グランツ トリプルウッド スモーキー

 

基本情報

容量:700ml

アルコール度数:40%

種別:ブレンデッド

産地:スコットランド

製造会社:ウィリアムグラント&サンズ

実売価格:1800円前後

 

商品説明

グランツ・トリプルウッド・スモーキーは、3種類の異なる樽で熟成した原酒から造られるグランツのオリジナルブレンドをベースに、さらにピーテッドウイスキー原酒をブレンドしています。

グランツはグレンフィディックやモンキーショルダーでお馴染みのウィリアムグラント&サンズが生産するブレンデッドブランド。スコッチ売上ランキングでも五指に入る凄い銘柄ですがイマイチ日本では知名度が無い気がします。

 

トリプルウッドとは

①スパイシーなたくましさを感じさせる“ヴァージンオーク樽”
②かすかなバニラの口当たりの良さを与えてくれる“アメリカンオーク樽”
③濃厚でスムースなまろやかなブラウンシュガーの味わいをもたらす“リフィルバーボン樽”

のようです。この「3」という数字をWG&Sは推してますよね。ちなみに三角のボトルデザインは「火」「水」「土」を表しています(フィディックも同様)。

でもWG&Sの「フィディック」「キニンヴイ」「バルヴェニー」ってスモーキーなイメージ無いな…。
と思いきや実は2009年からローランドにて第4のモルト蒸溜所「アイルサベイ」が稼働しており、ここは年間生産能力1200万ℓと巨大なうえにノンピート、ライトピート、ヘビィピート原酒を作り分けています。恐らく「スモーキーモンキー」やこのグランツもアイルサベイの原酒を多く使用しているものと思われます。

アイルサベイのシングルモルトは「アーストン」という名でリリースされている…ややこしぃ…

 

テイスティング

香り

みずみずしい青りんご、焦げた木、僅かにヨード、パイナップル、チョコレート、サロンパス。

1000円台とは思えない香りの良さ。スモーキーはアクセント程度でフルーティーさが一番強い。アルコール臭もあるが香り立ちが良いので気にならない。良きです。

 

ストレート

まずアルコールのピリッとしたアタックからきて木を焼いたビターなスモーキーさ、レーズン、ビターチョコ、カシューナッツ、牛乳。そして余韻にもミルクっぽさが残ります。

全体的にボトルの印象通り暗くビターなテイスト。スモーキーさは程々。ボディは軽めかな。飲めるけどこれが正解じゃない気がする。

 

トゥワイスアップ

(香)スモーキーさが前面に出つつ、奥に柑橘も感じられます。

(味)甘さとフルーティーさが強調されてダークな印象が少し明るくなりました。

飲みやすい反面、ボディが軽いので水っぽくなってしまいます。ほんの少量の加水が吉。

 

ロック

(香)スモーキーさが隠れて酸味・フルーティーさがメインに。

(味)塩キャラメルの甘じょっぱさに優しいスモーキーさ。甘スモーキー。

けっこう美味い!がやはりボデry…ウイスキーが冷えたら氷は抜きましょう。

 

ハイボール

(香)ナッツ、青りんご

(味)ナッツ、林檎、穀物、ビターチョコ、スモーキーさと続いて最後にキャラメルが余韻まで抜けていきます。

1:3だとクリーミィで重いハイボールになりました。爽快にゴクゴク飲みたい方は1:3.5~1:4ぐらいで作るといいかも知れませんね。やはりスモーキーさは程々で飲み疲れしませんね。私好きですこのハイボール♪

 

総合評価

これよりスモーキーで完成度が高く、更に安い1000円でどこでも買える「ヤツ」さえいなければもっと評価されるべき銘柄。

スモーキー過ぎないのが良いですよね。甘さとフルーティーさ、スモーキーさのバランスがよく飲み疲れません。特にハイボールは飲みやすい。あとストレートの香り、良いですよ。

裏を返せば名前でバチバチを期待した方からしたら「全然スモーキーじゃない」ってなるかも。価格もちょっと高いので「ヤツ」や白馬、BNスペシャル、デュワーズなどで十分じゃない?って思う方はいるかも…(それら化け物に味で負けてない時点で凄いんですが)。

それでも個人的に推したいのが1000円台No.1イケボであること。この黒と三角形のデザイン、めちゃくちゃカッコいいんですよ!高級感と存在感が1800円じゃないよ!!私はデザインだけで皆さんに激推ししたいです。

 

香り1000円台にしては上出来
ストレートダーク&ビター
加水少量が吉
ロックスモーキー塩キャラメル
ハイボール毎日飲めちゃう
総合評価スモーキーさは程々だが万人受けする味。ボトルデザインも◎

今回紹介したウイスキー↓
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この記事を書いた人

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