
基本情報
容量:700ml
アルコール度数:46%
種別:シングルモルト
産地:アイラ島
製造会社:キルホーマン・ディスティラリー社
実売価格:6500円前後
1杯(30ml)の価格:約290円
商品説明
創業は2005年と新しく、アイラ島の西岸に構えるキルホーマン蒸留所。アイラ島で実に124年ぶりに誕生した蒸留所です。広大な農場に併設されるキルホーマン蒸留所は、使用する大麦の一部を自社畑で栽培するファーム・ディスティラリー(農場蒸留所)です。ウイスキーの原料となる麦芽の生成には、スコットランドの数ある蒸留所の中でも、わずか6蒸留所のみが行う伝統的なフロアモルティングを採用して自家製麦を行なっています。
マキヤーベイは、フェノール値50ppmのヘビー・ピートの大麦麦芽を使用し、3年から5年熟成した原酒をバランス良くヴァッティングしています。 マキヤーベイ(MACHIR BAY)とは、キルホーマン蒸溜所から半マイルの距離に位置するアイラ島で最も美しいといわれるビーチの名称です。
アイラ島の中では新しめな蒸留所ながらコアなファンの多いキルホーマン。定番品2つのうちバーボン樽主体のマキヤーベイを飲んでいきます。
こうしたクラフト系蒸留所は中身を随時ブラッシュアップしていく傾向にあります。故に私が1年半前に購入したこちらと現行のボトルは中身が若干違うかも知れません。その点ご了承ください。
テイスティング
香り
ピートスモーク、バーベキュー、バニラ、チーズケーキ、ピーナッツ。
まろやかさの奥に荒々しさを感じる。香り立ちは普通。
ストレート
ガムシロップ、ミーティー、ピートスモーク、燻製チップ、紅茶。中盤に麦芽やクッキー。余韻には焦げた苦みが残ります。
スモーキーさは当然強烈なのですが、それ以上に甘みやミーティー(肉)さを強く感じる。終盤にはビターさが残るものの許容範囲で、全体的にはアルコールの角が取れたまろやかな口当たり。ウマシ。
トゥワイスアップ
(香)酸味を帯びたマヨネーズ、奥に甘いあんこ。
(味)本格抹茶アイスのような少し渋みのある甘みが目立つ。中盤にピートスモークも来るがすぐに退場。それ以降は生姜煎餅、オレンジ、バニラなど。口当たりが水っぽくなるどころかよりオイリーに。
これはまたストレートから少し表情が変わって良いですね。半分はそのまま、残り半分は加水で飲むのがとても楽しそう。
ロック
(香)少し香りが閉じて新緑のような爽やかな成分が出てきた。
(味)ペッパーステーキ、ピートスモークの香りが鼻から抜けた後にガムシロップ、桃、生姜、カントリーマアム。余韻にも甘みが残ります。
ストレートで苦みが嫌だった方はロックおすすめ。一番取っ付きやすいのロックかも。これもまた美味いなぁ。
ハイボール
(香)ピーティーで爽やか。
(味)柑橘、クリーム、ピートスモーク、サラミ。終盤はピーナッツチョコ、余韻は柏餅の青っぽさと甘み。口当たりクリーミーで甘みが強い、重いハイボール。
ソーダとの相性も悪くないけど飲むシーンは選ぶかなとは思いました。
総合評価
まず価格は6000円オーバーとそれなり。しかも年数表記も無いのでアイラモルトの中でも手に取るハードルが少し高いと思います。
しかし比較的新しめの蒸留所の割には安価な部類ですし、いつでも買える定番品でしっかりハウススタイルを堪能できるのは素晴らしいと思いました。度数が46%あるのも嬉しい。
ボトルデザインも重厚感があっていい。持った時のズッシリ感、好きです。故に底が広いので酒棚を圧迫するのが玉に瑕ですが…。
唯一欠点を挙げるとしたらハイボールが万人受けしないなと…。やはりラフ10やアド10との人気の差はそこかなと(知名度や流通量の差もありますが)。もしソーダ割りに特化したブレンドのキルホーマンが6000円程で出たら更に裾野が広がって面白いなと思いました。
香り | 荒々しいのかと思いきや上品めな香り | |
ストレート | 若いのにしっかりしてるね君 | |
加水 | ストレートとはまた違った良さ | |
ロック | ビターとおさらば | |
ハイボール | She’s So Heavy | |
総合評価 | ハイボールはそんなにだが…他はさすが人気のキルホーマンという味わい |
ご覧いただきありがとうございました。
それでは皆様楽しいウイスキーライフを♪
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