イチローズモルト ワインウッドリザーブ

 

基本情報

容量:700ml

アルコール度数:46%

種別:ブレンデッドモルト

産地:日本(イギリス産モルト原酒使用)

製造会社:ベンチャーウイスキー

実売価格:8800円前後

1杯(30ml)の価格:約380円

 

商品説明

本製品は赤ワインの熟成に使用していた樽を、ウイスキーの後熟用に使用したものです。 熟成期間中に樽を入れ替えるというひと手間が、通常の熟成とは異なる複雑さをウイスキーに与えることになりました。 モルト100%のウイスキーの華やかさと、芳醇さに、フレンチオークのワイン樽による個性が加わり複雑で長い余韻が特徴です。

今回はリーフシリーズの中では一番入手しやすいWWRを飲んでいきます。というか地元では常に定価で買える状態が続いてるので今回は定価購入を前提に評価します。

WWRは英国製モルト原酒と秩父蒸留所の原酒をバッティング。拘りの冷却濾過なし、無着色。日本でボトリングされてはいますがジャパニーズウイスキーでは無いです。

 

テイスティング

香り

赤い果実、鰹節、洋梨、バニラ、家具材、若干スパイシー。

THE赤ワイン樽という赤い色した果物の香りはしっかり出ている。加えて鰹出汁みたいなニュアンスが拾えます。刺激も抑えられていて、優等生的。

 

ストレート

濃厚なベリー、茶葉、アーモンド、バニラ、樽からくる渋み、ダークチョコ。フィニッシュ〜余韻は果実と渋みのツイスト&シャウト。余韻はドライ。アルコール刺激は少なめ。

白状しますと僕ワイン樽ってそんなに好きな方ではないんですよね。そんな私の感想は「前半は美味しいけど後半は渋み出てて少し苦手」です。

 

トゥワイスアップ

(香)すんげぇ鰹出汁。ベリーと共に強化。

(味)加水することでベリーは後退したものの、ビターさがシトラス系の柑橘に変化。冗談抜きで鰹出汁も出現。加えてアーモンドと甘みもストレートより出ていて飲みやすい。余韻にもバニラが残る。

完全に私は加水派。少量加水でも十分ベクトル変わりますよ。

 

ロック

(香)りんご、お香、とにかく甘い。

(味)ベリー&カスタード系の甘みがかなり強く、加えてスパイシーさと若干のスモーキーさも出てきました。あとはアーモンドや線香。余韻には甘さ控えめなバナナが残る。鼻には硫黄の香りが抜けていく。

美味い。これは美味い。終始甘い。好き。

 

ハイボール

(香)フルーティーさとフライドオニオン、そしてワインを拾える。

(味)最初は粉っぽいテクスチャーでベリーミックスジュースみたいな甘み。中盤にミーティーな味わいに鰹節をかけたおひたしみたいな香りが鼻を抜ける。終盤から蜂蜜やチョコの甘み。余韻にはマドレーヌが残ります。

序盤からあるベリー感は良いけど中盤に独特な風味がある笑。これは人選びそう。僕は好き。

ただ氷が溶けて薄まってくるとそれらの代わりにミントやりんごの爽快感が出てくる。飲みやすさ重視であれば最初から1:4など薄めに作るほうが吉かもしれない。

 

総合評価

イチローズモルトだけあってNASでも最低限の熟成感搭載。刺激は控えめでワイン樽の個性も出ていて流石よくできているなと。

個人的に飲み方はロック一択。次点で少量加水。ワイン樽の渋みが許容できる方はストレートも美味しいと思います。ハイボールは8800円と高い割にブチ抜けて美味しいって程では…1度は試してみてください。

そもそもワイン樽という、割りかし人を選ぶ樽が使われているので「イチローズモルト」というブランドで野放図に飛びつくのはNGかな。8800円って2025年現在でも十分高い部類ですし。

まとめ、ワイン樽のお手本的な味わい!がゆえに人を選ぶ銘柄だと思いました。

 

香りTHE赤ワイン樽熟成という香り
ストレート僕は苦手な渋み
加水渋みが苦手な方はこれ
ロック最適解
ハイボール僕みたいな変態は1:3で
総合評価完成度高くワイン樽のお手本的銘柄。それゆえに評価は飲み手がワイン樽好きかどうかに左右される

今回紹介したウイスキー↓
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この記事を書いた人

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