クラガンモア 12年

 

基本情報

容量:700ml

アルコール度数:40%

種別:シングルモルト

産地:スペイサイド

製造会社:ディアジオ

実売価格:5000円前後

1杯(30ml)の価格:約220円

 

商品説明

サーモンフィッシングで有名な川の岸に悠然と建つクラガンモアは、多くの愛好家にとってスペイサイドモルトの決定版だといわれています。複雑で幾重にも重なるフレーバーが広がる、豊かな味わいにほのかにスモーキーなフィニッシュが続きます。

今回はディアジオ所有の蒸留所でありユナイテッドディスティラーズ社(UD社)のクラシックモルトとして知られるクラガンモアを飲んでいきます。

こちらの12年はクラガンモア蒸留所にとって唯一の通年販売シングルモルト。ボトラーズからのリリースも少なく、原酒の殆どがジョニーウォーカーやオールドパーに回されています。

ネットを見てみると「クラガンモア25年」が10万円ちょっとで流通していたり「ディスティラーズエディション」という限定物をほぼ毎年リリースされてはいますが…どちらも飲んでる方滅多に見ませんよね。

自分はダブルマチュアードを1本だけ持っていますが未開封で味は未確認

またボトラーズからのリリースも無いに等しいので、そういう背景もあってかあまり話題に上がる蒸留所ではない気がします。僕は好きなんですけどね。

 

テイスティング

香り

麦芽、青林檎、オレンジ、バニラ、蜂蜜、ヨーグルト。少しくぐもったような、古酒のような雰囲気。

あまり樽由来の香りは少なく、どちらかと言うとウイスキーが持つ根源的な香りがメイン。地味だけど嗅ぎ疲れしない香り。

 

ストレート

りんご、麦芽、バニラアイス、塩気、ペッパースパイシー。ほのかなスモーキーさがアクセントとして加わる。余韻にはほのかなモルトの甘みが残ります。

ストレート…好き。スペイサイドモルトですがバチバチフルーティーというより甘み、フルーティーさ、スモーキーさのバランスが取れた中間的な味わい。熟成感がそれなりにあるので飲みやすいし、この適度なスモーキーさがいいね。

 

加水

(香)カットした青リンゴだ。

(味)あ〜少量の加水によって蜂蜜系の甘みが引き立った。少量でもストレートよりだいぶ飲みやすくなるので「ストレートはキツイ…」って方もこれは飲めそうです。

そして同量加水(トゥワイスアップ)すると麦芽の甘みや香ばしさがメインに。少し物足りなさはあるものの、これはこれで好きな方多そう。

加水も美味しいです。是非お好みの割合を探してみてください。

 

ロック

(香)少し花のようなフローラルな香り+柑橘系の酸味+塩味がよく拾えます。香りええなこれ。

(味)濃厚な蜂蜜や穀物の甘みが感じられ、遅れてスモーキーさがやってきます。中盤は麦芽感、余韻にはメープルシロップか?ってぐらいの甘みが残ります。加水が進むとスパイシーさとスモーキーさの存在感が増してきます。

味が良いのは勿論ですが、加水によってポジティブな味の変化があるのが楽しい♪これは美味い…。

 

ハイボール

(香)何だ〜?蜂蜜というよりバニラの甘い香りが!?

(味)口当たりはクリーミー。バニラクリームを先頭に蜂蜜、麦芽、ラムレーズンと甘い味わいが続きます。中盤は〜後半は甘いもののクドくない程度にスッキリしてきて余韻にはホワイトシュガー系の甘みが残ります。少し塩気もあるので単なるバニラじゃなくて塩バニラっぽさも楽しめます。

言葉は不要…やっぱ美味いわ(泣)

 

総合評価

自分語りで申し訳ないですが…僕がウイスキーを飲み始めた2019年頃はクラガンモア、旧タリスカー10年、旧ボウモア12年、フィディック12年あたりは3000円で買えたんですよ。

その中でも特にこのクラガンモア12年と旧タリスカー10年にハマりまして、もう数え切れないぐらい飲んだ思い出のお酒でございます。

そして本日久しぶりに飲んだのですが…やっぱウマい!ラベルは地味だけど味は間違いありません!流石ディアジオ神!!

とはいえ昔の価格を知ってる身からすると5000円は気持ち高いかな…と感じなくもないです(汗)。価格が気にならない方、安く見つけた方はぜひぜひぜひ!!

 

香り複雑さや奥行きはそんなにないが素直に美味しそうな香り
ストレート地味ウマ
加水地味ウマ
ロックガチウマ
ハイボールガチウマ
総合評価間違いなくオススメだけど価格上がり過ぎンゴ(泣)

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この記事を書いた人

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