タリスカー ポートリー

 

基本情報

容量:700ml

アルコール度数:45.8%

種別:シングルモルト

産地:スカイ島

製造会社:ディアジオ

実売価格:6000円前後

 

商品説明

19世紀、スカイ島の勇敢な男達は、荒波を乗り越えポートワインを買い付け、販売していました。その当時、スカイ島最大の港町、ポートリーはこのポートワイン貿易によって、非常に栄えていました。
21世紀の現在、その勇敢な先人を称えて、タリスカーの原酒をポートワインの樽で追加熟成させ、港町ポートリーの名前を拝した商品がこのタリスカー ポートリーです。商品名の“PORT RUIGHE”とは、この港町のゲール語表記です。

タリスカーの中で唯一旧デザインボトルが売られ続けているポートリー。海外では既に新デザインになっているようですが、それだけ日本国内で売れ残っているということなのでしょうか汗。

 

新デザイン。画像クリックするとAmazon商品ページに飛べますが、高いです汗

 

タリスカー蒸留所やスカイ島に関しては10年の記事にて触れていますのでそちらをご参照ください。

  

テイスティング

香り

ピート、ぶどう、デーツ、カスタード、花、オレンジ。

最初にピートがくるものの、その後は熟したぶどうやフローラルな花の香り。そして少しの酸味。スモーキーさと甘さのバランスが秀逸。

 

ストレート

ブラックペッパー+ピートのTHEタリスカーな味わいからトロッとした果実の蜜、モルティさに変わって最後にレーズンと木を燃やした後のビターさが残ります。

まろやかでスルッと入ってきますが中盤以降のビターさが少し気になるかな。

 

トゥワイスアップ

(香)ぶどうのフレッシュな酸味が心地よい

(味)序盤に林檎やブドウの酸味。中盤にビターさとピート。最後にストロベリーや蜂蜜。スパイシーさは落ちついちゃいました。

香りもよく、ぶどうをしっかり感じ取れます。

 

ロック

(香)カスタードやプラムの甘い香り、ほんのりスモーキー

(味)焚火系のスモーキーさからの林檎やぶどう、遅れてスパイシーさとケミカルピート。余韻にはモルトのコクやマスカットのような甘みが残ります。ストレートにあった嫌な苦みは心地よい程度のビターさへと変化。

ロックにしたことでバチッ!とバランスが取れて飲みやすさと個性の両方を獲得。加水が進んでも味わいは崩れない。これは…神。

 

ハイボール

(香)正露丸

(味)クリーミィなピートスモークにメープル、ケミカルさ、モルトを感じて余韻にブドウの酸味が残ります。

飲み口はクリーミィですがアフターは割かしスッキリしています。ポートカスクはアカンやろと思ってましたが意外とハイボール合いますねぇ♪

 

総合評価

開栓間もなくは少しビターさが目立ちましたが3ヶ月ほど経つと次第にストロベリーやレーズン感が出てきてビターさが相対的に落ち着いてきます。

このポートリーが一番輝くのはロック!5~6000円でこの味わいは文句の付けようがない。また思いの外ソーダ割が合うのは嬉しかった。ていうか、現行の10年より美味くね?

この旧ラベルが残り少ないからか、けっこう価格のバラツキがあって安いお店では5000円台、高いところだと7000円以上で売られていたりします。後者はちょっと高いなと思いますが5000円台前半だったら間違いなく「買い」だと思います。だって現行10年が今5000円ぐらいしますからね。それより美味いんだから買うっきゃないでしょ!!

※筆者は旧タリスカー10年が好き過ぎる余り現行10年と心の距離がある懐古おじさんです。温かい目で見ていただけると幸いです。

 

香りバランスが秀逸
ストレートスモーキーさからくる苦味が少し気になる
加水しっかりぶどう
ロック飲みやすいのに個性もバッチリ
ハイボール意外と合う
総合評価なぜこれが騒がれてないのか謎、新デザインに変わる前に是非

今回紹介したウイスキー↓
(Amazonリンクは画像をタップ)


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この記事を書いた人

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