グレングラント 10年

 

基本情報

容量:700ml

アルコール度数:40%

種別:シングルモルト

産地:スペイサイド

製造会社:カンパリ社

実売価格:3500円前後

商品説明

今回はアルボラリスから乗り換えを考えている方もいるのでは?と思いましてグレングラント10年をレビューしていきます。

以前はアルボラリスが2500円、10年が3500円(実売価格)と1000円程の開きがあったのでコスパのいいアルボラリスばかり注目されていましたが、10月からアルボラリスが3000円前後に値上がってしまったので、現在は500円程しか差が無くなっています

アルボラリスはNASながらバーボン樽とシェリー樽が使われています。しかし10年はオフィシャルサイトにも熟成樽の詳細はありませんでした。

グラント蒸溜所についてはアルボラリスの記事にて扱っていますのでそちらをご覧くださいませ。

テイスティング

香り

青りんご、パイナップル、カスタード、大豆、僅かにチョコレート、レーズン

鼻をツンと刺すアルコール刺激はあるものの香り立ちはよく、青っぽいフルーティーさが目立ちます。

少量加水でクッキーのような香ばしさが出てきました。

 

ストレート

青りんごやミントの爽やかさの後に蜂蜜の甘さ、そして後半から樽の渋みとナッツのクリーミィさが余韻まで続きます。

アルコール刺激はそれなり。

フルーティーさがすぐに消えてしまうのが残念。

少量加水で甘みが優位に。そして香り同様にクッキーの香ばしさが感じられます。

  

ロック

冷やすとマンゴーやパイナップルの香りが立ってきました。

味わいはストレートと逆で最初に樽の渋みとナッツがきます。後半に青っぽいフルーティーさとケミカルさが感じられます。

こちらも悪くはないのですが、甘みやフルーティーさが思ったより感じられないのは惜しいなと思いました。

 

ハイボール

青りんごのフルーティーさが真っ先にきてマンゴーのトロピカル感、ナッツのクリーミィさが続きます。余韻はサッパリで洋梨が少し口に残りました。

スペイサイドモルトらしいフルーティーさが全面に出たハイボール。こういうのでいいんだよこういうので。

フレッシュというよりネットリした口当たりでフィディック12年なんかともまた違った味わいですね。

 

総合評価

ストレート、ロックはそこそこ。個人的にはハイボール一択ですね。安価なのでハイボールでガブガブ飲めちゃうのもいいですよね。

青りんごと聞いてグレンフィディック12年を連想される方も少なくないと思いますが、あちらはもっとフレッシュでより青りんご感も強いです。どちらが美味しいかは完全に好みですね。

ではアルボラリスと比べてどうか?というとこれもまた好みですね汗。一応共通するハウススタイルは感じられるので…

・青りんご感と熟成感がより強い方がいい、食後にじっくりハイボール飲みたい⇒10年

・ほんのり青りんごにカスタードの甘さがあって飲み疲れない、ビターさがあり食事に合わせやすいハイボール⇒アルボラリス

飲み方別だとストレートはアルボラリス、ロックは好み、ハイボールは10年かな。NASより10年の方が当たり前に美味しい訳ではない、というのがウイスキーの面白さですね。

 

香り青っぽいフルーティーさ
ストレート渋みがメイン
ロック持ち味生かせず
ハイボールねっとり青りんご
総合評価青りんごハイボール専用

 

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[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

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