
基本情報
容量:700ml
アルコール度数:46%
種別:シングルモルト
産地:アイラ島
製造会社:キルホーマン・ディスティラリー社
実売価格:8000円前後
1杯(30ml)の価格:約350円
商品説明
キルホーマン サナイグは、アイラ島のピートをたっぷりと炊き込んだフェノール値50ppmの麦芽を使用した、ヘビーピーテッドタイプのシングルモルトで、バーボンの特色を多くとらえたフラグシップの「マキヤーベイ」とは対照的に、オロロソシェリー樽の特徴を色濃く反映しています。「サナイグ(Sanaig)」とは、蒸溜所から北西に位置する岩の多い小さな入り江の名前。美しく広がるサンドビーチ「マキヤーベイ」と対照的なアイラ島の海岸線です。
前回のマキヤーベイ(略してマキヤ)に続いてキルホーマンの定番品、サナイグを飲んでいきます。
マキヤはバーボン樽主体でシェリー樽も使われていました。サナイグは反対にシェリー樽がメインでバーボン樽原酒も何割かブレンドされています。

テイスティング
香り
ピートスモーク、ドライフルーツ、苺、皮付きピーナッツ、プリン。
マキヤと比べるとペッパーステーキのニュアンスは無く、またピートスモークも大人しめ。より赤い色や熟したフルーティーさが強いですね。角もなくまろやかな香りだがマキヤ同様そんなに香り立ち自体は強くない。
ストレート
バタースコッチ、ダークチョコ、ピートスモーク、グレープフルーツ、柿、ジンジャー系スパイシー。終盤はモルティで余韻は焦げ感が残ります。
やはり刺激の角は取れている。チビチビ飲むとビターさが強めに感じるので普段より多めに飲むと甘みが増して良きです。
トゥワイスアップ
(香)スモーキーさが⇧
(味)薬品感と甘みが少し⇧。後半からスモーキーさが支配。全体的に纏まりがない印象ですが、それでもビターさは少し落ち着き飲みやすくはなりました。
どうしてもストレートでビターさが気になった方は加水がオススメ。
ロック
(香)途端に硫黄臭が立ってきた。また潮っけも感じます。
(味)冷やすとベリーの甘みにペッパー系スパイシーさが全面に。加えて薬品感、麦芽。中盤にシェリー樽によくある渋みが出てくるものの、すぐにピートスモークに覆われる。余韻も甘い。
正直奥行きがあまりないロックではあるものの、これまでの飲み方の中では一番アイラアイラしてる。ストレートとロックどっちが好きかは好み分かれそう。
ハイボール
(香)醤油の塩っけやフルーティーさが拾えます。
(味)マキヤ同様クリーミーで甘々かつピーティーなテイストから入る。中盤以降の展開がほぼ無く、少しフルーティーな酸味ときな粉が出てきたなか?と思ってる内に味わいが消えてしまいます。
マキヤは甘々で重いので食後向きと言いましたがサナイグは良くも悪くも平面的で比較的スッキリしてるので食中食後どちらもイケますね。
総合評価
個人的にですよ!個人的にマキヤの方がペッパーステーキだったりピートスモークだったり個性的で私は好きでしたね。
サナイグはシェリー樽原酒が使われる分アイラらしさが少しマスクされてる。これじゃなきゃヤダ!という個性というより、シェリースモーキーが好きな方であればまず間違いなく美味しく飲めるという無難なブレンド(いやそれ凄いんだけど)。
もしキルホーマン飲んだことないよ〜って方にはまずマキヤをおすすめします。そしてもっと別パターンも飲みたいって方がサナイグに手を出せばいいかと。
あとですよ…サナイグにもう1000円とか足せば同じシェリースモーキーなウーガダール神が買えちゃうんですよね…。もし両方持ってないなら僕は絶っっっ対的にウーガダールを推します!
香り | 香り立ち大人しめ | |
ストレート | 普段より多めに飲んでみて | |
加水 | 纏まり⇩飲みやすさ⇧ | |
ロック | シェリーらしさ感じる | |
ハイボール | コスパは悪いが飲みやすさはある | |
総合評価 | 美味しいし流石人気のキルホーマンだな!とは思うが、良くも悪くも優等生タイプ。 |
ご覧いただきありがとうございました。
それでは皆様楽しいウイスキーライフを♪
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