基本情報
容量:108g(麺80g)
アルコール度数:0%
種別:即席カップ麵
産地:日本
製造会社:日清食品
キーモルト:味噌、にんにく
店頭実売価格:300円
商品説明
「みそきん 濃厚味噌ラーメン」は日本一有名なYouTuberの「Hikakin」がプロデュースした初のカップ麺。元々ラーメンが大好きだった彼が夢を叶えるべく1年かけて発売に漕ぎつけた製品らしいです。
この発売前に彼は初のYouTubeやSNSの発信停止(一週間ほどの休養)を宣言したことで「結婚では?」「出産報告か?」など話題になっていました。いざ蓋を開けてみると上記の通り魂込めて作ったラーメンの発売に合わせて何やかんやするための休養だったみたいです。
HIKAKIN PREMIUMの第一弾製品みたいですね
なぜここまで話題になっているのかというと、もちろんネームバリューもあるでしょうが一番はヒカキンの熱意ではないでしょうか?発表の動画でも自腹で製作費2000万円かけて作ったPVであるとかヒカキンの語り口調からも「これはヒカキン本気でやってきたんだな」という熱意を凄く感じるものでした。
そういうことで発売前からかなり話題になり、発売日から既に売り切れ続出で転売も横行しているとか。実際に私も発売日の6時半に行って「濃厚味噌」がラスト2個、「みそきん メシ」の方は売り切れていました。凄いですね。
正直に言いますとヒカキン好きの嫁リクエストの製品で私は興味なかったんですよね。なので今回は味噌ラーメンが嫌いな嫁と実際に食べていきます。
テイスティング
香り
白味噌の香りとほのかにニンニクが香ってきますが、両者とも他の即席めんと比べ控えめな印象です。全体的に柔らかい印象を受けます。
ストレート(普通に食べる)
口に含むと香り同様に味噌の風味はかなり控えめで、ニンニクの味がふわっと感じられます。よくある即席めんの塩辛さはあまり感じません。
「サッポロ一番」や「でかまる もやし味噌」のように塩味が強く味がしっかりしている系に比べ、良く言うと上品、悪く言うとパンチに欠けるなという印象です。それに人工甘味料の嫌な甘さも奥にあり気になります。
麺は300円と言う価格帯に対して質素というか、特別感がないですね。具のモヤシとメンマも小さく、少し物足りないと感じました。
妻が言っていたのは「豚骨ラーメンみたい」ということ。確かに味噌ラーメンというより豚骨のクリーミィさに近いかも知れません。だから味噌ラーメン嫌いの嫁でもパクパク食べていました。
ロック(ご飯入れて食べる)
ご飯を入れるとパンチが弱く塩味が控えめだったスープが逆にマッチし、けっこう美味しいです。飯を入れる=スープも飲むことになるので、塩味が控えめというのが相当効いてきます。
加水(米投入)で薄くなるのですが、元々がそんなに主張のない味なので、多少薄まっても影響がありません。これはロック向きのブレンドではないでしょうか?
というか、正直麺よりご飯の方が合っているのでは…。それもあって「みそきん めし」があるんですね(ちなみにラーメンとメシはスープがちょっと違うそうです)。
総合評価
300円だと「辛辛魚」や「凄麺」といった”ご褒美カップ麺”の価格ですから、それ相応の美味しさを求めてしまいます。それに上記の通りヒカキンがあれだけ力を入れて取り組んだ製品という期待値も乗っかってますからね。それに対して品質が「普通のカップ麺」「上品だけどコレジャナイ」ということで肩透かしを食らってしまいました。
セブンイレブンの味噌系といえば同じ日清でパッケージも似ている「蒙古タンメン中本」、そしてマルちゃん「でかまる もやし味噌」があると思うのですが、これらは250円以下でしたよね?これを食べた後だとそれがバーゲン価格のように感じます。これらは100円台では感じられない「ちょっといいカップ麺の味」がするんですよ。私だったらこの2つ買っちゃいますね。
上記の通り品薄とのことですが、私は焦って買わなくてもいいと思いますし、何なら食べなくてもいいのでは?とさえ思ってしまいました。辛口ですみません…。だって300円だよ?せめて100円台のスタンダード製品の味は超えて欲しかった、というのが貧乏人である私の感想です。もし買うなら「みそきん メシ」の方が美味しいんじゃないかな?
香り | 控えめで食欲そそられない | |
ストレート | パンチに欠け、人工的な甘さあり | |
ロック | 塩辛くなく最後まで食べられる | |
総合評価 | 富士山の山頂なら300円で買うかな |
最後にヒカキンファンの妻の感想です。
「130円ならまた買うかな」
ご覧いただきありがとうございました。
それでは皆様、良いウイスキータイムを♪