アバフェルディ 12年

基本情報

容量:700ml

アルコール度数:40%

種別:シングルモルト

産地:ハイランド

製造会社:バカルディ社

店頭実売価格:4000円前後

 

商品説明

アバフェルディ蒸留所が建てられているのは南ハイランド。近くには「ブレアアソール」「エドラダワー」「グレンタレット」等の蒸留所があります。

ハウステンボスみたい…

 

アバフェルディといえばデュワーズのキーモルトとして有名ですが、設立の理由もまたデュワーズの原酒を確保するためでした。この地に建てられた理由は①創業者のジョン・デュワーの故郷だから②交通の便が良かったから③良質な水が確保できるから、だそうです。

1998年に現在のオーナーであるバカルディに買収されてからビジターセンターに巨額を費やし改修。「デュワーズ・ワールド・オブ・ウイスキー」という年間4万人以上が訪れる観光スポットに。特にデュワーズはアメリカで人気なのでアメリカ人観光客が多いそうです。

デュワーズが全面に推し出されている

日本で一般的に購入できるラインナップは今回紹介する「12年」、1万円前後の「16年」、2万円オーバーの「21年」の3本ですね。他にも限定物や免税店向けの銘柄もありますが、これだけデュワーズにも原酒提供していながらシングルモルトも出すのは凄いですね。しかし年間生産能力は340万ℓと意外と大きくないんです(オフィシャルのシングルモルトを出していないバランタインのミルトンダフ蒸留所ですら580万ℓですからね)。

 

テイスティング

香り

最初に柑橘系の酸味からきてすぐに蜂蜜、チョコ、ラムレーズンの甘い香りへ。奥にウッディさが見え隠れして、少しアルコール臭は強め。

 

ストレート

口に含むとまず蜂蜜、ビターチョコレートの甘さからきてすぐにオレンジやレモンの酸味、中盤からフィニッシュにかけてはビターさが目立ちます。

そこそこアルコールの刺激もあり、後半のビターさと相まって飲み手を選ぶ印象。悪くはないんだけどもう少し蜂蜜やチョコの甘さが最後まで伸びてくれると美味しいんだけどなぁ。

 

ロック

香りはビターチョコレートが増しますが、テイストは蜂蜜とチョコの甘さが無くなってしまいます。そして代わりに出てくるのが苦みとピート。ピートも心地よいものではなく、渋い印象。

うーん、これは相当飲み辛いロックですね。冷やすとビターさが出てくるのがロック、という範疇を超えています。ハッキリいってロックはやめた方がいいです

 

ハイボール

個人的に一番万人にオススメする飲み方がこれ。

ナッツ、青りんご、ビターチョコ、蜂蜜、レーズン、そして中盤に酸味の強いオレンジとミント、フィニッシュにかけて少しビター。

甘さ、フルーティーな酸味、そしてミント感が良き。最後はストンと終わるのが少し残念だが食事の邪魔をしないでしょう。

 

総合評価

都度書きましたが甘みはあるものの後半のビターさが強く、飲み手を選ぶ銘柄です。私の好みではありませんでした。私はデュワーズそんなに好きじゃないんですけどキーモルトからもう好みではないのかも知れません。

その中でもハイボールは甘さと爽やかさが感じられて比較的オススメできる飲み方です。特にデュワーズのハイボール好きな人なら間違いないですね。

私が調べた限りだと玄人の評価は高いので、私の舌が足りないのかも知れません。安いしAmazonセールでもよく見るので挑戦する者を止めはしません。

※2024年現在ユーチューバーの一言でとんでもない高騰っぷりを見せてるので買わない方がいいです。もし4000円台で見つけたら買ってみて下さい。

 

香りアルコールは強め
ストレートポテンシャルは感じるがビターで刺激有
ロックとにかく飲み辛い
ハイボールハイボール要員一択
総合評価経験を積んでから挑んで欲しい

 

今回紹介したアバフェルディに似ていると噂の山崎(笑)↓
(画像をクリックするとAmazonの商品ページに飛びます)

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この記事を書いた人

お小遣いで買える1万円以下のオフィシャルを中心に紹介しています。

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