハイボールで飲むにギリギリ耐えうる価格でした(相当割高だけど)。

ナイトブラックは5400円とお高いうえに中途半端に丸くなってしまってる。少なからず僕には三郎丸らしさやナイトブラックでなければならない理由は見つけられませんでした。強いて言うなら僅かに拾える鰹出汁っぽさが個性なのかな?

せめて国産原酒のみで作られた「ジャパニーズウイスキー」の付加価値ありで発売して欲しかった。

ちなみにレッドとブラックどちらかと聞かれたら僕は若くてもパンチが効いたレッドをオススメします。少しでも熟成感や丸みが欲しい方はブラックって感じかな。どっちも若いですけどね。

 

香り価格からしたら足りないが若いなりに頑張ってる
ストレート若いし渋いしで飲めない
加水極少量加水で
ロックだいぶ良くなった
ハイボール若いアイラモルトみたいで悪くはないけどだったらアイラモルト買えばよくね?
総合評価丸くなるな星になれ

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この記事を書いた人

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